11月12日(火)   金沢の気温13.0℃〜17.5℃。銀杏並木の黄葉が秋の陽に映えました。

議会運営委員会の行政視察で、石川県議会を訪問。視察テーマは、同県議会がほぼ毎年1件の制定に至っている「議員提案条例」と、毎夏に実施している「ふれあい親子議会教室」です。両テーマとも、議会事務局企画調査課の田中課長から説明を受けました。

石川県議会では、2010年9月に「議会基本条例」を制定。この条例に基づいて、議員で構成する「議会改革推進会議」「広報広聴会議」「政策調査会」を設置しました。また、2013年3月には、「政策調査会運営要項」を策定して議員提案条例の検討を始めたそうです。

これまでに制定に至ったのは、2013年「いしかわの酒による乾杯を推進する条例」、2014年「歯と口腔の健康づくり推進条例」、2015年「がん対策推進条例」、2017年「スポーツ推進条例」、2018年「県産材利用促進条例」。また、現在も「主要農作物種子条例」(仮称)を検討中とのこと。乾盃条例などいわゆる「ご当地条例」に加え、歯科医師会や医師会の要望に応えた条例や、県議会のスポーツ振興議員連盟が推進役になった条例など、制定契機は様々です。

また、「ふれあい親子議会教室」は夏休み中の社会学習の一環として、小学校4〜6年生を対象とする「議会教室」です。児童とその保護者72組が参加。「議員との名刺交換」など興味深いプログラムが準備されています。

なお私は、上記の視察テーマのほか同県議会基本条例が定める「議員の役割」「広域交流」「反問権」などについても質問。その実施状況を確認しました。