午後、大阪市内での所用を済ませてから、先日開催日を間違えるミスをしてしまった「井口純子個展」の会場(画廊ぶらんしゅ=池田市)を再訪しました。
「イタリア便り」と題するこの個展は、アペニン山脈の山間の小さな町にある廃屋を修復したアトリエで制作された作品を展示。磨きがかかった明るい色調の絵画を拝見し、前回個展からさらに進化した作家の強い主張を感じました。
そんなド素人感想を伝えたら、ご当人から「齢を重ね、格好を付けることをやめた」との言葉が返ってきて、思わず我が身を振り返りました。
今日、会場で数年ぶりにお目にかかった井口さんご夫妻は、50年ほど前には新金岡団地にお住まいでした。建築家のご夫君(勝文さん)が豊中市にコーポラティブハウスを建てて転居。当時私たちが発行していた団地新聞「こんにちは!」を参考にして、その地で仲間を募って「こんにちは!寺内」と題する地域紙を作られるなどのこともあって、交流が続いています。
個展は今日が初日で、12月1日(日)までの午前11時〜午後7時(最終日は4時)。ただし、11月25日(月)は休廊です。画廊ぶらんしゅ=池田市天神1−5−16(阪急・石橋駅の近く)