東京新聞の社説に、「『逃げ』際立つ長期政権」という「解説」が掲載されています。
「長期政権の秘訣(ひけつ)は逃げ足の速さにあるのかと言いたくなる。臨時国会では、通算在職日数で憲政史上最長を更新した安倍晋三首相率いる政権のひずみやおごりが一気に表面化した。その度に首相は反省や陳謝を口にしながら、国民の疑問には十分に答えないままだった。」
「都合のいいことだけを語る姿勢に大宰相の威厳は感じられない。記者会見では在任中の衆院解散・総選挙の可能性に言及した。堂々と疑問に答えられない首相がさらに在任を続ける先にどんな政治があるのか。首相官邸を取材するチームのキャップとして、権力監視の責務を改めて確認した。」
紹介したのは最初と最後のフレーズですが、それでも続く政権と向き合う、まさに「新聞記者」の覚悟を感じます。ぜひ、社説全文をお読みいただきたいところです。
東京新聞社説 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019121090070443.html