3月2日(土)   3.5℃〜14.5℃。香ってくるのは沈丁花でしょうか。いよいよ春の気配です。

愛読者訪問の途中で立ち寄った新金岡市民センターで北区区民活動交流コーナーの「交流カフェ」が開催中でした。日頃同センターで活動している文化グループなどの発表会でしょうか。懐かしい方々にたくさんお目にかかることができました。高齢の方々がほとんどですが、皆さんが生き生きとされています。

●健康福祉委員会での「児童虐待」をめぐる議論
昨年6月の健康福祉委員会で、東京・目黒区の虐待事件を取り上げました。「結愛」ちゃんが残した「もうパパとママにいわれなくても、しっかりじぶんから・・・」との文は、多くの人の涙を誘いました。その記憶がまだ新しいのに、千葉県野田市で発生した「心愛」ちゃんへの虐待事件が大きく報道されました。「愛」の名前を付けくれた親に虐げられ、命を奪われた2人の悲しみや恐怖はいかばかりだったでしょうか。
昨日の委員会での議論に際して、改めて「堺市子どもを虐待から守る条例」を読むと、前文に「警察及び司法機関との緊密な連携」がうたわれています。また第4条(市の責務)の規定には、「虐待を受けた子どもの保護及び自立の支援の職務に携わる者の人材の確保に努めるとともに、資質の向上を図るための研修等を行うことにより人材の育成に努める」と明記されています。まず、これらの規定に基づいて体制整備が図られているかを質しました。
続いて、同条例の第5条(市民の責務)には、「市民は、虐待を受けたと思われる子どもを発見した場合は、速やかに、通告機関に通告しなければならない」と規定されています。昨年6月に指摘して改善されたホームページでの虐待通報(189)に加え、条例上の「義務」もPRしてはどうかと提案。また、虐待を受けている子ども自身からもSOSの通報がしやすい状況をつくることなどを求めました。
そして最後に、朝日新聞(2月19日)の声欄に掲載された埼玉県の保育士の投書を紹介。加害保護者らからの暴力に対する組織的な対応について議論しました。