4月29日(月)   13.0℃〜18.5℃。曇り空で夕方から雨。今日はセーターも着込みました。

竹山市長に辞職を勧めるために用意した千利休の遺偈(下右)について、本会議の討論では「その意味を語る力はありません」とお断りしましたが、何人かの方々から「どういう意味ですか」と尋ねられました。

例えば、高橋富雄著『引き際』(河出書房新社)では、「わが人生七十年、今ここに終える。さらばぞ、えーい、えーい。わが命を断つこの必殺の剣は、祖仏も共に殺して無明に入る」。続く辞世の句(下左)は「わが手に取り持つこの一本の刀で、この命を断ち、その剣を天高く投げ上げて祖仏共に命を断って生死を離れるのだ」と意訳されています。

なお、高橋氏が参考にしたという芳賀幸四郎著『千利休』(吉川弘文館)には、古書からの考察ともう少し長い「通釈」が示されています。またその芳賀氏は、「この辞世の偈と和歌の意味」は「古来諸説あるが、最も参考になるのは柴山全慶老師の『利休辞世の内容』という一文である(千宗左編『表千家』所収、角川書店刊)」と書いています。

10連休の3日目。この3日間は、ほぼ半年にわたって放りっぱなしだった事務所周りの花たちの世話。初日は琉球アサガオのネットを張り、昨日仕入れてきた新しい花苗を、今日植え付けました。