6月29日(土)   25.5℃〜30.5℃。雨はなく、梅雨を待ちわびたアジサイを片付けました。

G20で来日中のトランプ米大統領が、会見で「日米安保条約は不公平だ」との認識を示したそうです。従来の主張の繰り返しですが、日本政府はきちんと反論したのでしょうか。

1960年に改定された日米安保条約は、米国に日本防衛義務を課すと共に、日本には米軍への基地提供義務を課しています。
米軍の駐留費用は条約では米政府が全額負担する建前ですが、土地の借料などは日本政府に支払い義務があり、支払う必要のない費用含む約6千億円を毎年負担しているとのこと。さらに、騒音、事故、米兵犯罪などが基地周辺の住民に重い負担を強いています。
とりわけ、全国米軍基地の7割を押しつけられている沖縄の人々の負担は深刻です。日本政府は、これらの事情をきちんと示して、日米安保体制が双務的であることの認識を求めたのでしょうか。それとも、トランプ発言を利用して平和憲法の改定をもくろむつもりでしょうか。警戒が必要です。