健康福祉委員会での市長への質問で続いて取り上げたのは、受動喫煙防止とがん対策。大阪府受動喫煙防止条例の施行を控え、市役所敷地内にある喫煙所は撤去を迫られます。近くのコンビニが外部に置いている灰皿などの利用が増えるかもしれません。しかし、最近はコンビニ灰皿による近隣住民などの受動喫煙が問題になり、大分県では撤去の動きがあることが報告されています。
市当局の対応を質した後、吉村知事が「府内飲食店での受動喫煙ゼロをめざす」と表明していることにちなみ、堺市長としての思いを問いました。永藤市長は「知事の踏み込んだ決意に則って、堺市でも進めたい」と答弁。今後、具体の施策を見守りたいと思います。
次に、がん患者に対する自治体の支援策について議論。「がん政策全国一の堺市を目指してほしい」と市長に要請しました。
最後に、これまで議論を重ねている阿坂墓地への対応状況について質問。市当局は関係部局で協議を重ね、墓地管理委員会とも折衝しているようです。市長の見解を質したところ、「市有地の不法占拠は望ましくない。ただ、歴史的経緯もあり、法的見地からの解決策の検討も必要だ。できるだけ早く解決したい。必要があれば自分自身も解決に向けて行動する」と答弁。「早期解決は必要だが、地元住民との丹念な話し合いの上で解決ほしい」と注文しました。
●市長質問後に、「動物遺体処理の民間業者への規制」「児童虐待」の質問を追加
市長への質問が終わった時点で、私の発言時間はまだ7分余り残っていました。
そこで、動物遺体の処理・火葬等の事業を行っている民間業者への規制などの対応状況と児童虐待について議論することにし、順番が回ってくるまでの間に急遽パワーポイントスライドも作成しました。
業者規制については市当局は「条例制定」の方向などを示していたのですが、あまり進展していないようで担当職員の答弁はトンチンカン。ただし、深く追及するのは避けました。
また、児童虐待については、厚労省の調査で大阪府が最多件数となっている事情などについて質問。子ども青少年局、健康福祉局を挙げて対応すべき課題ではないかと提案しました。