9月6日(金)   255℃〜34.0℃。もう1℃で猛暑日となるほどの厳しい「残暑」となりました。

午後から、まず百条委員会の委員協議。その後、委員会を開会して、竹山前市長に証人出頭を求める日時を「11月5日(火)午前10時30分」と決定しました。

●竹山前市長代理人からは、出頭日の日程調整を「保留」の文書
なお、委員会の冒頭に竹山前市長の代理人弁護士から、次の3通の文書が届いていることが報告されました。
@(8月21日付)=百条委員会に関する意見書で、堺市議会の議決は地方自治法100条の規定を逸脱し、権限濫用である」との主張です。この意見書については、百条委が委嘱した法的アドバイザーの弁護士に検討を依頼し、「本件調査事項の調査及びこれまでの本委員会の活動の一切は、地方自治法100条の調査権の範囲内である」とコメントを得ています。
A(8月29日付)=証人出頭と会計帳簿等の提出請求に対する「回答書」で、百条委員会の設置目的や出頭・提出請求の理由を書面で説明を求め、説明を得るまでは提出も出頭日程の調整も「留保」するという内容です。
B(8月29日)=@の文書にAの説明要求を加えた「陳情書」です。従前からの堺市議会のルールで、この陳情については次回定例会(11月議会)で審議し、回答することになります。

●百条委員会の判断
今日の審議では、百条委が証人出頭や資料提出を求めるに当たってその理由を示す必要はないことから、委員会が日程を決めて証人出頭を求めることを全会一致で議決。その日時を定めました。
また、市長選挙の出納責任者であった阪本圭氏の証人尋問を行うことも決定し、出頭を求める日の日程調整に入ることになりました。

●百条委員会は、本当に「伝家の宝刀」か?
地方議会にとって「百条員会は伝家の宝刀」だと言われてきました。ただ、もしも竹山前市長が証人出頭を拒否すれば、後は「告発」しかありません。巨額の記載漏れの真相解明を求める市民の声に議会は応えられなくなるのです。他方、竹山氏は「説明責任は果たす」と公言してきました。
そこで私は、仮に法的権限のある百条委に出てこないのなら、その権限をはずした説明の場を設けることを考えてもよいのではないか。竹山氏にも、ぜひとも堺市長という公職にあった人としてその責務をまっとうしてほしいと主張しました。