12月16日(水)   3.1℃〜7.7℃。日に日に寒さが増します。コロナの勢いも衰えず警戒を。

午前中に議会運営委員会。18日の本会議では、市立幼稚園5園の廃止を内容とする学校設置条例の改正議案への討論を行う旨通告しました。午後は、いじめ問題をめぐる規程などについて問題点を指摘された市民と市教委、法制文書課との話し合い同席。事務所に戻った夕方、かつて市立幼稚園の園長をされていた4人の先生たちの来訪を受けて、お話しを伺いました。

●驚いた、憲法規定に抵触しかねない言動
さて、今日の議運では、その記録に残っていない(残せない?)驚くべき議論がありました。今年6月、大阪維新の会の議員が本会議の大綱質疑で、「コロナによる外出自粛期間中、市議4人と市職員4人がマージャンをしていた」と発言。市議4人の実名も挙げました。「真相究明」を求めたので、議員総会を開催して関係者の証言を聴きましたが、議会としての結論は「事実を決定するに足りる十分な客観的証拠を確認することができなかった」ということで、これ以上の議論はしないことに落ち着いたのです。
ただ、最近になって、「疑惑」を名指しされた議員(自民)の1人が、発言した維新議員を相手に民事訴訟を提訴したとのこと。議運の最後に、維新会派からこれに関する問題提起がありました。「当事者の説明を求めよう」などとの意見も出てきたので、私は委員長に発言許可を求めて、次のように述べました。
「憲法32条に、『何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪われない』との定めがある。提訴したことをこの議運で議論することは、基本的人権であるその権利の侵害につながるのではないか」。
議運委員の中からも「当人が求めているのか」との疑問が出され、自民党委員が「求めていない」と答えました。多くの会派が「議論すべきではない」との見解を示したために議論は終結しましたが、維新の会がこのことを持ち出したのは訴えられた議員の求めによるものでしょうか。もしそうなら、司法妨害にも当たるのではないかとさえ思います。傍聴する市民も居た公開の会議の議論が、議会事務局から送られてきた「議運抄」の記録では伝わらないと考え、あえてこの日記に私の発言を追記しました。