2月2日(日)   東京は今日も13℃。とても冬の気温とは思えません。帰宅した堺は11℃。

石綿問題総合研究会の2日目。
午前中の午前中の最初のプログラム、第7セッション「廃棄物・土壌・災害」から参加しました。@アスベストをめぐる土壌汚染訴訟の現状=井部正之さん、A台風被害に伴う仮置場におけるアスベスト含有建材の管理と課題=寺園惇さん(国立研究開発国立環境研究所)、B新偏光顕微鏡による石綿含有スクリーニングで広げる廃棄物の適正処理管理=榊原洋子さん(愛知教育大学)。

続く第8セッション「国際的な石綿対策、特に除去工事監視、完了検査」は、@アメリカ・イギリスにおける除去工事の監視と日本の現状=亀元宏宣さん(鰍dFAラボラトリーズ)、Aアスベスト除去工事監視を成功させる方法と必要とされる理由=マイケル・C・シャープさん(米国Forensic Analytics社)、Bどのようにアスベスト除去工事監視を成功させるか?=ステファン・ペッパーさん(英国RPS社)。
米英のアスベスト対策事情について、それぞれの国の専門家の発表は大変興味深いものでした。とりわけ、ステファン・ペッパーさんが話の締めくくりで述べた、「石綿除去工事への適切な監視システムがなければ、取り残しが発生し、発注者は追加経費を支払わなければならない」の言葉は、堺市の北部地域整備事務所の例に当てはまります。いったいいくらの追加経費が発生したのか、改めて調べてみなければいけません。