およそ5年余り前まで、堺区新町で「与太呂」という居酒屋を開業されていた滝下晴義さんから、久しぶりのお便りをいただきました。
市役所近くのこのお店は、魚料理をメインとする昼定食を営業されていて、ほぼ毎日のように利用した上、我が家の夕食用のテイクアウトもお願いしていました。また、首相になる前の菅直人さんが2006年12月に来阪した折には、無理を言って夜遅く店を開いてもらったこともあります。
その「与太呂」が閉店になったのは、滝下さんの肺がんとの闘病生活が始まったためです。いただいいお便りによると、「オプジーボは2割の人に劇的に効くという中に、私も含まれています。余命も相当あるような気がします」とのこと。手術後の投薬効果で元気に過ごされ、現在の心境をしたためた書も同封されていました。
お昼の開店時には、市の職員や裁判所の裁判官などもよく利用しており、顔見知りなった多くの利用客から閉店を惜しむ声を聞きました。再開は望むべくもないのかもしれませんが、滝下さんのがんとの闘いを同じがんサバイバーとしても応援したいと思います。
▼滝下さんの心境を示す書(画像クリック→拡大)