8月17日(月)   29.0℃〜36.5℃。朝、アサガオの枯れ葉やツルの処理で、汗びっしょり。

一昨日の日記にも掲載した冊子『平和いのち』は、1986年8月に堺市人権啓発局(当時)が発行したもの。「堺戦災関係資料集」の副題が付いています。
あたらためて開いてみると、堺市は5次にわたって空襲を受け、7月10日の第4次が最も大きな被害を受けています。死者1860人、重傷者223人、軽傷者749で、合計2832人が身体生命の被害を受けたこと。全焼1万8009戸、半焼437戸、被災人口7万人と記録されていますが、混乱状況の中で完全な数の把握は困難だったのでしょう。
なお、この冊子には、「五次にわたる空襲は堺市とその市民の生活を完全な破滅状態におとしいれた」、「こうなっても軍部は、なおも『国体維持』『一億玉砕』を叫んで絶望的な抗戦に国民を動員しようとした」と記されています。しかしその後、広島・長崎への原爆投下、ソ連参戦で息の根を止められ、やっと「悪夢のような戦争は終わった」と、終戦に至る経緯も記述しています。

●特別定額給付金(1人10万円)の未申請者が6千人以上も
コロナ対策のため国民1人に10万円を支給する制度の実務は、各市町村が担っています。堺市の場合、8月31日が申請期限ですが、まだ申請していない人が6300人もいます。
そこで今日午後、問題意識を共有する渕上猛志・森田晃一両議員と共に「特別定額給付金室」を訪ね、未申請者への丁寧な案内を行うよう申し入れました。
その際、生活保護世帯でも500件の未申請があるとも聞き、驚きました。各区の担当相談員による訪問などの対応をするようですが、八尾市などでは未申請全世帯への訪問を行っています。
時間的にみて全世帯訪問の体制構築は困難だとしても、例えば簡易書留郵便での申請勧奨、受給資格のある外国人宛の封筒に各国語での注意喚起を行うなどの対策を提案しました。