9月11日(金)   数日続いている大泉緑地散歩。道端のドングリや虫の音に秋を感じます。

一昨日の決算委分科会で議論した学校司書の配置について、文科省の「学校図書館等整備5か年計画」(2017年)は、「概ね1.5校に1名の配置」としています。
堺市教委は「全校配置」することになったと言うものの、実際の司書の勤務は、中学校で週2回(1回あたり4.5時間)、小学校では週1回(4.5時間)だけです。

文科省が別に示す「学校図書館ガイドライン」には、「学校教職員の一員として、学校司書が職員会議や校内研修等に参加する」とも示されています。堺市の現在の配置状況(1司書が2校〜4校担当)では、そのような役割を学校司書に期待することは極めて困難だと言えるでしょう。

政令市20市のうち、小中学校ともに司書配置率が100%なのは15市。堺市もほぼそれに近いのですが、問題は勤務状況です。岡山市などのように「1校1司書」をめざして、さらなる充実が必要です。

とは言え、昨年実際に視察した西区の津久野中学校(下写真)では、「学校司書の配置で(図書館の)活性化が進んだ」と校長先生が認めていました。まずは、充実への一歩。今後も議論を続けます。

■市内児童施設における 新型コロナウイルス感染症のクラスター事象の発生
上記表題を付けた健康福祉局長名の文書が、夕方、メール添付で送られてきました。全国的には第2波が収まりつつあるかに見える新型コロナウイルスの感染拡大ですが、堺市では初めてとなるクラスター発生です。
発生したのは「堺市内の民間児童施設」。市の発表では「陽性者判明状況 =職員等6名、 利用者18 名」とのこと。「患者・ご家族等の人権尊重と個人情報の保護及び施設の風評被害に留意する必要があるため、施設の意向を踏まえたうえで、施設名の公表は差し控えます」と付け加えてありますが、18人の「利用者」は子どもたちです。
「今後の対応」として、「当該施設は消毒を実施し、当分の間休園します。 必要な方への検査、また、感染された方や濃厚接触者の健康観察等の疫学調査を行っており、関係機関と連携し、まん延防止に取り組んでまいります」とのこと。
新型コロナ対応の補正予算を審議した臨時議会で保健所の体制強化について指摘しましたが、このような事態発生によって業務はさらにいっそう多繁になっていることでしょう。

さて、今日は午前中に運転免許証更新に必要な高齢者講習を受講。受講料5100円の割には運転技能への講評もなく不満でした。その旨を自動車学校の担当職員に告げたら、「運転講習中に指摘がなかったら、問題がないということ」だそうです。


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