2月19日(金)   2.0℃〜8.5℃。毎年、春を告げるように咲いてくれるくヒメリュウキンカ

朝から登庁して、大綱質疑に向けての情報収集。議会事務局で調査していると、市教委教職員人事部や総務局人事部の幹部が議長への報告のために待機する様子が見えました。「さては懲戒処分の発表?」と気づいたのは、まさに“長年の勘”です。
その後の議員への報告によると、きょう発表された処分者の数は、なんと総計9人。これ以外に管理上の責任を問われた6人の校長に、「文書訓告」や「厳重注意」という服務上の措置が行われました。

●痴漢、診断書偽造、通勤手当不正受給、パワハラ、在宅勤務中に映画鑑賞
数の多さだけでなく、懲戒処分の内容も驚きです。@上下水道局職員=痴漢逮捕→停職3月、A学校事務職員=診断書を偽造して病気休暇70日→免職、BC教員=通勤手当不正受給→減給10分の1(2ヵ月)、D教頭=BCに関する虚偽報告→減給10分の1(1ヵ月)、E教員=同僚へのパワハラ&勤務時間中にスマホゲーム(35時間)→減給10分の1(2ヵ月)、F教頭=教員へのパワハラ→戒告、G産業振興局職員=無届欠勤4日と7時間→減給10分の1(3ヵ月)、H健康福祉局職員=在宅勤務中に映画鑑賞→減給10分の1(1ヵ月)。
このうち、BCDは、前議会で追及した校内不法駐車と通勤手当不正受給事件に伴い、市教委が全校調査したところ発覚したもので、事前に市教委から報告を受けていました。今回のケースは、学校外の駐車場を利用していたものの、バスや電車で通勤していると届け出て定期代(B78,650円とC71,790円)を不正受給していたのだそうです。またDの教頭は、市教委の通勤届調査の際、校長に虚偽報告をし、市教委に事実と異なる回答していました。

●内部告発のメールで発覚、当初は否認していた模様
また、Hの健康福祉局職員(課長級)については、昨年12月に内部告発のメールが届いて、私から市当局に調査を依頼していました。今日の人事部の発表によると、当人は「2月2日に自身の供述を翻すまで、映画鑑賞はしていないと虚偽の報告を重ねた」とか。きっと言い逃れを続けていたのでしょうが、私の元には事実を隠すことができない証拠も届いています。
この件については、26日の大綱質疑で質すつもりでいましたので、今日の処分発表前に「本市職員の在宅勤務に関すること」としてテーマを通告しました。新型コロナ対策での出勤抑制のために市職員にも在宅勤務が求められている中での不祥事です。昨年6月には、在宅勤務中の市民生活部職員が商業施設で衣料品を万引きするという事件も発生していますが、今回は管理監督する立場の課長級職員ですから、より深刻な出来事だと思います。