2月7日(日)   5.5℃〜14.0℃。暖かい日でしたが、全日にわたってパソコンの前で勉強。

例年のこの時期、東京工業大学で2日間にわたって開催されていた「石綿問題総合研究会」が、今年はオンラインで1日限りの開催となりました。朝8時50分〜午後5時15分、途中休憩はありましたが、ずっと事務所のパソコンの前に座り続けて聴講しました。

午前中は、大気汚染防止法や石綿障害予防規則の改正とその後の状況、アスベスト汚染による健康リスク事例などについての報告。立命館大学の石原一彦教授が紹介した滋賀県野洲町の空き家分譲マンションでの被曝リスクの問題は、これからの大きな課題だと実感させられました。

午後は、国家賠償訴訟の動向と被害者救済、既存アスベストの調査・分析に関する報告があり、ジャーナリストの井部正之さんから珪藻土製品(ニトリ販売のバスマットなど)に含まれるアスベストに関する速報も発表されました。

最後に、10回目を迎える来年度の研究会の持ち方などについて、東京工大教授の村山武彦さんが問題提起。参加者との意見交換が行われました。