5月19日(木)   午前中はよく晴れていましたが、午後は曇りがちです。14.5℃〜26.5℃。

今日の産経新聞朝刊が、「堺市立中学校での教員による『体罰』事案について、市教育委員会の担当者が市教委内での報告を怠り、本来設置が必要な調査委員会が開かれず、事案が調査されないまま放置されていたことが18日、関係者への取材で分かった」との記事を掲載していました。朝、登庁して市教委に説明を求めたところ、「昨年12月末に当該校の校長から報告を受けた指導主事が、『体罰にあたらない』と判断して、市教委内での情報共有を行わなかった」とのこと。
私はこれまで、市教委相手に何度も体罰問題を議論してきました。2年前、2020年の9月の決算委員会では、市教委作成の「体罰根絶のために」を示しながら、学校からの報告がマニュアルどおりに行われていないことなどを指摘しました。(下写真)
ところが、今回の事例は校長の報告を受けた市教委指導主事が処理を怠った(厳しく言えば「握りつぶした」)という、言語道断の事案です。他方学校は、野球部顧問の教員が部員指導の際、胸ぐらをつかんだり、押し倒したりした事実を認め、1月5日に保護者説明会を催して謝罪していることも判明。改めて、事実関係や経緯の詳細を調査の上で報告することを求めました。

ところで、議運正副委員長をめぐる会派間の協議が終わり、やっと議会運営委員会が開会されたのは11時になりました。委員長(自民)、副委員長(維新)を選出。続いて正副議長の選出協議に入り、全会派が、議長・副議長の候補者がある旨を表明しました。
もっとも、維新・公明・自民・創志会の4会派は、議運正副委員長と併せて正副議長の配分も協議済みだったようです。15分後に再開された議運に、「議長=公明、副議長=維新」の協議結果が発表されました。公明候補はあらかじめ説明を得ており、維新候補の説明を求めた上で、私も同意することにしました。昨年は副議長が投票になったのですが、今年は正副ともに全会一致の選出となります。

なお、今日大阪府が発表した新型コロナ新規感染者は3156人、亡くなられた方は7人。堺市の新規感染者は286人(前週木曜の81%)で、亡くなられた方はありませんでした。

▼2020年決算委員会(画像クリック→拡大)