6月16日(木)   雨は止みましたが、すっきりしない天気で一日曇り空。21.0℃〜27.5℃。

昨日の健康福祉委員会に備え、市長はどう考えているのかとネット検索してみたら、「維新伝心・永藤英機オフィシャルブログ」がヒットしました。下の図はそのブログを質問用のパワーポイントに加工したものです。

※永藤ブログ https://ameblo.jp/nagafujihideki/entry-10476786711.html

永藤氏が府議選出馬の1年前に書いたと思われる「大阪にカジノを!」と題する記事(2010.3.9)には、「日本に新しい風を吹き込んで閉塞感を打破するベターな方法はカジノだ」(要約)と記されています。
委員会で、「12年前の主張だが、変わらないか?」「大阪IR計画のカジノは理想としたものか?」と質問したところ、市長は「この場での言及は避けたい」と逃げました。

ブログには、前年のマカオ視察の感想として「私の見たカジノは紳士淑女の社交場、まるで『大人のディズニーランド』といえるもの」とも記載されています。現地では最近、カジノ依存の母親が娘の腕時計を盗んだ事件、ギャンブルで1650万円の借金返済に追われている調査結果などが報道(マカオ新聞)されています。市長に質したら、「ディズニーランドと同等とは言っていない」と答弁。この問題から目を背けたいのでしょうか。

ところで、「大阪IR計画」によると、カジノ来訪者は開業3年目に1610万人を予測しています。大阪市議会でのカジノ事業者の発言では、「来場者の約2%が依存症を抱えているかもしれない」とのこと。その数は32.4万人です。「大阪IR計画」はIR全体の来訪者の68.3%が国内旅行者と予測していますから、日本人だけで年間「22.1万人」がギャンブル依存症になていると計算できます。
もっとも、厚労省関係機関の調査では、日本人(18〜74歳)のギャンブル依存症割合は「2.2%」と発表されています。これは国民全体を対象とした計算なので、カジノ(賭博場)を訪ねる人に特化した比率は格別に高くなるのが当然で、カジノ事業者の発言「2%」の正当性が疑われます。
何はともあれ、身近に賭博場ができればギャンブル依存者が増え、それに伴う家族を巻き込んだ悲劇が増大することは目に見えています。住民投票の運動で「事の重大性」に気づいた方々も大勢いるのです。

健康福祉委員会でのもう一つのテーマ、「受動喫煙と障害者施策に関する心配」に関する議論の様子は、また明日の日記で報告させていただきます。
なお、今日は丸一日パソコンに向かい、「議員活動報告」の原稿作成に打ち込みました。上の日記記述も、ほぼその記事としてまとめたものです。

さて、今日大阪府が発表した新型コロナウイルス新規感染者は1216人で、亡くなられた方はゼロ。また、堺市の新規感染者は96人(前週木曜の78%)でした。連休や休日明けでない日に堺市の新規感染者が100人を切ったのは、1月12日(90人)以来、5か月ぶりです。

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