6月8日(水)   4日ぶりの快晴。夕方、アジサイが水に飢えていました。14.0℃〜25.0℃。

昨日の大綱質疑で2番目に議論したのは、4月25日の駅前議会報告の際、JR百舌鳥駅前の有料駐輪場管理人の方から指摘された「無料・無法駐輪」のこと。観光部が設置した看板の前の空地は、百舌鳥古墳群に向かう観光客の「滞留空間」にするつもりだったそうです。
しかし、何の工夫もない空間がいちばん駅近の無料駐輪場になるとは認識できなかったとのこと。もっと美しくしてベンチを設置するとか、ハニワ部長の銅像でも置いて記念撮影スポットにするなど、古墳群の玄関口にふさわしい環境を整えるよう提案しました。なお、この場所は「放置禁止区域」とする手続きにも入ったようです。

●火災発生の増加で高齢者の被災
3つ目の議論は火災対策。昨年から今年にかけ新金岡団地で火災が続発。消防局にデータ提供を求めたところ、今年に入って市内で65件の火災があり、死者8人、負傷者21人という犠牲者の数も過去10年間と比較して多いそうです。死者のうち70%が65歳以上、その44%が75歳以上であることも明らかになりました。
私は、2009年1月に発生した中百舌鳥町の火災で92歳の女性が焼死した現場を見て、同年3月の議会で高齢者への防火訪問活動を増やすべきだと提案しました。これに応えた消防局は、当時年400件だった訪問件数を2019年には2万件を超えるまでに充実。ところが、ここ2年間はコロナ禍で訪問件数が減少した上、対面を控えて資料投函で代えるという手法をとらざるを得なかったそうです。
これらの状況を紹介し、「直接の関連は不明ながら、防火訪問の効果に期待したいがどうか」と質問。消防局長が「今年度は、感染予防に配慮した上で対象となる住戸を訪問して対面による火災予防の啓発を行う。高齢者訪問活動は重要な広報活動だ」と答えました。

さて、3日間の大綱質疑は今日で終了。来週から始まる常任委員会での審査に備え、陳情者の意見陳述を許可する委員会が本会議終了後に開かれました。

なお、今日大阪府が発表した新型コロナウイルス新規感染者は1644人、亡くなられた方3人。また、堺市の新規感染者は164人(前週水曜の1.03倍)で、亡くなられた方はゼロ。僅かながら、新規感染者は2日連続で増加傾向です。

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