7月1日(土)   明け方に激しい雨。その後もほぼ全日雨が続きました。22.5℃〜25.0℃。

堺市立総合医療センターの創立100周年記念式典が、フェニーチェ堺大ホールで開催され、参加しました。開式前、大阪交響楽団の弦楽四重奏では「堺病院の歌」も演奏されました。1935年に「堺市歌」を作詞して市職員となった安西冬衛が作詞したもので、生演奏で聞くのは初めてです。
門田守人理事長の式辞や来賓祝辞の後、記念講演や特別講演が続き、「式典」というより、さながらシンポジウム。
医療基盤・健康・栄養研究所理事長・中村祐輔さんは、市立堺病院に勤務していた27歳ころに担当した4人のがん患者との関係から、「がんで死ぬ人を無くしたい」との思いを抱いて研究活動に打ち込むことになった体験談を披露。涙ながらの講演に胸を打たれました。
また、千葉大学予防医学センター教授の近藤克則さんは、「健康なまちづくりと医療」と題して、予防医療へのシフトの重要性などを講演。
最後に、総合医療センター院長の大里浩樹さんが、入院患者の現状分析などを踏まえ、今後の課題や展望などを語りました。

なお、熱のこもった講演などで予定時間を1時間ほどオーバーした式典終了後、会場2階のスタジオで懇親会が開かれました。
元院長の古河洋先生や金万和志先生、ご在職中にお世話になったOB医師や職員の方々と久しぶりに歓談。さらに、現に診察を受けているドクターも参加されており、普段の白衣ではないスーツ姿に戸惑いながらお話しさせていただく機会を得ました。

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