報道各社が、「安倍元首相銃撃事件から1年」を報じています。理由はどうあれ、人を殺めることなど決して許されません。とは言え、この事件は旧統一教会と政治との関係について、私たちが大きな注目を払うきっかけになりました。事件がなければ、被害者救済への関心の高まりもなかったかもしれません。
読売テレビの「ウェークアップ」に出演した、元NHK解説委員・岩田明子さんが安倍氏を長年取材しながら、「残念ながら記者時代は私はまったく把握していなかった」と発言したとのこと。多くの場面で政権寄りの解説をしてきた「岩田さんでも知らなかった」ような隠された事案だったと考えるべきでしょうか。それとも、政治家や政権が悪質な宗教法人と持ちつ持たれつの関係にあることなど、この「ジャーナリスト」の関心外のことだったのでしょうか。