8月21日(月)   朝は曇っていましたが、その後は晴れて暑さが続きます。26.0℃〜36.5℃。

朝から登庁。副市長人事に疑問を抱かれている市民(Nさん)を交え、行政部、人事部などからヒアリングしながら意見交換。
Nさんが今回の副市長人事について最初に疑問を抱いたのは、6月21日の臨時議会に提案された同意案件が2人の副市長についてだけだったことです。「堺市副市長定数条例」は「本市副市長の定数は3人とする」と定めています。当時、2人の副市長が6月末に任期満了となり、もう1人は6月末で退職することになっていました。3人の副市長全員が居なくなるのに、2人しか選任しないのは定数条例の「3人とする」との規定に違反することになります。
また、臨時会後の記者会見記録が市ホームページに掲載され、記者から問われた市長は「3人体制が望ましい」と答えています。これを読んだNさんは、「副市長が2人だけでは条例違反となることを市長は認識できていないのではないか」と疑問を深めました。意見交換に出席した職員たちは「市長も認識していた」とかばいましたが、真偽は不明です。それに今更、市長が「知らなかった」と認めるはずもありません。ただ、ほんとうにきちんと認識できていたのなら、市民に疑問を抱かせるような発言をすべきではなかったと私は思います。
もっとも、経産省から派遣された副市長の辞職願が提出されたのは6月7日でした。臨時会のための議会運営委員会は6月19日で、それまでに新たな人選をして議案提出するのが困難だったことは推察されます。今日の意見交換を通して、Nさんにも状況の確認をしていただけたと思い、明日の本会議での質疑通告は取り下げることにしました。