clock 2011. 7
2011.7.11
大震災から4か月。いまだに避難生活や原発事故の先が見えないのは深刻な事態です。

入院生活は、今日から2週目に入りました。毎朝、病室の窓が気になるのは入院患者の常なのでしょうか。今朝は雲の配置に興味を覚え、シャッターを切りました。いつもどおり、午前中は陽子線治療、午後はトレーニングジムです。ジムは混み合っていましたがプール利用者は少なく、水泳距離をまた少し延ばしました。

2011.7.10
真夏の空の象徴…入道雲があちこちに沸き立つ暑い日です。

午前中は「病室」で、図書館から借りてきた藤沢周平の作品を読んでゆったり過ごしました。午後は、トレーニングジムとプール。比較的空いていたジムではまたマシーンを増やし、小学生で混み合っていたプールでも昨日と同じ距離を泳ぎました。終了後、体重を計測すると、5日前と比べて1sの減。毎日つづけてきたトレーニングの成果か、それとも病院食による摂取栄養コントロールの結果なのでしょうか。
ところで、私が市議会にカムバックする折から7年間にわたって活動を支えてくださった笹岡保男さんが藤沢作品の大ファンでした。一昨年夏に他界された笹岡さんのことを思い出していると、笹岡さんと力を合わせて事務所の仕事に携わってきたUさんが、家族とともに突然姿を見せてくれました。丁度ジムから戻り、夕食まで間があったので相生湾のほとりに案内。子どもたちは、展示されているペーロン舟の上で大喜びでした。

2011.7.9
各地で始まった甲子園大会予選で、出場選手にも熱中症のニュース・・・

病院で迎えた初めての土曜日。今日は陽子線治療もなく、ゆっくりと過ごすことにしました。午後からトレーニングジムへ。休日は混み合うのかと思っていたのですが、そうでもありませんでした。いつものメニューをこなし、プールでの泳ぎは少し距離を延ばしました。

2011.7.8
近畿、東海、中国、四国は、梅雨明けだそうです。日照りが回復し、暑くなりました。

朝、病室の窓から見える景色は深い霧のなかにあり、梅雨明け宣言が出るとは予想しませんでした。
さて、陽子線治療も5回目になって、治療室での緊張感が相当和らぎました。技師さんと交わすことばも膨らんでいます。今日は、いつも11時ころから準備にかかる私の照射を、来週14日に限って早めることはできないか…と尋ねてみました。その日、市立堺病院での治療があるため、早く出発したかったからです。しかし、「なるべく希望に添いたいが…」とおっしゃる技師さんの話を聞いてから、「私の都合は放念してください」と告げました。実は、この施設で照射を受ける患者の中には、胃を空にするため前夜から絶食してやって来る人もいるとのこと。平常通りの食事ができる私が、わがままを言うべきではありません。
午後は、3日目のトレーニングジム。今日もマシーンを1種増やし、プールでしっかり泳ぎました。水泳はクールダウンに最適なのだそうです。
ところで、「ストレステスト」発言を巡って、菅直人首相が孤立している様子です。確かに、発言の手順がまずく、混乱をきたしています。しかし、原発への対応はもっともっと厳しくあるべきです。照射準備の待ち時間に、小出裕章さんが6月に上梓された「原発のウソ」(扶桑社新書)を読み終えました。これまで国民をだまし続けてきた、「日本の原発は安全」「原発のコストは安い」「原発は二酸化炭素を出さない」…などなど、すべての「神話」と「まやかし」が福島第一原発の事故で完全否定された今、エネルギー政策は根底から見直さなければならないはずです。

2011.7.7
七夕の今日、各地で雨だったようです。相生でも一日中、しっかり降っていました。

陽子線照射は4回目になり、受付の看護師さんから「流れがつかめましか」と問われました。また、ここに通院して治療を受けられる方々(とくに男性)が多いことに気づきました。多くの方がご同病のようです。
トレーニングジムも2日目で、会員カードや記録ファイルが準備されていました。使用マシーンを1つ増やし、プールで泳いだ距離も確認。また、体重や体脂肪率、血圧なども計測しました。さて、どのような効果が現れるでしょうか。
なお、昨日市当局に対応を要請した市民の方の指摘箇所について、担当職員から「昼間は交通量が多く周辺への影響が大きいため、本日7月7日の夜22時頃から作業を開始します」との連絡がありました。
ところで、入院先の食事の味は今日も満足です。昼食と夕食に力が入っていることも窺えます。今日の昼食「鮎の塩焼き」は本物の笹の葉に乗せて提供されています。「夏野菜の炊き合わせ」「天の川そうめん」と、いずれもいい味でした。また、「栄養科」の皆さんからのメッセージカードも添えられています。そうめんの分、ご飯が減量されているのは残念でしたが、不満を癒やすようにスイカの彩りが鮮やかです。

2011.7.6
九州北部などで激しい雨…のニュース。相生市でも夕方から降り始めています。

今朝は、治療施設への出発前に「院長回診」。検査以外での入院経験がない私には、初体験のことです。陽子線照射は今日で3回目となり、技師も患者も回を重ねて呼吸が合うようになった…と勝手に思っています。
午後から、念願のトレーニングジムへ。実は、機械を使ってのトレーニングも初体験で、インストラクターのアドバイスを頼りに、およそ2時間のメニューをこなしました。その後は温水プールですが、「初日から無理は禁物」と考え、30分ほど軽く泳いで帰りました。
さて、「入院中は仕事をしないでおこう」と心に決めていたのですが、昨日、メールでのご相談が届きました。生々しい現場写真も添えられていたので、担当職員にメールで送付。1時間も経たないうちに、「写真で原因を推定できるから、すぐ対処する」旨の回答がありました。
ところで、この病院の食事は、予想していたよりもずっと美味しい味付けです。写真左は今日の昼食。煮魚も堺で行きつけの「与太呂」さんには及ばないとしても、そこそこのもの。ちょっとボリュームの寂しい夕食(写真中)に付いていた汁物もいいダシが出ています。不満はご飯の量が少ないこと。しかし、健康維持のためにはこれでいいのでしょう。補食は、道の駅で買い込んだトマトと、コープで仕入れてきた納豆、それに自宅から持ってきた梅干しにとどめています。間食を我慢しているのは、当然のことです。(いつまで、続きますか・・・)
なお、右写真は、入院前に孫が手渡してくれた手紙。これもコープで買ったフレームに収めて、窓辺に飾りました。「おじいちゃん、入院しても元気に、すぐ退院してね。元気になってね」とのメッセージが書き込まれています。

2011.7.5
相生市も30℃を超えました。天気は不安定で、夕方には地震も…

2回目の陽子線照射は、こちらも慣れたせいかスムーズに終わりました。
午後、がん治療とともに試みようと思っていた健康増進のため、トレーニングジムを併設している相生市立温泉プール行ってみました。利用者が少ないのは「平日でこの時間だからか…」と思っていたら、フロントで「火曜は休館日です」と言われ、すごすご退散。
やむなく、市内散策に切り替え、道の駅、市立図書館を経て、相生湾に沿って歩きました。道の駅で地場産品のトマトを購入。図書館では「長期入院の予定」と告げると利用カードをつくってくれ、本の貸し出しを受けました。最後にコープディズ相生(入院先に隣接)で買い物などもして、およそ2時間半の散歩です。
▼左写真の中央(茶色い建物)が入院施設

2011.7.4
堺を出るときには降っていなかった雨が、お昼過ぎから落ち始め、夕方は本降りです。

7時前に自宅を出発。近畿道、山陽道ともに渋滞はなく、1時間50分で播磨科学公園都市にある治療施設に着きました。予定どおり、10時からドクターによる治療方針などの説明があり、その後、初回の陽子線照射を受けました。合計39回、機材のメンテナンス期間があるため、治療は8月末までかかる予定です。照射前の位置決めに時間がかかりましたが、実際の治療時間は1分程度だそうです。
終了後、車で20分ほどの距離にある相生市内の入院施設へ。約2か月間ここで暮らすため、まるで引っ越してきたような荷物を運び込みました。また、ベッド脇の窓際にスペースをつくってパソコンを設置。備え付けのランケーブルを接続すると、メールも使えるようになりました。

2011.7.3
お昼過ぎに雨。蒸し暑く、うっとうしい日はここしばらく続くと覚悟しています。

明日からの治療開始に備え、病室に持ち込むものなどを揃えています。2か月にわたる暮らしに必要なもの、せっかくの機会ですから健康増進にも努めようと思い、必要なウェアーやシューズなども用意しました。結構大きな荷物になりましたが、治療期間中もパソコンを使えるようにするため、その環境を整える準備も行っています。

2011.7.2
昨夜は、久しぶりに涼しい外気に触れ、熟睡しました。

雨は早朝に上がりましたが、湿度が高く、不快湿数に改善はみられません。
とはいえ、治療開始前に片付けておかなければいけないことがたくさんあって、議員活動報告の「議会速報版A」の原稿を作成。また、ずっと気になっていた方からの手紙への返書を認めました。そしてその後、新金岡親子剣道クラブの役員との打ち合わせ。

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