「議員活動報告」の新春号が刷り上がってきました。午後にはボランティアの方々が次々来てくださって、封入作業。お忙しい師走にもかかわらず、申し訳ありません。
午前中は事務所で仕事。明日から予定している発送作業の準備です。午後に登庁して、土木部や下水道部からヒアリング。夜は、朝日21関西スクエアの会員交流会に参加するため、11月27日にオープンした「中之島フェスティバルタワー」へ。今日の会合はその最上階=37階で開かれました。
第一部の講演は、「社会に役立つ地震学とは?」と題して、京都大学防災研究所助教の山田真澄さん。朝日新聞社が毎年、関西を拠点に活躍する若い才能を讃えて贈る「朝日21関西スクエア賞」の今年の受賞者です。山田さんは、揺れ始めの数秒で震度を予測する「緊急地震速報」システムを改善する研究に取り組んでいる女性研究者。地震のほか、地滑りや火山活動などの自然現象を、地震計のデータをもとに調べる研究も進めているそうです。今日の講演でも、地震学の研究が「地震の物理」や「地殻構造」などに重点を置き、「予知」への取り組みが少ないという現状を話しておられました。
昨日の街頭活動に参加された方が写真を送ってくださったので、掲載しました。
昼過ぎに登庁してご相談事項の処理。また夕方には、事務所に来られたり、お電話の相談が続きました。
なお今日は、昨日の議会力向上会議の記録が配布されたので、改めて確認。私は、次のような発言もしています。
▼本会議での質疑質問の際、議員の質問書と理事者の答弁書の読み合いはやめよう。
▼議会基本条例の前文に、「全国初の政治倫理条例を制定した私たち堺市議会」と誇らしげに書いた。ところが、その後全国各地で制定された条例は進化しており、現行条例を再度精査すべきだ。そのための作業部会を設置してはどうか。
▼議員定数については、国勢調査の結果に基づく各区定数の見直しは必然だ。しかし、総定数の議論はまとまりにくい。他方、議員報酬に関しては、大阪府や大阪市の現行議員報酬と比較して均衡がとれていないし、竹山市長が給与削減の特例措置をとっていることなどを考慮して、早急に議論すべきだ。
会議記録には載っていませんが、「報酬の減額は誰もが“本音反対”だ。しかし、市民の皆さんの意向を斟酌すれば“建前賛成”とならざるをえないはず」とも言い、議論を促しました。
今朝の毎日新聞が、総選挙での得票数集計を報じています。
▼全国の比例得票数を集計したところ、自民党は1662万票で、05年の2588万票を大きく下回り、09年の1881万票にも及ばなかった。得票率も27.6%で09年の26.7%とほぼ変わらなかった。投票率が09年より約10ポイント低かったことも影響しているが、全国的に自民党支持が広がったとは言い難い。
「圧勝」した政党が、政治運営の全権を委任されたのではないことをあらためて認識しておきたいと思います。
●「議会基本条例」(案)を策定…議会力向上会議
さて、堺市議会では今日、議会力向上会議が開かれました。ここ1年、作業部会で議論してきた「議会基本条例(案)」に全会派が合意。今後、市民の皆さんのご意見を伺った上で、3月の議会で議決することになりました。このため、来年2月11日(月)午後1時から、市議会委員会室で「市民意見聴取会」を開催。また、文書によるご意見も、1月12日〜2月12日の間に受け付けることを決定。詳細は、1月1日の「堺市広報」をご覧ください。
●「障害児・者のショートステイ施策拡充」を求める方々と懇談
ところで、今日の昼休みの時間帯に、市役所周辺でビラを配り、小さなスピーカで役所に向かってアピールしている人たちを見かけました。通りかかって、交代でのスピーチに耳を傾け、街頭活動が終わってから、何人かの方々と市議会の会議室で懇談。皆さんの切実な思いを、少しは理解できたでしょうか。
マスコミの事前分析を超える、自公圧勝、民主惨敗、維新躍進、護憲派衰退。東京18区での「菅直人前首相の劣勢」も終始変わりませんでした。とはいえ、駅前での演説を終えた菅さんに若いカップルが記念写真を求める光景を見ていると、その人気は相変わらずのようです。菅さんのちょっと長目のスピーチを立ち止まって聴く人たちも大勢います。しかし結果は、小選挙区で敗退。比例代表での復活当選もギリギリでした。厳しそうな選挙情勢を案じ、議会中の日程を調整して応援のために上京。12日の午後から事務所に入って、夕方の駅前演説で2度、また12日と13日の個人演説会でも「古い友人」としてマイクを握りました。
●納得させられた…湯浅誠さんのスピーチ
12日、私の後の応援弁士は反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんで、とても説得的な話を聞きました。「3〜4年後、私たちは社会構想の選択を迫られる。ある勢力は、@原発維持、A外交は強硬路線、B社会保障は自助(家族でがんばれ)を強調、C経済政策は高度成長、D意思決定はトップダウン…を主張する。これに対して、@原発廃止、A協調路線外交、B共助・公助を活用した社会保障、C成熟型社会の経済、Dダイバーシティ(多様性)による発展…を唱える人たちが各界にいる。その力はまだ小さいが、力をつけ始めたとき、菅さんに結集軸になってもらいたい」
●映画監督・舩橋淳さんも応援に
13日夜の個人演説会では、映画「フタバから遠く離れて」の監督・舩橋淳さんが熱弁をふるいました。「取材中の避難先を菅さんが視察に来た。50以上ある教室を全部回って話しを聞く姿に、どんなことがあろうと市民の立場に立つ…という強い姿勢を感じた」
●「日本沈没」の危機を体験した首相として
菅さん自身の話で印象的に残ったのは、「絶対安全」と言われ、誰も対応策を考えていなかった原発事故への取り組み。「ときには“神のご加護”と思える事態もあったが、一つ間違えば国が滅びる危機を体験した首相として、その語り部にならなければならないと思っている」とのことです。
●私の乗車直前に、選挙カーが事故
この日の午後、菅さんと交代して私が選挙カーに乗ることなっていました。現地に向かおうとした矢先に、事故の第一報。フロントガラスにぶつけた頭部のケガを押して菅さんが訴え続けた「原発ゼロ」は、選挙結果から見て有権者の判断基準とはならなかったようです。福島の人々の犠牲を、どこかに置いて…。
いよいよ投票日。昨日買ってきた花苗を植え付けてから、投票所へ。その後、映画鑑賞に出かけました。
東京で応援弁士として同席した監督の舩橋淳さんから、「大阪でも上映中」と勧められた「フタバから遠く離れて」です。3.11大津波と原発事故により、250キロ離れた埼玉県の旧高校に避難している福島県双葉町の人々の暮らしと思いを撮ったドキュメンタリー。「原発誘致は失敗だった。我々は放射能を浴びて町を失い。浴びなかった東京の人たちが栄えている」という井戸川町長の重い言葉が胸を突きます。多くの方々に見てほしい秀作。
●阪急十三駅西口近く「シアターセブン」(大阪市淀川区十三本町1-7-27・サンポードシティ5階)で28日まで上映中
※上映時間 21日(金)まで=15:25〜17:01、22日(土)=休映、23日(日)〜28日(金)=11:00〜12:36
少しゆっくりと眠らせていただきました。お昼過ぎまで家族と買い物へ。その後、立ち寄った母の病院では、併設されている特別養護老人ホームのクリスマスイベントが行われていました。
昨夜の個人演説会が終わった後、以前からこの選挙にかかわっている人たちと事務所近くの居酒屋で歓談。ホテルに戻ったときは日付が変わっていました。3時間ほどベッドで眠って起床。6時始発の「のぞみ1号」で新大阪へ。自宅に立ち寄ってから、開会直前の本議場に駆け込みました。午後は、議会力向上会議の作業部会で、「議会基本条例案」の最終まとめ。また、制定までのスケジュールを協議しました。その後、東京までゲラ刷りを送ってもらいながら手を着けられなかった「議員活動報告」を校正し、印刷所と打ち合わせ。
久しぶりの強行日程でしたが、新幹線の発車後すぐに1時間ほど眠り足したせいか、睡眠不足を感じることはなく、予定の仕事をこなしました。
昨日、憲政記念館訪問の後、早めにホテルのチェックインを済ませ、選挙事務所に向かいました。そして、夕方の駅前演説から候補者と合流。夜の個人演説会でも応援弁士を務めました。駅前や演説会場の雰囲気をみていると状況の悪さをそう感じないのですが、新聞や週刊誌の投票予測は依然として厳しいようです。実は、明日は10時から最終本会議があるので、今日、最終の「のぞみ」で帰るつもりでした。しかし、何となく後ろ髪を引かれて、今夜も延泊することにしました。もっとも、日程上、私の応援活動は午後からでよいとのこと。ちょうど今、世田谷美術館で開催中の「生誕100年松本竣介展」に足を運び、大急ぎで鑑賞しました。
予定時刻に事務所で待機し、候補者のいる所へ向かおうとしたときにハプニング。昨日も今日もいろいろなことがあったのですが、選挙期間が終わってからご報告します。
いよいよ終盤を迎えた、東京の選挙情勢が気になっていました。折しも、十数年前まではよく選挙戦に加わったことがある旧友候補者の子息から電話が入り、少し手伝ってもらえないか」とのこと。私もちょうど、最終本会議までの間に余裕ができ、「議員活動報告」の出稿も終えたので、今日と明日に上京する計画を立てていたところでした。
陣営に日程を知らせると、「午後3時からでいい」とのこと。その前の時間を使って、尾崎行雄記念財団のある「憲政記念館」を訪ねました。
目的は、同財団主任研究員の谷本晴樹さんにお目にかかるためです。谷本さんは、全国の政治倫理条例についての研究を手がけておられ、いろいろお話を伺うことができました。