clock 2012. 12
2012.12.11
気温は8℃まで回復。日差しもあったので、自転車で外出しました。

来年早々にお届けする「議員活動報告」の作成に、昨日から取り組んでいます。少し早いのですが、年内に印刷を完了し、発送の準備も必要なためです。昼過ぎにできあがった原稿を印刷所に届けました。そして、そのまま自転車で登庁して、各所管と協議。

●堺市職員への「禁煙」の勧め
さて、昨日の健康福祉委員会での議論の続きですが、私は、市民の健康増進を担う堺市職員は自分自身の健康に留意してほしいしという思いから、市長に職員への禁煙勧奨について質しました。市長は、「がん対策推進条例の制定なども受け、職員の間には前向きに禁煙に取り組む機運ができているのではないか。長谷川議員の指摘を受け、副市長もその気になっている」と答弁。行政幹部がまずお手本を示すことに期待したいと思います。

●それでも「議員特権」を続けますか
そこで問題になるのは、議会フロアーの喫煙室です。7日の日記にも書きましたが、大阪市議会では、橋下市長の要請もあって、今年6月から喫煙室を廃止しています。竹山市長に、「堺市役所の施設管理者として議会に要請しないか」と質問。市長は、「この部分の管理は議会事務局に委任している」と言い、「大阪市では議会が決めてから市長が要請した」と逃げるのですが、いずれも事実誤認です。そのことを指摘しても市長は、「議会で十分議論して判断されるのが第一」と発言。どうやら、議会多数派と事を構えるのは避けたいようです。橋下市長の明確な姿勢と比べ、何とも歯がゆい限りです。

●タバコは「嗜好品」ではなく、「依存性薬物」
これまでの議論で、市長も私も、喫煙者に遠慮して「個人の嗜好ですが…」と言葉を付け加えました。しかし、これは誤りではないかと思い始めています。健康被害の原因となるタバコ(ニコチン)は、摂取が習慣化してしまうと、中断すれば禁断症状が起こる「依存性薬物」です。そのような視点を示して、委員会での1時間余りの議論を締めくくりました。

▼記事=読売新聞(2012.5.9)

2012.12.10
朝方は冷え込んで3℃。午後も7℃で、震えそうな寒さが続いています。

●先進的なオーストラリアのタバコ規制
下(左)の写真を、今日の健康福祉委員会で最初に示しました。「市長はこの写真が何か分かりますか?」と切り出したのですが、市長はおろか出席者の誰もが正確に答えられません。オーストラリア政府が、タバコの箱のデザインを規制。「健康被害」を警告するものに限定し、タバコの名前も最下部に小さな表示しかできません。12月1日から、同国ではこれらのパッケージのものしか販売できなくなりました。タバコ会社が違憲だと訴えていたのですが、連邦最高裁はその訴えを退けました。

●タバコの消費量増加に伴って伸びるCOPD死亡率
最近、「COPD」(慢性閉塞性肺疾患)という病気が増えています。原因は、喫煙。タバコ消費量の増加がCOPD死亡率の激増と対比していることを、下(中)のグラフが示しています。

●「個人の嗜好品」ではなく、「依存性薬物」のタバコ
竹山市長の答弁でも、また私のこれまでの発言でも、何となく喫煙者に遠慮して「個人の嗜好だが…」と口にすることがありました。しかし、タバコが喫煙者自身や周囲の人の健康を蝕んでいることが明らかになった今、その認識が誤っているように思い始めました。タバコ(ニコチン)は、摂取が習慣化すると中断した際に禁断症状を起こす「依存性薬物」です。

●実らせたい…堺市の保健師たちの取り組み
堺市のタバコ対策を調べていて、健康部や保健センターの保健師たちが何年も前から懸命に取り組んでいることを知りました。「禁煙すすめ隊」と書かれたマスコットキャラクター(下右)は、少ない予算をやりくりした苦心の作。保健師らは、このキャラクターと共に企業などを訪問し、従業員の禁煙勧奨に務めています。
ところが、堺市の職員に対しては、そのような積極的な禁煙勧奨は行われていません。人事部からあらかじめ報告を受けていたので、改善を求めました。

▼紙面の関係上、残りの報告は、「また、明日の心だ!」…(小沢昭一さんの死を悼みつつ)

2012.12.9
今日の最高気温は6℃。とうとう雪も舞いました。東北の余震も心配です。

ほぼ一日、パソコンと向き合って、明日開かれる健康福祉委員会の発言準備。筋書きは、当初の思いつきから大きく変わりました。また、オーバーヘッドプロジェクターを使うつもりだったのですが、こちらもパワーポイントに変更。午後の「市長への質問」にエントリーしたのは私一人のようで、1時から開始になります。

2012.12.8
朝方に強い風と雨。午後もすっきりせず、気温はさらに下がりました。

太平洋戦争の開戦から、71年。折からの総選挙では、憲法改正による軍隊保持、日本政府がこれまで否定してきた集団的自衛権の容認など、威勢のいい主張が掲げられています。開戦の年に生まれた私にしてみれば、そんなに簡単に変えてもらっては困るテーマです。
1980年の衆参ダブル選挙の際、私が大阪事務所長を務めた市川房枝候補の主張は、「非武装中立、平和の維持と推進、金権腐敗政治の浄化・・・」と続きました。期間中、一度しか来阪できなかった市川さんに代わって、主に私が街頭演説。下の写真は、最終日の天王寺駅前です。候補者がいなくてもこれほどの人々が聴いてくださった熱気は、市川さんを参院全国区の第1位当選に押し上げました。このときも、ダブル選挙終盤で自民党の勝利が予測されるなか、「きな臭い動き」に不安を感じて耳を傾ける人たちが多かったと思います。

2012.12.7
今朝はよく冷えて未明に1℃。午後は8℃まで回復しましたが、寒いです。

午前中は所用で大阪市内へ。午後から登庁して、健康福祉委員会での議論に関する情報収集にあたりました。
登庁したついでに、3日の大綱質疑で取り上げた市役所本館東玄関の横にある喫煙所の写真を撮りました。あらためて観察していると、路上喫煙が禁止されている東側の歩道の人通りは多く、小さな子ども連れのお母さんの姿を何人も見かけました。その道路までの距離は3メートルほどしかなく、喫煙所からの煙がしばしば流れていることを、9月の決算委員会以来、指摘しているのです。
また、写真右は、市役所の建物内に唯一設けられた喫煙所。本館11階、議員控室から本会議場に向かう入口脇にあります。大綱質疑では、「治外法権」的な施設の撤去を検討すべきだと呼びかけました。大阪市役所の議会フロアにも同種の喫煙所があったのですが、今年5月末で廃止。新聞では、「市民の納得を得られない」と橋下市長が要請した…と報じられています。

話が変わりますが、夕方お会いした来客から、「元堺市議の候補者はさらにもう一人いて、滋賀3区から立候補しているようです」と教えられました。

2012.12.6
朝は11℃。その後どんどん下がって、夕方には6℃。もう真冬です。

朝、緊急のご相談があったので電話で対応してから登庁。今日は、産業環境委員会や市民人権委員会の議論を議員控室のモニターで聞きながら、いろんな仕事をこなすつもりでした。しかし、昼前に子ども青少年局の職員がやってきて中断。また午後は、健康福祉局のドクターや保健師との打ち合わせで、結局何も進まず、委員会の議論もほとんど聞くことができませんでした。とは言え、両局職員との意見交換では、これまで知らなかった情報に触れることにもなり、10日(月)の健康福祉委員会での議論に向けて、たいへん勉強になりました。当日の私の発言は午後1時〜の予定です。なお、3日大綱質疑の中継録画がアップロードされました。

※録画中継はこちらから
http://www.kensakusystem.jp/sakai-vod/giin.html

2012.12.5
今日の気温は6℃〜9℃。冷たい風も吹いて、一段と寒くなりました。

昨日の日記について、「堺市議だった候補者はもう一人いる」とのご指摘を受けました。確かにそうです。同時期に市議会で活動したことがないため、迂闊にも失念していました。

ところで、議員研修会に私を招いてくださった市議会では、「政治倫理条例」の制定に向けて議論が始まっているそうです。講演準備のため、30年前の条例制定運動のことを書いた自著「市政と政治家がこんなに変わる」(1990年・学陽書房刊)を読み返しています。当初、全会派が反対していた政治倫理条例の制定に至るドラマに、我ながら胸が躍ります。汚職事件で有罪が確定した議員への辞職勧告決議を否決した議会への怒りに基づいた、堺市民のものすごいエネルギーを結集した運動でした。

●条例制定運動のヤマ場だった1982年12月
市民が直接請求によって提案した条例案を審議する市議会で、最後まで抵抗を試みた反対議員たちがめざしていたのは、議員任期満了(翌年4月)に伴う「審議未了廃案」でした。この策謀を見抜いた市民運動側は、12月4日に市民会館で「政治倫理確立シンポジウム」を開催。折から、ロッキード事件と田中角栄の追及に取り組んでいる各政党の国会議員らに出席を要請しました。出席者は、土井たか子(社会党)、正森成二(共産党)、横山ノック(二院クラブ)のほか、新自由クラブの府連幹事。欠席だった公明党からもメッセージが届き、条例可決に向けての大きな流れができました。なお、このシンポジウムのコーディネーターは、篠原一東大教授にお願いしました。

2012.12.4
朝方まで雨。気温も11℃の寒さのなか、衆議院選挙が公示されました。

関東地方のある市議会から講演の依頼がありました。少し先のことですが、その準備を開始。事務所のパソコンに向かっていると、聞き覚えのある某党候補者の声が選挙カーから流れてきたので、表に出て行って激励。午後、西区の病院に入院中のSさんを見舞った際、今度はまた別の党の選挙カーとすれ違い、窓から大きく手を振って助手席の候補者に声をかけました。今回の選挙には3人の元・堺市議が立候補していますが、最初から計算づくでこの日に臨んだのはきっと1人だけ。残り2人は、それぞれの党事情からの「やむなし出馬」ではないか…と勝手に想像しています。午後遅く登庁して、健康部や北保健センターからヒアリング。

2012.12.3
今朝は冷え込んで2℃。午後は14℃で、昨日より5℃も暖かいのに…

大綱質疑3日目。トップバッターの私の後、維新、ソレイユ、共産、自民の3巡目議員が続き、最後にソレイユの4巡目議員と、3日間で合計17人の質疑が終わりました。各会派とも、3巡目ともなると質問項目が少なくなり、午後4時前に延会。
心配していた私の時間配分は、事前調整で答弁内容の短縮を求めたこともあって、うまく納まりました。もし残り時間がなくなったら、どこかでカットしようと準備した40コマのスライドも全部使い、まだ2〜3分の余裕があったようです。

●「がん対策推進条例の制定を受け、決意も新たに取り組む」…竹山市長が答弁
前議会で制定された「がん対策推進条例」を契機とする市当局の取り組み姿勢を質したところ、竹山市長が「市民の健康と命を守る施策を推進すべく、決意も新たにがん対策に取り組む」と答えました。市長としては、子宮頸がんワクチン接種の単独実施や、今年度から「総合がん検診」事業を開始したことなどの自負もあるようです。ともあれ、昨年5月議会で私自身のがん体験を踏まえて制定を呼びかけた条例です。欠陥はありますが、堺市の「がん施策」をさらに拡充し、前進させるよう、これからも議論を続けようと思っています。

●上下水道局職員の関係業者との癒着事件も、市長が「徹底調査と厳格な対応」を約束
前議会で私は、上下水道局職員が業者と会食した事実を示した文書について質しました。10月末までに調査を終えるとの約束を得ていたのですが、まだ果たされていません。調査状況の報告を求めたところ、確定的な調査結果に基づいて結論を出すに至っていないとのこと。竹山市長は、「職員と業者の会食は遺憾で、市民の皆様に申し訳ない。慎重、厳格な調査を行い、懲戒処分等の厳格な対応を行う」と答弁しました。

●自治基本条例は、「住民投票制度など市民参画に関する整備を先行する」…
議会基本条例の策定作業が進んでいることに鑑み、自治基本条例の積み上げ方式で制定してはどうかと、前議会で提案。その進行状況を確かめたところ、「各市条例の分析・検証と合わせ、住民投票条例の制定に向けての検討作業を始めている」とのこと。どうやら、私の提案に沿った作業が進んでいるようです。

●市教委は「がんに関する教育指導資料作成委員会」を設置し、今年度末に作成予定
市立学校での「がん教育」について、市教委は前議会で「指導案や指導資料を作成し、効果的な学習のあり方を検討する」と約束。教育長も「がん条例に後押しされて取り組みたい」と明言していました。取り組み状況を質すと、「指導資料作成委員会設置要項」を制定したとのこと。12月中旬に第1回委員会を開催し、今年度末までの作成をめざしているそうです。

●「たばことその害」に関する各所管部局の答弁
*健康福祉局=たばこは、種々のがん、虚血性心疾患や消化器疾患のリスクを増大させる。禁煙支援、受動喫煙防止などの啓発活動を今後も推進する。
*総務局=本館東側喫煙所での喫煙マナー向上に努めている。高さのあるパーテーション設置などの改善策を検討。移設も含めた設備改善による受動喫煙防止を図る。
*建設局=小さな公園は「禁煙」、大きな公園は「分煙」として受動喫煙防止に取り組む。公園愛護委員の協力も得て、今年度中に小さな公園から禁煙看板による啓発を行う。
*市教委=8年前に敷地内禁煙を実施した市立学校園の「標示」が傷み、また無くなっている。劣化の少ないアクリル製の掲示板を作成すべく、関係課(財政等)との調整を行っている。

●喫煙続ける2人の副市長への要請。さて・・・
禁煙や受動喫煙防止を所管する2人の副市長に、「自身の喫煙はいかがなものか」と前議会で問いました。「努力」を表明したと思っていたのですが、今日も「要請」を重ねました。

2012.12.2
朝のうち晴れ間もみましたが、午後は曇って夕方に小雨。気温は9℃。

地元新金岡五丁自治会の町内一斉清掃に参加。キンモクセイの剪定もしました。そして、明日の大綱質疑に向けて最終準備。

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