「3.11から三年三月!福島第一原発事故と堺市の避難者支援&被災地(者)支援」と題する私の大綱質疑は、午後1時から始まりました。
まず、今年4月25日〜26日に参加した「被災地スタディツアー」で撮ってきた写真を披露。3年を経ても被災当時のままの常磐線富岡駅や「5.474μsv/h」という高数値を示すモニタリングポストなど、私自身が感じた衝撃がどれほど議場に伝わったでしょうか。続いて、3月8日に初回放送があったNHKスペシャル「避難者13万人の選択〜福島原発事故から3年〜」のテレビ画面の写真を示しながら、放送で伝えられた原発被災者の「苦渋の選択」や、「事故さえなかったらよかったのに!」という切実な思いを紹介。その上で3つのことを質しました。
【質問@】市長は原発事故の被災者にどんな思いを抱くか?
◎竹山市長=県内外を含む13万人余の方が長期にわたる避難生活を送り、心身共に疲弊され、不安を持っておられる。被災地の方々の心の安らぎと元気をもたらす文化事業や、被災地の方にお越しいただくといった相互交流事業なども有意義な支援だと考える。本市としては、今後、民間の支援団体とも協働しながら、被災地の皆様に寄り添った形できめの細かい支援を続けたい。
【質問A】市や市教委が、原発事故被災地の子どもたちを招いて保養(または交流)プログラムを実施する考えは?
◎登り山教育次長=松本市では小中学生の保養と市民との交流を目的に3〜4泊の日程で夏休みと冬休みに実施している。堺市教委としては、被災地等支援基金の活用を前提にして、関係部局と実施形態・手法・メニューなどを調整しながら、小中学生の交流という形で検討したい。
【質問B】保養(交流)を実施しようとする市民グループ等に対する財政的支援などを考えていないか?
◎志摩危機管理監=5月31日に実施した支援者研修会を踏まえ、NPO法人など市民団体が実施する被災地の方々対象のリフレッシュや交流事業等に対する堺市としての支援制度の創設に取り組む。詳細は今後まとめるが、被災3県から子どもたちを招いてのリフレッシュを目的としたスポーツ・文化・交流等を実施する企画への補助、また堺市の子どもたちが被災3県に行って同様の交流をするような企画についても支援対象としたい。
●「被災地等支援基金」による新規事業が実現
上記の答弁により、市教委が中心となって催す被災地の子どもたちの招待事業の実施、「保養プログラム」に取り組む市民団体への補助金支出を行う方針が示されました。
大綱質疑の初日は、まず「議案質疑」から始まりました。各会派が質疑に使った時間は、公明30分、維新10分、ソレイユ12分、自民38分、共産46分でした。議論の対象になったのは、「堺市自転車まちづくり条例」で、公明、ソレイユ、自民が質問。また、子ども・子育て関連3法の成立に伴う制度改変に伴う各種条例については、公明、維新、共産が質しました。もっとも、核心に触れるような議論はなく、各会派とも常任委員会で引き続いて質疑をする模様です。ちなみに、自転車まちづくり条例は建設委員会(16日)、子ども・子育て制度改変に関連する条例は健康福祉委員会(17日)に付託されます。
議案質疑終了後「一般質問」に入り、公明、維新、ソレイユが発言。明日は、自民、共産に続いて私の出番です。両会派が通告通りの時間を使ったら、私の登壇は午後。短くなれば、11時半ごろに始まるかもしれません。なお今議会から、パワーポイントなど議場スクリーンを使用した場合はその映像がインターネット中継で流れることになりました。従って、私の姿が画面に登場するのは、ほんの僅かになるでしょう。
一昨日、大綱質疑のパワーポイントを提出してしまったので、発言の筋書きもほぼ固まっています。以前は発言日の前夜まで、やりとりを想定しながら準備に追われました。ときには、明け方までがんばって2時間ほどの睡眠で質問に臨むということもあったのですが、さすがにその体力は失っています。
ともあれ、お陰で今日はのんびりさせていただき、久しぶりに花苗を購入。また、たくさん実をつけた裏路地のビワの枝をもぎり、こちらもよく実をつけたグミの鉢植えを携えて孫たちの顔を見に行きました。このビワは、最初の孫が生まれた14年前、食したビワの種を引っ越してきたばかりの家の路地に植えたもので、昨年から生りはじめました。3人の孫たちはグミを初体験。ビワも「美味しい」と大喜びです。
NPO法人の「大阪がんええナビ制作委員会」と「がんと共に生きる会」が共催する「がん患者就労支援意見交換会」が、午後2時〜4時、大阪府立成人病センターで開かれたので、参加させてもらいました。
医師、看護師、産業保健師、病院のソーシャルワーカー、社会保険労務士、行政の担当職員、がん患者、報道記者などがそれぞれの立場から発言。市立堺病院からも2人の医師が参加されており、意見交換前の基調報告(森元一徳さん)と併せ、健康福祉委員会などで議論すべき情報をたくさん得ました。
ご相談事項に対応するため、登庁前に土木部北部整備事務所の2階に仮移転している固定資産税事務所に立ち寄りました。
大綱質疑の答弁を準備する職員から、「なるべく早く登庁してほしい」と言われていたので昼前に控え室に入ったのですが、結局打ち合わせは午後。答弁原稿を一所懸命に書いてくれていたようです。しかし、「そんなに詳しい答弁は不要」と伝えました。
下は、今日、提出したパワーポイントの第1コマで、合計59コマを使って発言する予定です。ただし、質問テーマは1つに絞りましたし、具体の質問もごくシンプルな3問だけです。
今日は一日中、事務所のパソコンに向かい、大綱質疑で使用するパワーポイントのスライド作成に打ち込みました。勢い込んで59コマも作ってしまいましたが、もう少し整理が必要かもしれません。なお午前中に来客があって、一昨年8月の「子ども・子育て関連3法」成立に伴う制度改変に関して重要な情報提供をいただきました。
午前中から登庁して、大綱質疑の準備にかかっています。危機管理室や市教委、秘書部などから資料提供を受けながら協議。また、別件で障害福祉部からも調査報告があり、国際部もウェリントン市長の招待状についての説明にやって来ました
ところで、私の大綱質疑のテーマは、少し長いですが「3.11から三年三月!福島第一原発事故と堺市の避難者支援&被災地(者)支援」とすることを通告しました。38分間の議論をこのテーマ一つに絞ります。また、発言素材については、市民の皆さんのご協力をいただいています。
●「議会改革度調査2013」で堺市議会が全国3位にランキング
早稲田大学マニフェスト研究所(北川正恭所長)が毎年実施している「地方議会改革度ランキング調査」で、堺市議会は「第3位」と発表されました。ちなみに1位は三重県議会、2位は三重県四日市市議会です。この間に進めてきたインターネット中継、議会報告会、請願・陳情者の意見陳述などの実現が評価されたものとして、率直に喜びたいと思います。
にもかかわらず、昨日の日記に書いた「公費海外旅行」を強行すれば、きっと堺市民の皆さんの議会への評価を落とし、不信を買うことなるでしょう。今日説明を受けた国際部の話によると、同じ招待状で招かれている「文化使節団」(市民)の方々の渡航費用は自前だそうです。いくら何でも、一緒に訪問する市民は「自己負担」で、議員はその市民が納めた税金を使って行くなんてことが許されるはずはないでしょう。
10時から開かれた議会運営委員会で、ニュージーランド・ウェリントン市長からの「招待状」が示されました。そして、議運委員長が「堺市議会議長及び議員に対し派遣要請がなされており、あわせて堺市長からも派遣要請のご案内があった」との次第書(台本)を読み上げたそうです。議運委員の田中丈悦議員から報告を受け、気になったので調べてみました。
●堺市長からの「派遣要請」はウソ
議運委員長の説明の際、竹山市長から議長宛の文書も示されています。しかし、文書の表題は「ご案内」。本文中にも「派遣要請」の文字はありません。この文書を発行した国際課長に確認したら、「派遣要請」ではなく、ウェリントン市長からの招待状が届いたことの通知であると認めました。次第書を作成した議会事務局職員は、「堺市議会議員海外調査研究派遣要綱」の第1条に「堺市長等からの派遣要請」があれば、当該要綱の適用を受けない旨の規定があり、「市長の派遣要請」が出るものと思い込んだと言い訳しています。
●ウェリントン市長の手紙も「派遣要請」ではなく「公式招待」
さらに、ウェリントン市長の文書(下=クリックすると拡大)にも「formally invite」(公式に招待する)とは書かれていますが、「派遣要請」と訳せる言葉はどこにもありません。議会事務局がこんな無理を重ねているのは、もしかしたら議会内の誰かが、市長の招待状をダシにして公費での海外旅行を実現するために命じているのでしょうか。往復の機中泊2、現地2泊3日の訪問日程のために支出される公費は、航空運賃だけで議員1人=約80万円(ビジネスクラス利用)とのこと。親善や友好交流を目的として議員がウェリントン市長の招待に応じることに反対する気はありませんが、渡航費用は市民の税金を使わずに自己負担とすべきです。
●私の大綱質疑は6月10日の3番目
さて、今日の議運では大綱質疑の発言順も決定。私は6月10日(火)の3人目で、おそらく午後1時頃になると思われます。ただし、前の2人が早く終われば11時半という可能性も…。
午後から本会議。「自転車まちづくり条例」などの議案提案があり、通常の議会日程が始まりました。明日の議会運営委員会で、私の発言日なども決まります。本会議終了後、いくつかの議案について担当課に説明を求め、また、市民の皆さんと懇談しました。
なお、5月28日本会議での“怒りの討論”が市議会インターネット中継の録画にアップロードされました。「第3日」最下段の「再生」ボタンをクリックすると、関西広域連合議会議員の選挙から始まりますが、私の討論は「18分10秒〜30分20秒」に収録されています。12分ほどの発言ですから、ぜひご覧ください。
http://www.kensakusystem.jp/sakai-vod/plenary/video/H26/H260528-4.html
朝1時間ほど、事務所のある新金岡町五丁自治会の町内一斉清掃に参加しました。その後、発芽したフーセンカズラの成長に備えて、ネットを設置。また、ツルが伸び始めている琉球アサガオのネットも張りました。