新金岡町1丁の金岡二葉幼稚園に息子と娘がお世話になって、もう40年近くになります。
そんなご縁から、毎年、運動会にもお招きいただいているのですが、今日は、気持ちのいい秋晴れの下で懸命にプレーする園児たちの様子を見せてもらいました。オリジナリティに溢れたプログラムで、「ゆらゆらおさる」や「まいど!たこやきレース」などで使われる小道具は先生たちの手作りとのことです。
午後は、所用で大阪市内に出かけ、そのついでに孫たちの顔を見てきました。
安保法案をめぐる最後の攻防を、テレビ中継で見届けました。午前2時18分。国会の外では、大勢の国民が反対の声をあげているに違いないと思っていましたが、抗議は朝になっても止まなかったようです。「民主主義ってなんだ!」…若者たちのこの声は、これからも続くでしょう。
今日は、「SCHOOL OF DEMOCRACY 戦争法案に反対する京都高校生デモ」が催され、妻と息子は友人たちを誘って参加しました。高校生がツイッター上で呼び掛け、ネットを通じて広まったとか。700人が参加。 関西各地から集まった高校生の一部は制服姿だったそうです。
■ビッグ・アイで「大阪府障がい者芸術・文化フェスタ2015」
なお、私は、休日出勤してくれた事務所スタッフとともに泉北ニュータウンのビッグ・アイへ。障がい者芸術・文化フェスタに出演した「俊(とし)&和(かず)」のピアノ演奏を聴きました。
寺村俊春くんは今年20歳。1歳半の検診で発達障害との診断を受け、百舌鳥養護学校や堺養護学校(いずれも現在の支援学校)で学びました。4歳のときにピアノ教室に通いはじめ、18歳から練習に力が入ったそうです。
演奏曲の「あまちゃんは」は、その曲しか弾けないお母さんとの連弾。「トルコ行進曲」は一人で弾きました。
今日は俊春くんの晴れ舞台。指導にあたった3人の先生たちにも見守られて、のびのびと楽しそうに演奏してくれました。
●情報二制度(情報公開・個人情報保護)をめぐる総括質疑
今議会では、主に情報公開と個人情報保護をめぐる議論を行ってきました。大綱質疑で指摘した市民交流広場に関する懇話会での資料提供拒否、決算委文教分科会で議論した教育スポーツ振興事業団の個人情報流失、さらに健康福祉委員会で取り上げた総合医療センター医師のUSBメモリー紛失について、審議の概要などの説明を求めました。
また、かつて選管事務局に勤務した職員が全有権者の個人情報などを持ち帰り、自宅パソコンや外部サーバーにも保存して流出させた事件を追及。職員が不正に持ち出した個人情報の内容や、その行為が抵触する条例や規程、さらに責任者の対応などを質しました。
●市長は、「市民にご迷惑をかけたことをお詫びする」と…
最後に市長の見解を求めたところ、竹山市長は次のように答えました。「情報の公開は、市政に対する市民の信頼を深め、市民協働を推進し、公正で開かれた市政を推進するために不可欠だ。市が保有する情報は原則公開する。一方で、個人の尊厳の確保と基本的人権の尊重のため、個人に関する情報は最大限に保護されなければならない。今回の一連の事案は、情報公開及び個人情報保護に関する職員の意識が極めて希薄であることから起こった。本市全体の情報管理の不十分さも指摘されており、今回の件で市民の皆さんに多大なご迷惑をかけたことをお詫び申し上げるとともに、事態の全容解明を進めたい。また、制度の適正な運用を全職員に徹底したい。ITに関する技術は秒進分歩しており、一般の職員が入り込めないブラックボックス化している部分もあるが、日常管理の中でしっかりやることが管理監督者に求められる資質である。そういうことを、全職員、全管理職がわきまえるよう指導を徹底する」
■決算委員会の「討論」では、安保法案の強行採決に言及
総括質疑が終わった後の討論では、「今日(9月18日)は何の日か」と問いかけ、国会での安保法案審議が大詰めに来ていることをまず語りました。
昨日の参院特別委員会での奇策を用いた強行採決を批判。邦人輸送中の米艦船護衛とホルムズ海峡での機雷掃海で首相らの答弁が変わって、「立法事実」がなくなったことにも言及しました。今日、もし仮に可決に至ったとしても、若者はじめ多くの国民が個人意思で行動を起こし、民主主義を自覚し始めたこの事態はこれからの闘いになると強調。法の実施を困難にさせるだろうと指摘しました。
その後、改めて情報二制度に関連する諸施策の改善、避難者施策、政令市の65%が実施している前立腺がん検診(PSA検査)の実現と、がん検診の受診率向上などを求めて討論を締めくくりました。
▼総括質疑・討論ともにパワーポイントを使用。発言を聞いてくれている議員の視線の先に、映写スクリーンがあります。
昨夜のうちに参議院採決を目論んでいたであろう与党の思惑は、国会外の人々の熱気に励まされた野党議員の力で抑えました。しかし、今夕、特別委での強行採決。仮に本会議での可決に至ろうとも「闘いはこれからだ」と、多くの人が思っています。
堺市議会では、決算委員会の総括質疑。10時から始まり、まず大阪維新会の2議員が昼休憩を挟んで3時間10分、続いて公明党の2議員が合わせて1時間55分、最後にソレイユ堺の議員が2時間10分。会議は、午後7時すぎまで続きました。明日は、自民党2人、共産党の質疑の後に私の出番です。質疑13分(片道)、討論30分の持ち時間を使って発言します。
総括質疑での発言に向けて、関係部課と協議し、資料集めに努めました。事務所に戻ってからも、国会の動きを気に懸けながら…。雨の国会前を大勢の人々が深夜まで埋めています。テレビ朝日の報道ステーションで、中島岳志さん(北海道大学准教授)が「@憲法の崩壊、A国会の崩壊、B連立与党の崩壊、C保守政治の崩壊」を指摘しました。
午後から、決算委員会の理事会があり、17日〜18日に行われる総括質疑の議事運営を協議しました。質疑に立つのは、維新の会2人、公明党2人、ソレイユ堺1人、自民党2人、共産党1人と私です。18日は一応「予備日」ということになっているのですが、例年2日わたる議論となっていますから、私の出番はおそらく18日(金)の午後になるでしょう。自公政権が目論んでいる「安保法案」強行採決の日程と重なるかもしれません。
ともあれ、発言の持ち時間は13分。テーマは「情報二制度」(情報公開・個人情報保護)に絞りました。今議会の大綱質疑、決算委文教分科会、健康福祉委員会で議論したことを文字通り「総括」した議論となります。
そのため今日は、市役所高層館3階にある「市政情報センター」に足を運んで、現場の様子や政務活動費のファイルなどを調査。また、事務所に戻ってから北区役所に赴いて、F職員が不正に有権者データを取得した現場を見て来ました。なお、昨日の日記に「北区の選挙人名簿」と書きましたが、これは誤りで、F職員が持ち帰って自宅パソコンに保管していたのは堺市全市の有権者データでした。なぜ、そんなことができたのか? 責任は誰にあるのか? 市民のプライバシーはどこまで侵害されたのか? 限られた時間ですが解明を試みるつもりです。
●昨日の総務財政委員会で、維新提案条例は可決。自民提案条例は継続審査に
ところで、昨日の健康福祉委員会では、市長への質問で余った「1分16秒」を使い、プレミアム付商品券(子育て支援枠)について議論。皆さんから届いていた苦情や問題点を指摘しました。また、決算委員会健康福祉分科会では、再びPSA検査の実施を取り上げると共に、がん検診の受診率向上について質しました。
なお、健康福祉委員会と同時開催の総務財政委員会は、自民党提案の「大阪戦略調整会議条例の改正」に継続審査の動議が出て、全会派が動議に賛成。また、大阪維新の会提出の「職員の政治的活動制限条例」は、維新、公明、自民の賛成で可決されました。
健康福祉委員会の最初のテーマは、市立総合医療センター医師によるUSBメモリー紛失事件です。媒体の保管方法や紛失時の届け出義務など、個人情報保護についての院内周知にも不備があると指摘し、「当該医師だけでなく管理者の責任も問われる」と追及。また、10日の決算委分科会で議論した会計室F職員(元選管事務局)による個人情報流失事件が、北区の選挙人名簿などに拡大していることを取り上げ、市長の見解を質しました。
これに対して竹山市長は、「患者の病歴など多くの個人情報を扱う医療機関で起こった事象は遺憾である。堺市立病院機構に対し、市民の信頼を失墜させないよう、再発防止の対応を求めている。また、元選管職員の個人データ持ち出し、流出については、市民の市役所への信頼を裏切る行為であり、深く陳謝する。さらに全容解明に努め、職員には厳正に対処する」と答弁。F職員による大量の個人情報流出は深刻な事件で、決算委員会の総括質疑でも引き続き議論するつもりです。
健康福祉委員会では、このほか、福島県からの避難者に対する甲状腺検査について同県の健康調査の問題点などを指摘。さらに、前立腺がん発見のためのPSA検査を実施する自治体が60%を超えているという厚労省の調査結果などを示し、堺市での実施を求めました。PSA検査ついて市長は、「昨日の政務タウンミーティングでも参加者から質問が出た。がん全体の検診の在り方を検討し、検診をしっかりすることががん死亡率を低くするために大切だ。担当と十分議論していきたい」と答えました。
●健康福祉委員会で、初めての委員間討議
ところで、今日の健康福祉委員会では付託案件の質疑終了後に「委員間討議」を実施。議会改革の一環として議会基本条例に盛り込まれた制度ですが、各委員会とも活発な運用ができていませんでした。そこで、副委員長が提起した「人口減少社会における待機児童対策について」をテーマに意見交換。7人の委員の発言を30分間内で行うので、そう議論が深まったわけではありませんが、新鮮な試みでした。その後に開かれた決算委健康福祉分科会での質疑の際、子ども青少年局長に「講評」を求めたら、「普段、議員の考えを直接聞くことは難しい。今日の議論の考え方に基づいて待機児解消に努めたい」とのこと。きまじめな人らしい評価でした。
明日10時から、健康福祉委員会で市長への質問をします。靫公園からのデモに行きたい気持ちをこらえて、ひたすら発言準備。パワーポイントスライドの完成は、深夜になりました。
健康福祉委員会の視察旅費の残金を寄付した「ビッグイシュー日本」から、「受領」の連絡ハガキが届きました。
最新号の特集は「2015年夏、ストリートデモクラシー」。その一節に、「憲法違反の安保法制案を国会で強行採決した安倍政権。これに反対して、若者たちが立憲主義という憲法の力を背景に立ち上がった。今、その冷静で率直なスピーチやコールに共感した、さまざまな年齢層の人々が行動を起こすという連鎖が始まっている。ストリートデモクラシーといえる輪が、この夏、猛暑の日本の路上で広がった」と…。
健康福祉委員会での発言のため、パワーポイントのスライドづくりに取り組んでいます。3.11から4年半の今日、原発事故被災地を襲った豪雨による心配していた映像が流れました。福島県飯館村で、除染廃棄物が入ったフレコンバッグが流されたとか。さらなる汚染拡大とならなければいいのですが…。
ところで、議会事務局からの連絡によると、委員会での「市長への質問」は私一人になったそうです。従って、14日(月)は10時からのトップバッター。市長が出席する午前中2時間を独占できることになりました。若い議員のみなさんが市長と論戦するのを楽しみにしていてのですが、いささか拍子抜けです。ともあれ、持ち時間が延びたので、3つのテーマで議論しようと思っています。このため、プレミアム商品券への質問時間がなくなるかもしれません。