clock 2017. 9
2017.9.10
22.7℃〜31.6℃。告示日を迎えた市長選は、快晴の「真夏日」にスタート。

午前9時、堺区一条通のスーパー跡に設置された竹山おさみ選挙事務所の前で、市長選挙の出発式。応援弁士の演説が長すぎるのには閉口しました。
ともあれ、竹山候補の力強い第一声を聞いて、堺東駅前へ。どうやら、直前まで維新候補が陣取っていたようです。

また、午後7時から新金岡地域会館で催された個人演説会と、7時半からの大泉地域会館をハシゴ。最も地元の大泉では、応援弁士も務めました。
ここでは、竹山候補がもっぱら維新候補の「都構想隠し」を力説。会場から「そうだ!」との激励が聞こえました。候補に続くスピーチを担当した私は、ボードに貼り付けた維新のチラシを示しながら、竹山市政に難癖をつけるために市民を欺く数々の「うそ」を指摘。「デマゴーグ政治に堺市を委ねることはできない」と訴えました。

2017.9.9
20.3℃〜32.0℃。昨日よりも、さらに2℃高く、「真夏日」が続きます。

午前中に、飛び込みの市民相談。また、突然訪ねてこられた方が、「リコール署名の署名簿がほしい」とのこと。北花田駅前での街頭宣伝を聞いて、「署名集めが必要」と思い発ったそうです。くれぐれも、9月25日〜10月4日の間に集めて下さるようにお願いして、お預けしました。

なお、今日はずっと事務所で仕事。9月16日(土)午後、西宮市で開催される「シンポジウム…身近に潜むアスベスト・その危険と対策について考える」での発表に備え、パワーポイントの作成に励みました。
開催場所=夙川公民館(阪神・夙川駅前)/時間=午後1時半〜4時半。

2017.9.8
未明まで雨。しかし、天気は回復し、30.0℃。また「真夏日」に戻りました。

午前中に、8月定例会の最終本会議。市長提案の議案は、28年度一般会計の決算の認定に大阪維新の会が反対した以外は、すべての議案が「全会一致」で可決されました。市長選を控えて、事あるごとに竹山市政を批判した維新議員たちも、結局、ほぼ全部の議案に「賛成」しているのです。

●「定常型社会」という考え方
さて、その維新の市長選スローガンは「停滞か、成長か」。彼らの頭脳は、戦後社会の最大の特色である「経済成長の神話」から脱却できないのでしょう。2年前に他界された篠原一さん(東大名誉教授)は、『市民の政治学』(岩波新書)の「はじめに」のところで、次のように書いています。
「もうすでに、われわれは脱成長社会という新しい時代に足を踏み入れつつあるのである。そしてここでいう成長はモノの成長、つまり物質的成長を意味しているから、脱成長社会が到来しつつあるとすれば、モノ一辺倒ではない、脱物質的価値観が優勢になるだろう。とすれば、単なる経済の問題だけでなく、人間と社会全体のあり方いかんが問題にされざるをえなくなるであろう」
そして、広井良典さん(医療経済学者)の「定常型社会」という概念を紹介し、それは「経済的成長を絶対的な目標としなくても十分な豊かさが実現される社会のこと」と説いています。

●「カジノ」を当てにした“成長”など、まっぴらです
篠原さんがこの本を出したのは、2004年。もう、13年も前のことです。しかし、私たちは、ときには「アベノミクス」などという言葉に惑わされて、「それでも成長はある」と思い続けてきたのかもしれません。でも、そろそろ「失敗だった」とも、気づきはじめています。
それでも大阪維新の会が「成長」を唱えるのは、彼らが大阪で実現しようとしている「カジノ」に期待しているのではないでしょうか。万一にも“維新市長”が誕生したら、「カジノの一部を堺に!」などと言い出しかねません。
篠原さんは、定常型社会では「人間的な豊かさが実現される」との広井さんの主張も紹介しています。“博打経済”が人心の荒廃を招くことは目に見えているのですから、今一度、「定常型社会」について考えてみたいと思い、『市民の政治学』を読み返しています。

2017.9.7
午前中、大変な蒸し暑さを感じました。昼過ぎから小雨が降り続いています。

夜、ソフィア堺で開催された「堺市長選挙公開討論会」を、最前列で聞きました。

結論から言うと、2期市長を務めた竹山氏が具体の施策を基に話すのに比べ、永藤氏の話は抽象的です。口先だけで「停滞を止め、成長へと舵を切る」と叫んでも、何の説得性もありません。

また、永藤氏は「行政は大きな視野で考えなければならない」と述べ、「消防行政の大阪消防庁への一元化」や「水道事業の統合」を進めることを表明。
これに対して竹山氏が「それこそ都構想のキモだ」と指摘すると、永藤氏は「任期中は都構想の議論をしない」と逃げました。
しかし、竹山氏は、永藤氏が昨年4月に「政令市制度は廃止すべきと考えている」とツイートしていることなどを挙げ、「まさに、都構想隠しだ」と批判。

今日の公開討論では、永藤氏が大阪維新の会の選挙戦略「都構想隠し」を、さらに必死に隠そうとしている様子が明白でした。

維新の会の“党是”とも言える「大阪都構想」を封印する手法は、宣伝チラシに書いている数々の“うそ”にも通じるもの。こんな政治手法がまかり通ることは、何としても止めなければなりません。

2017.9.6
雨は、早朝に降ったようです。23.7℃〜297℃。一日、ほぼ曇り空でした。

8月22日の大綱質疑で、西高野街道の標識整備や誘客について議論しました。その際、街道筋に面している上下水道局の庁舎1階ロビーを遍路歩きや街道探索をされる方のために開放し、「休憩所」を設けること、災害用常備水の製造後一定年数を経たものをお接待として提供すること、併せて「世界文化遺産登録」に向けてのキャンペーンをしたらどうかと提案しました。
早くも、同局にあるラベル製造機を使って作成した提供用の水が出来上がったと、報告がありました。さらに同局では、道路に面した入口脇に「休憩所」の看板を設置し、トイレ使用もできる旨の案内表示も準備中。ちなみに、お接待の水は冷蔵庫で冷やしておくとか。
あらためて、四国八十八か所を歩いた約1200qの道中、各地でいただいた心のこもったお接待を思い出しました。上下水道局では、有志職員で西高野街道を実際に歩いてみる計画もしているのだそうです。

今日は、午前中に最終本会議の議事運営を協議する議会運営委員会。8日の本会議で8月定例会は閉会となり、10日に市長選挙が告示されます。

なお、明7日(木)午後7時30分から、市長選挙に立候補を表明している竹山市長と、維新の会の永藤元府議の公開討論会が開催されます。場所=堺市教育文化センター「ソフィア・堺」(泉北高速線「深井」駅より北西へ約800m)。主催=堺高石青年会議所。

2017.9.5
22.0℃〜29.4℃。「夕方から雨」の予報に期待していたのですが、外れです。

決算委員会での私の総括質疑は、午後3時15分から始まりました。前の質問者が2時45分に終わったので、休憩が早まったからです。

●市営石津鉄筋住宅のリノベーション工事と、西区のまちづくりや防災対策
持ち時間が13分(片道)しかないので、テーマは8月28日の建設分科会でも議論した西区にある市営石津鉄筋住宅のリノベーション工事に絞りました。分科会の折も、工事計画を作成に当たって「西区まちづくりビジョン」や「堺市住生活基本計画」に記載された「地域における住環境の向上」、「防災対策」などの課題が顧みられていないことを指摘したのですが、担当する住宅部の職員はいまひとつ理解しかねる様子でした。
しかし今日は、建築都市局長が「既存住宅の有効活用という視点に偏り、良好な住環境整備やまちづくりの基本方針についての検討が不十分だった」と認めました。また、出席を求めた西区長も、「私どもも関係部局への働きかけができなかった」と反省の弁を述べました。
最後に副市長の見解を求めたところ、建築・建設などを担当する田村副市長が、「ご指摘を受けて目を覚まされた。技術職公務員のトップとして庁内を引き締める」と答弁。また、総務・区役所など担当の中條副市長も、「局をまたがる事業は副市長が統括する立場にいる。今後、局を横断する事案には先頭に立って局間調整を進める」と答えました。

●討論では、「無責任・デマ宣伝」の維新を批判し、「竹山おさみマニフェスト」にも注文
総括質疑終了後の討論では、今議会での議論を振り返りながら、各会計決算を認定するにあたっての意見を述べました。
その一つは、健康福祉委員会で取り上げた大阪維新の会のチラシです。まず、事実に基づかない宣伝で市民の不満や不安を煽る編集方針や内容を厳しく指摘。なりふり構わずに政権奪取を試みる「デマゴギー政治」を批判しました。
二つ目は、竹山市長の親族企業が競争入札により市に物品納入したことを追及した維新議員の発言についてです。「根拠を示さずに難癖をつけるのは誤りだ」と、その発言をたしなめつつ、竹山市長には「公明性を立証するために政治倫理条例の改正が必要ではないか」と提案。堺市以後に制定された各地の条例の多くは、「政治倫理基準」や「親族企業の請負辞退」の条項を備え、疑いがある場合は倫理審査会(堺市では調査会)が調べることになっているのです。
三つ目は、市長選に向けて発表された「竹山おさみマニフェスト」への注文です。市長給与の5割カットは「バナナのたたき売り」と市民に映るし、職員人件費の2割カットも技術系職員の現場力が落ちる要素になっている可能性があり、慎重に扱ってほしい旨を伝えました。

2017.9.4
今朝は20.3℃。これまでの夏用掛け布団では寒くなって、少し厚手を…

決算委員会の総括質疑。午前中に大阪維新の会の2議員が質問。午後は、公明党議員2人の質問が3時過ぎに終わって休憩。3時45分に再開して、ソレイユ堺議員の質問は5時半前に終わりました。
明日は、自民党2人、共産党1人に続いて、私の出番となります。発言開始の時刻予測は難しいのですが、早ければ午後2時、遅ければ3時半と見込んでいます。先日、建設分科会で取り上げた市営石津鉄筋住宅について、引き続いて議論しようと思っています。

2017.9.3
22.1℃〜28.2℃。秋篠宮家の慶事をかき消すように核実験のニュースが…

先日の健康福祉委員会で、堺市長選のために大阪維新の会が発行する印刷物が、事実を根拠とせずに市民の不安や不満を煽っていることを指摘しました。昨日、我が家に届いた「維新プレス号外vol.2」も、まったく同じ編集方針で発行されたものなのでしょう。

●「堺市の水道料金は大阪市よりも月2000円も高い!!」
維新の堺市長が誕生したら、「水道料金が2000円下がる」…。そんな認識を市民に与えるのが目的のようです。はたして、維新市長なら実現できるのでしょうか。
そもそも両市の水道料金の差は、水道事業の構造の違いによるものです。大阪市は水源の淀川に近くて浄水コストが安いのに対し、堺市は大阪広域水道企業団から水を買っています。自ら浄水処理を行っている大阪市との間で浄水コストに差が生じるのは、府内自治体共通の課題なのです。
にもかかわらず、「どのようして実現するのか」を示さず、「安い方がよい」との市民心理に取り入る手法は、如何なものでしょうか。

ちなみに、この「維新プレス号外」の反対面には、私がブログの3月30日と3月31日で指摘した「増え続ける借金」のグラフをより誇張して掲載してもいます。

●かつて、橋下徹・大阪市長(当時)も「臨財債」の理解を求めていたのに…
堺市の「借金増グラフ」のうち、増えているのは臨時財政対策債(地方交付税の後払い)で、それ以外は横ばいか減少しており、堺市議会での維新の会議員の主張は破綻しました。
それに、橋下徹・大阪市長(当時)は、「大阪府の府債が増えているのは、臨時財政対策債というある意味国から押し付けられた借金分。この分を除けば、大阪府の府債は毎年確実に減っています。臨時財政対策債を加えれば、多くの道府県で道府県債は増えている。大阪市も昨年は増えた。これは臨時財政対策債、地方交付税制度の重大欠陥」とツイッターに書いています。

堺市長選で、なりふり構わず“インチキ性”の高いチラシをばらまく大阪維新の会ですが、自分たちの仲間の「政務活動費不正」には一言の言及もありません。反省はしないようです。

2017.9.2
22.4℃〜29.5℃。8月7日以来の街頭活動、日差しの和らぎが確実です。

午後から、北花田駅A@出入口付近で、市長選挙投票日の翌日(9月25日)から再開するリコール署名運動の宣伝活動をしました。
チラシを配るだけですが、第1期署名活動が黒瀬氏の議員辞職という大きな成果を得たことや、市長選を控えての大阪維新の会のPRチラシが政務活動費不正を一切隠していることなどをスピーチ。
ご通行中の方からも、「今日は署名はできないの?」とのお声がかかるなど、第2期署名収集の盛り上がりが感じられました。

※北花田駅前スピーチの動画
https://recall2017.amebaownd.com/posts/2602448

2017.9.1
21.6℃〜30.5℃。毎日、気温が下がっています。いよいよ秋へ、「210日」。

今朝、数ヶ月遠ざかっていた大泉緑地を歩きました。入口のゴリラはランニングシャツと麦わら帽姿でしたが、長袖シャツで歩いている方もたくさんおられます。また、何年か前に苗を購入した我が家のイチジクが、初めて収穫できる実を3個付けました。季節が確実が変わり始めていることを実感できます。

ところで、先日「議員活動報告」をお送りした郵送読者から、同封したアンケートの回答がたくさん届いています。6月17日〜8月7日に行われたリコール署名については、さすがに「知っている」との答えが大半ですが、北区の方でも「知らなかった」人がいます。また、知っていても「署名はまだ」という方があって、9月25日から署名が再開されたら「署名をする」と答えて下さっています。中には「20人ほど集めるから署名簿がほしい」とのご注文も。

神戸市の「ハシケン市議」の報道を見て、「市政報告チラシでのごまかしはまったく同じ手口。ハシケンも相棒の黒瀬氏も辞めたのに、小林議員はどうしてまだ居座り続けるの?」との思いを堺市民の誰もが抱いているようです。

市長選後の署名収集再開に向けて、明日の午後2時〜、地下鉄・北花田駅A出入口で、リコール実行委員会が宣伝活動を行います。お時間があればご参加下さい。

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