昨日作成した「議会速報」に目を通して推敲。発行日も変更して、郵送分を印刷しました。長年、事務所で活躍してくれている印刷機ですが、すこぶる快調です。
さて、今日は参議院選挙の投票日。午前中に投票を済ませましたが、投票率はあまり伸びない模様です。「何も変わらない」・・・との思いが投票所に足を運ぶ意欲を削いでいるのでしょうか。長期政権で思い上がった与党、迫力のない野党を批判する前に、私自身の政治活動を見つめ直してみなければなりません。
「議員活動報告」を郵送読者にお送りする封入作業は、来週行う予定です。
本来なら5〜6月議会の報告も作成して同封するのですが、市長選挙のために大綱質疑や常任委員会も省略されたので作成していません。
市長選後の駅前議会報告で配布した「議会速報」@A(前市長の辞職/市長選挙の結果)に加えて同封するため、「議会速報」BC(臨時会での議論/百条委/古墳遊覧ヘリ苦情への対応)を仕上げました。
※「議会速報」B http://www.gulf.or.jp/~syun-ei/hp_katsuho83/katsuho83-7.html
※「議会速報」C http://www.gulf.or.jp/~syun-ei/hp_katsuho83/katsuho83-8.html
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息子の妻の実家(三重県志摩市)の庭からもらってきたクワズイモを植え替えてやったら、2枚だった葉が3枚になりました。先日の沖縄旅行では各地の山野で見かけ、赤い実が成っていました。実を食べた鳥によって、どんどん株が増えるのだそうです。
今日も、古墳遊覧ヘリへの苦情が続きます。昨日の毎日新聞でも報道されており、あらためて腹立たしさがこみ上げる方があるのでしょうか。
※毎日新聞記事 https://mainichi.jp/articles/20190717/k00/00m/040/375000c
記事によると「市は業者に飛行コースや高度の変更を要請した」そうですが、さて・・・。
今日も朝から訪ねて来て下さったボランティアと事務所スタッフの手で、議員活動報告の発送準備作業。封筒への宛名シール貼り付けは完成しました。なお、封入作業は来週火曜日(23日)に行う予定です。お手すきでしたらぜひともご加勢ください。
さて、古墳遊覧ヘリに関する苦情のお電話などは、今日も続いています。市役所まで足を運んで抗議してもらちがあかず、ホームページで私の活動を探し当てて下さったそうです。相当の方々が怒っておられると、あらためて実感しました。
この問題への取り組みや永藤市長の所信表明議会での議論をまとめ、「議会速報」の制作にかかっています。
イタスケ古墳は住み着いているタヌキが有名ですが、一昨日の訪問時には姿が見えず、白鷺の悠然とした表情を眺めていました。
さて、その際に観察した遊覧ヘリの騒音について、今日も何人もの方々がメールや手紙で知らせて下さいました。
その一例をご紹介すると・・・
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長谷川さんがヘリ遊覧の騒音について糾明していただき、ありがとうございます。
危惧するのは、維新が「テーマパーク」と間違えているのではないかということです。USJのように、儲けようという姿勢が見え見えです。これは、世界遺産の趣旨とは違うのではないでしょうか? 上から見ても、すごい!で終わりそうです。(伝)「仁徳天皇陵」についての知識等、歴史を学ぶ等は、ヘリではできないと思います。
また、大仙公園が、大阪城公園のように民営化されて、自由に市民が楽しめない事態になることも危惧されます。堺の良き伝統が守られるように、私たちも努力しますが、長谷川さんにもぜひ先頭に立ってしていただけたら嬉しいです。
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堺市に直接苦情の通報をした市民は48人(昨日まで)ですが、きっとたくさんの方々が「騒音」だと感じられたに違いありません。最初にメールを下さった方から、次のような再伸がありました。
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日曜日と月曜日でどうして運航時刻が違うのか不思議でしたが、やはり営利第一、乗りたい人がいればいくらでも運航するというやり方の結果だったということでしょうか。
くどいようですが、本当に静かな町なんです。ですから、やはりあのような騒音は耐え難いと感じる人は少なからず居たわけですね。実際、休みが終わったら苦情言おう!と思いながら言わなかった人もたくさん居ると思います。うちの母もそうです。日曜日は激怒して、休みが終わったら市役所に電話する!と息巻いてたのに、終わってしまえば、まぁいいかとトーンダウンしてましたから。
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やはり、すぐ現場に調査に赴いてよかったと思っています。ほんの少しでも、実際に苦痛を感じておられる市民の立場に立てました。8月議会で取り上げるつもりですが、アクション日記を読んで取材を始めたメディアもあるようです。
さて、今日の事務所は大賑わい。「議員活動報告」の発送作業のため、3人のスタッフに加えてボランティアの方々が6人も来て下さいました。作業は、明日もあります。
昨日、遊覧ヘリコプターの騒音調査のために訪れたイタスケ古墳の周濠に残された崩落橋は、この古墳が民有地だった1955年ごろ、土砂採取と宅地造成の重機を入れるために架けられたもの。市民運動が起こって古墳が保存されることになり、文化財保存運動のシンボルとして、橋が残されました。
今回の世界遺産登録は、このような市民活動や、周辺まで住宅開発が進む中で古墳が保存されてきたことも評価された結果だそうです。
●堺市に寄せられた騒音苦情48件。運行事業者はヘリ発着場の使用許可に違反!
ところで今日は、遊覧ヘリの運行に同意した堺市観光部や、発着場として市有地(海とのふれあい広場)を貸し付けた都市再生部から事情聴取。その結果、騒音に対する苦情は、運行開始日の13日から今日までに、なんと48件も届いていたことが判明しました。
昨日私に連絡して下さった方からは、「今日も17時に終わるかと思いきや、今もまだ飛んでおり、かなり大きく聞こえます。18時を回りましたがまた今上空を飛んでます」との追伸があり、さらにその後、「記録しておいてほしい」との私の要請に応えて、「議員にメールを送った後の18時20分から19時05分までの間にも、9回飛行しておりました」と知らせて下さいました。
「どうして夕刻の飛行まで認めたのか」と担当職員に質すと、事業者から「4時間待ちの搭乗希望者があったため、予定の運航時刻(9:30〜16:30)をオーバーしてしまった」と説明があったとのこと。
念のため、ヘリ発着場の使用許可を確認したら、運航時間は「9:00〜17:00」と明記されています。当該事業者のコンプライアンスと共に、堺市の管理責任が問われます。
●永藤市長は事前試乗。「騒音」などお構いなし?
なお、事業者は7月10日に「試乗会」を実施。日経新聞によると、試乗した「永藤市長は『気球のほか、ヘリやセスナ機、水上飛行機も考えたい』と述べたそうです。
※日経記事 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47190710Q9A710C1LKA000/
この記事のことを知らせて下さった方のメールには「市長はこれからも色々やりたいと考えているようですが、地元に住む人の意見を聞いて欲しいです。(調子にのりなさんな・・・です)」と書き添えてありました。
とりあえず、担当課に対して、事業者との折衝状況や同意に至った経緯などを時系列にまとめること。また、事業者から実際の飛行状況や、発着場の使用許可内容に違反して運行予定時刻を2時間半以上超過した理由や責任などの説明を得て報告することを求めました。
■百条委員会は大きな進展なし
ところで今日は、午前10時から竹山前市長の選挙運動費用等に関する百条委員会が開催され、「今後の進め方」について議論するはずでした。
最初に大阪維新の会の委員が、市長選の出納責任者、確認団体の会計責任者、後援会の会計事務担当者などを証人喚問すべだと発言しました。これについて私は、「私人に対する百条委の権限行使は抑制的であるべきだ。証人尋問が必要なら、公職にあった竹山前市長から始めるのが妥当ではないか」と主張。
委員会を休憩して協議を行った結果、まず、委員会として調査すべき事項の論点整理を行い、その内容について調査することが法律上問題ないか(当該地方公共団体の事務に該当するか)のリーガルチェックを行うことになりました。
百舌鳥古市古墳群の世界遺産登録に伴い、連休に入って民間事業者によるヘリコプターの遊覧飛行が行われています。このことで、今朝、東上野芝町2丁にお住まいの方からメールが届きました。
「この三連休行われている古墳上空の遊覧飛行について、うるさくてたまりません。日頃は本当に静かな環境の中で暮らしているのに、朝から夕方までずーっとヘリコプターの音が鳴り響いています。
今回、世界遺産登録決定からわずかな期間で、どのような経緯で誰がこんなイベントを決めたのか知りたいです。あと、今後一切このような飛行をしないで頂きたい。議会でしっかり取り上げて欲しいです。
昨日は、驚くような低空を飛んでた機体もありました。あまりの爆音に思わず窓を開けて空を見たほどです。嘘やろ?と思うような高度を飛んでました。
乗客を喜ばせる為にしたのかもしれませんが、万一墜落したらどうするのですか? こんなに家だらけのところをひっきりなしにヘリコプターを飛ばすってどういうことですか? 3日限定でもその間に事故が起こらない保証はありません。
せっかくの三連休が台無しになってます。今朝も9時を過ぎた途端、爆音です。本当に迷惑です」
すぐ側まで行って見ても「形」の分からない古墳は、上空から眺めるのがいちばん。所要6分で5000円の遊覧飛行の人気は高いようです。
●調査30分の間にのべ11機が飛来…これでは悲鳴をあげる人も?
しかし、メールを下さった市民は、静かだった住宅地の上空に突然飛来し、一日中続く飛行音を苦痛に感じておられます。何よりも、その実態調査が必要だと感じました。
お住まいを確認すると、「イタスケ古墳の近く」とのこと。自転車で現地に赴き、同古墳南側に残る文化財保護運動のシンボルである崩落橋付近の路上で様子を窺いました。当初、1時間くらいかけようと覚悟していたのですが、現地に到着した午後2時50分〜3時20分、わずか30分間で「これは大変」と実感できました。
30分の間に、上空に視認できたヘリコプターは11機。平均すれば2分70秒に1機が飛来したことになります。短い間隔だと1分。2機が同時に姿を現したこともありました。
最接近した飛来時刻は、2:52/2:55/3:00/3:04(2機)/3:06/3:07/3:10/3:12/3:13/3:20。もっとも、飛来するコースは3つほどあったように思いますから、同じ機が旋回していたのかもしれません。また、もしかしたら取材など別目的の飛行があった可能性もあります。
いずれにせよ、飛行音は近づいたり遠ざかったりする機影の見えないときにも聞こえるので、ほぼ絶え間ない騒音が住宅地を襲っていることになります。仮に騒音規制に抵触しないとしても、静謐な住環境が破壊されていることは確かです。それにメールでご指摘があるように、飛行量が増えれば事故への不安も高まります。なにがしかの対策が必要だと認識して帰りました。
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百舌鳥古市古墳群の世界遺産登録を記念する提灯行列が大仙公園で催されるというので、見に行きました。小雨にもかかわらず家族連れで参加される方が多く、無料公開の博物館も入場者が激増している様子。皆さんの関心の高さが窺えます。
なお、今日は休日にもかかわらず事務所スタッフが出勤してくれ、来週に作業予定の「議員活動報告」の発送準備が進んでいます。
私が立命館大学に入学したのは1960年。安倍首相の祖父である岸信介総理による日米安保新条約の強行採決に抗議する全国的な国民運動の真っ最中でした。
右の写真は、当時、立命館大学学友会(全学自治会)の委員長として学生運動のリーダーを務めた森茂樹さんが卒業される折に催した送別会(あの頃は「追い出しコンパ」と言っていました)で撮影したもの。当時の立命館の中枢メンバーが顔を揃えています。
前列中央が森さんで、向かって左隣に末川博総長が座り、右端で障子の側に立っているのは武藤守一教授、前列左端が細野武男教授。武藤教授(当時は教学部長)は末川総長退陣後に、また細野教授はその次にそれぞれ総長に就任された人です。学生部長のほか、学生からの信頼が厚かった学生課長で確か後に常務理事を務められた西村幸雄さんの姿も見えます。
2列目以後は森さんに育てられた後輩たち。最後列の左から4人目・眼鏡顔が私です。当時の立命館は「全学協議会」という制度を設けて、大学運営の主要施策について理事、教職員、学生が協議する仕組みが作られており、「学園民主主義」を実践する場になっていました。
森さんは卒業後、(株)日本マーケティング研究所に就職。同社社長や社団法人日本マーケッティング・リサーチ協会の会長としても活躍されました。親分肌で面倒見のよい森さんには、私が桃山学院大学在職中に卒業生を社員採用していただくなど、とてもお世話になってきました。
実はこの写真も、2011年の市議選出発式に際して、わざわざ激励に来て下さった森さんが持参されたものです。その森さんが難病を患って枚方市の高齢者施設に入所されていることを知り、今日お見舞いに伺いました。折良く居合わせて下さったご子息を交え、写真を中心にして懐かしい話が弾んだ一日でした。
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先般、現地の様子をみるために訪問した沖縄の辺野古埋立に関して、今朝の朝日新聞は社説で次のように報じています。
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辺野古の海をめぐる沖縄県と政府の対立が、再び法廷に持ちこまれることになった。玉城デニー知事の提訴方針が、きのうの議会で認められた。
昨年8月、軟弱地盤の発覚などをうけて、県が埋め立て承認を撤回したのが、今回の訴訟の出発点だ。防衛当局は、県の措置を取り消すよう石井啓一国土交通相に申し立て、認められた。裁判では国交相のこの裁決の当否が争われる。
残念なのは、有識者でつくる第三者機関・国地方係争処理委員会(富越和厚委員長)が全く機能しなかったことだ。
裁判に先立つ形で、係争委はこの問題を審査してきた。論点はふたつだった。
(1)行政不服審査法によれば、国交相に申し立てができるのは国民や企業などの「私人」に限られるが、防衛当局はそれに当たるか(2)防衛当局と同じ政府の一員である国交相に、公平公正な審査が期待できるか。
これに対し係争委は先月、(1)防衛当局の立場も私人と変わらない(2)行政事務は細分化され、どの機関も適正に仕事をしている。国交相がことさらに判断をゆがめるとはいえない――として政府の行動を追認した。
とうてい納得できない。
埋め立ての要件などを定めた公有水面埋立法は、私人と国とを明確に区分し、扱いも別にしている。何より軍事基地を造る目的で埋め立てを許される「私人」などいるはずがない。
(2)の縦割り行政を称賛するような見解も噴飯ものだ。工事は閣議決定に基づいて行われており、国交相が防衛当局と異なる見解を示すことなど考えられない。理屈をこね、事の本質を見ないまま、常識に反する判断をしたとの批判は免れまい。
係争委は4年前にも同様の辺野古案件を審査した。最終的に県の訴えを退けたものの、国側の主張にも疑問を呈していた。その後、委員長らが交代したためか、政府による既成事実づくりに屈したのか、国寄りの姿勢を今回鮮明にした。この係争委の判断に対しても、県は提訴を検討しているという。
政権の強引さは目にあまる。国と自治体の利害がぶつかった場合を想定した解決手段は別に用意されているのに、一般国民の権利を守るためにある行政不服審査請求という裏技を繰り出した。「身内」同士で確実・迅速に処理でき、工事に突き進めると踏んだのは明らかだ。
地元の民意を無視し、脱法的なやり方を恥じず、係争委もまた期待される使命を果たさないとなれば、地方は国に従属するしかない。ひとり沖縄の問題ではない。地方自治全体をゆるがす事態と考えるべきだ。
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堺市議会は昨年12月、「国に沖縄との誠実な対話を求める意見書」を可決し、「今後、国と地方自治体との間で起こる様々な問題を処理する上での、悪しき前例となるのではないかと、一地方議会として深く憂慮している」との基本見解を示しています。他人事ではありません。