clock 2019. 9
2019.9.20
17.0℃〜27.0℃。昨夜は窓を閉じて就寝。午後からお天気が崩れました。

昨日の総括質疑の際、航空会社から堺市に提供があった「飛行記録」(下図)を示しました。「幽霊へり」と指摘された2機のヘリが18時57分以後も飛行していた事実が記されています。

議会での質疑や市民のブログ掲載がなければ、使用許可時間を破ってさんざん騒音被害をもたらした上、虚偽報告までした事業者の無法行為は明るみに出ず、隠されたままだったのです。

質疑では、堺市の行政対応の問題点を次のように整理して確認しました。
@事業者の適格性の判断/A事業が市民生活に及ぼす影響/B事業に伴う危険性の検討と対応/C上記の各項に関して必要な情報収集等の欠落/D予期しない事態への対応

●永藤市長は市民への謝罪を拒否
そして永藤市長に、「このような不手際があったことを、行政の長として市民に詫びるべきではないか」と提案しました。ところが、市長は「謝ることが目的であってはならない」と的外れの発言をして、かたくなに拒否。何度かのやりとりの後、委員長が「騒音や時間で迷惑をかけたことは事実だから、市民に対して申し訳ないと一言どうですか」と答弁を促したのですが、市長はそれでも口をつぐんだままでした。

■「討論」の最後で指摘・・・「行政の長」との自覚は“まだまだ”ということでしょうか?
総括質疑の私の発言時間は12分です。委員長が仲介に入ったときには、もう僅か16秒しか残っていなかったので、「委員長発言が市民の思いだ」と述べて質疑を終えました。ただ、その後の休憩時間に興味深いネット記事をみつけ、予定の討論を終えてから披露しました。

「謝らない人の14の心理的特徴」と題するその記事には、例えば「心理1:そもそも自分が悪いという自覚がない」「心理2:プライドが高く、『謝る=負け』と思っている」「心理4:過去の経験より、自分の過ちを認めることがみっともないと思っている」「心理5:実は傷つきやすく、自分の責任と認めたくない」などと書かれているのですが、永藤市長の場合はどの心理に該当するのか、あるいはしないのかは、ご自分でじっくり考えていただくほかありません。

もっとも、その記事の最後には「謝らない人を無理やり謝らせるのは逆効果!」とし、「自己防衛心から、さらに心を閉ざしてしまう」「謝らない人は心が弱い人が多いというのを理解して、寛大な心を持って対応し、待ってあげるくらいの余裕をみせましょう」と書かれています。「なるほど!」、「私自身にこの言葉を言い聞かせ、討論を終える」と、20分の発言を締めくくりました。

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2019.9.19
20.0℃〜27.0℃。就寝時に目覚め、全開だった窓を半開に変えました。

総括質疑の出番は、早めの予測どおり午後2時半となりました。

すでに市当局から提供を受けていた遊覧ヘリの「運航記録」によって、7月15日に「海とのふれあい広場」から3機のヘリが最後に飛び立ったのは「19時10分」だったこと、顧客を載せた遊覧業務の終了は「19時06分」だったことが判明していました。

当日、運航状況をつぶさに観察し、機影の撮影までしてブログに掲載された市民の詳細な記録を突きつけられ、事業者も「虚偽報告」だったことを認めざるを得なかったようです。つまり、市民が18時57分以後に3回撮影した機影は、「幽霊ヘリ」ではなかったのです。

※市民のブログ http://monoblog366.blog.fc2.com/blog-entry-197.html

※「幽霊ヘリ」 http://monoblog366.blog.fc2.com/blog-entry-200.html

問題は、ヘリ事業者が遊覧ヘリの最終着陸を「18時57分」とし、「19時00分」に京都へ帰るために飛び立ったと言い張ったのはなぜかです。実は、「海とのふれあい広場」の開場時間は平常は「9時〜17時」で、夏期の土日祝に限って「9時〜19時」です。7月15日は祝日ですから、同広場は19時に閉場して施錠することになっていました。いくらなんでも、施錠時刻を過ぎるまでの無法行為はまずい!と判断した事業者が、堺市への報告者や顛末書をごまかしたのではないかと、私は疑っています。

今回の事態について、堺市の対応にどのような問題があったのか、永藤市長は市民に対する責任を感じているのか、総括質疑では厳しく質しました。その内容は、また明日の日記で・・・。

2019.9.18
24.0℃〜29.5℃。ようやくにして「真夏日」を脱しました。いよいよ秋気配。

決算委員会の総括質疑が始まりました。トップバッターは、たっぷり持ち時間がある大阪維新の会の議員で、10時から昼食休憩を挟んで午後1時20分まで発言。都合140分の質疑時間のうちおよそ95分間、堺市女性団体協議会に関係する事案を取り上げていました。
その後の公明党議員の質疑も、3時の休憩を挟んで4時25分まで。次に立った自民党議員が30分弱の質疑を終えたところで、「切りがよいから」と延会となりました。

明日は、自民党議員の残り質疑、堺創志会、共産党に続いて、最終バッターの私の質疑です。開始時間を読むのが難しいですが、早ければ午後2時すぎ、遅ければ3時休憩が終わった3時半ごろになると見込まれます。質疑終了後に15分間の休憩をとって「討論」に入りますが、こちらも最終バッターです。ただし、発言時間は質疑(12分)よりも多くて、20分あります。

2019.9.17
23.0℃〜31.0℃。深刻な房総半島の台風被害、政府の初動対応に疑問。

明日から、決算委員会の総括質疑。おそらく明後日と予測される私の出番に備えて、パワーポイントスライドを作成しました。

3日の大綱質疑の際、市民の方がブログに掲載した「仁徳陵遊覧へリ・南海本線通過時間一覧」と撮影機影を示して市当局の対応を追及しました。ブログにはその後、質疑の様子と「18時57分以降に撮影したヘリの機影は、(中略)『幽霊ヘリ』だったのかも知れませんね」とする新たな記事が掲載されています。

※こちら http://monoblog366.blog.fc2.com/blog-entry-200.html

さて、本当に「幽霊」だったのか。12分の発言時間を使って解き明かしてみようと思います。

2019.9.16
24.5℃〜30.0℃。気候の落ち着いてきたのか、ゼフィランサスが元気です。

「夏風邪を治すには自身の持つ免疫力を高め、ウィルスが排除されるのを待つしかない」とのこと。今日は一日、静養することにしていました。

ところが、某紙の本社記者さんから午前中に電話があって取材の申し込みを受けました。日頃はなじみのない方ですが、「電話ではなく面談で」とおっしゃる熱心さにほだされ、午後、事務所でお目にかかりました。言うまでもなく、「前市長の政治資金問題」についての取材です。

2019.9.15
23.0℃〜33.0℃。花が少なくなった琉球アサガオの作業は枯れ葉処理。

NPO法人東京労働安全センターと堺市が共催する「アスベスト勉強会」が、午後から北区役所の会議室で開催されました。

まず、安全センター事務局長の飯田勝泰さんが開会挨拶。
続いて、同センターの外山尚紀さんが、国交省、厚労省、環境省などで検討されている法改正の動向について講演。
また、中皮腫・じん肺・アスベストセンターの永倉冬史さんが、学校や震災被災地、長野県飯田市の私立保育園での飛散事件、旧築地市場解体にあたってのリスクコミュニケーションなどの事例を通して、解体工事におけるアスベスト対策について語りました。
次に、堺市建築都市局建築部の山下建築監理課長が発表した「北部地域整備事務所の事案による課題とその対策や取り組み」も、よくまとまっていたと思います。

最後は、愛知教育大学准教授の榊原洋子さんが主宰するワークショップ「眼で観るアスベスト」に出席者全員が参加。榊原さんが開発した装置を使って、実際にアスベストを見たり、スマホで撮影するなどの体験をしました。

なお、参加者は約60人で、うち10人は堺市職員でした。

2019.9.14
23.0℃〜31.5℃。ようやく熱帯夜は抜けた感じですが、日中はまだまだ…。

大阪国際交流センターで催された「第25回関西がんチーム医療研究会」に参加。

第1会場での最初の講演は「がんゲノム医療時代の遺伝性腫瘍診療」。多分に専門的なテーマですが、たまたま隣席におられた古河洋先生(元・市立堺病院院長)から「新しい治療法ですよ」とアドバイスを受けながら、懸命に聞きました。

その後、大阪府、兵庫県、奈良県の担当者が、それぞれ各府県のがん対策の現状について講演。さらに、在宅療養、在宅緩和ケア、就労支援、薬物療法における副作用対策などについての実践発表を拝聴。また、休憩時間には、いつも情報提供や助言を得ている医師や関係者の皆さんと懇談しました。

午後のプログラムも興味深いものがあったのですが、3日程前から夏風邪の症状が出ている体調を考慮して、残念ながらパスさせてもらいました。

2019.9.13
未明からの雨が昼過ぎまで続きました。関東の停電復旧の遅れ、心配です。

午前10時から決算委員会の理事会が開かれるので登庁。少し早めだったために通常ルートの中央環状線が渋滞しており、一本北側の市道を利用したところ、前市長の住宅前に大勢の報道陣が張り込んでいました。この状況では、外出もままならないかもしれません。

さて、決算委員会理事会では、来週18日(火)と19日(水)に予定される総括質疑と討論について協議。通告状況から予測して、最終バッターの私の質疑は19日になると思われます。発言時間は僅か12分しかありませんが、「古墳群遊覧ヘリ」について事業者の報告書の真偽などを質すつもりです。なお、討論も通告しており、こちらも最後ですが20分の発言時間があります。

なお、第2分科会初日の質疑が市議会インターネットの録画中継にアップされました。

※こちら http://www.kensakusystem.jp/sakai-vod/committee/video/R01/R010910-42-7.html

2019.9.12
昨夜の雨で、明け方は25.5℃に。寝床をエアコンのない部屋に移しました。

決算委員会第2分科会の最終日。残りの発言時間は5分23秒となったので、テーマを「受動喫煙」だけに絞りました。実は、もう一つ「動物愛護」を通告していたため、通告がなければ出席義務のない動物指導センター所長が出席してくれていました。昨日のうちに取り下げていたら現場の仕事に専心してもらえたのに、無駄足を踏ませてしまいました。ご当人の負担はもとより、市民へのサービス時間も削ってしまったことになり、猛反省しています。

ともあれ、5分23秒の発言時間(答弁を含めると27分間)をフルに使い、昨年の健康増進法改定の抜け穴を今年3月に公布された大阪府受動喫煙防止条例が埋め得たかを確認しながら、堺市の対応方針などを質しました。なお、この分科会に出席している議員の中にも「愛煙家」が何人かいます。最後に、「禁煙が健康にとってどれほど利益をもたらすか、丁寧に説明してほしい」と問うたのですが、残念ながらあまり説得的な答弁は返ってきませんでした。もしかしたら、この辺りが堺市の健康施策の弱点なのかもしれません。

●竹山前市長の政治資金で強制捜査
ところで、今日の分科会の昼食休憩時、大阪地検特捜部が竹山前市長の自宅や後援会事務所の家宅捜索に入ったとのニュースが届きました。百条委員会からの証人出頭請求を拒否する構えでいた前市長ですが、司法当局による強制捜査が始まり、これからは逃げることができません。報道によると、代理人弁護士は、「帳簿の記載がルーズだったことは事実で、反省しているが、私的流用したことはない。捜査には全面的に協力する」(朝日新聞)と話しているそうです。

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2019.9.11
27.0℃〜34.5℃。昨年の21号同様に関東で台風停電。この暑さが心配に。

決算委員会第2分科会の2日目。10年前に指摘した学校図書館の課題に、市教委がどのように取り組んだかをチェックしました。

地方交付税措置額の9割しか充てていなかった図書購入費は、改善していました。

ところが、当時の教育次長が「妥当ではない」との認識を示した図書の割引購入は放置したまま。全校園の決算合計は1億4812万円で、市立図書館の図書購入費8,587万円の1.7倍です。現在、市立図書館は10%引き購入だそうですから、同率だったら1,481万円分の図書を余分に買えたことになります。取り組みの怠慢ぶりを改めて指摘しました。

なお、学校司書の配置については、文科省が「学校図書館整備5か年計画」を策定したこともあって、2017年度から全中学校に配置。しかし、文科省が「1.5校に1人」と基準を示しているのに、2校に1人。しかも半日勤務です。これでは、これも文科省が示す「学校図書館ガイドライン」とかけ離れています。
まず何より、小学校への配置を急ぐこと。さらに、ガイドラインに沿った学校司書の業務を確保し、待遇の改善を図ることなどを提案。また、神戸市などの先進事例を示しながら、他都市の実態調査も求めました。

さて、明日は健康福祉関係決算の審議。残り時間は5分余りですが、「受動喫煙」で質問します。

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