clock 2020. 3
2020.3.31
10.5℃〜19.5℃。久しぶりに暖かい日ですが、曇りがち。道中で小雨も。

腹部大動脈瘤の手術を受けた弟の術後1か月診療に立ち会うため、兵庫県小野市の北播磨総合医療センターへ行ってきました。
同医療センターでは、医師2人と看護師2人が新型コロナウイルスに感染。3月12日〜25日の間、外来診療、救急受入、新たな入院受入を中止していたのですが、26日から予約診療を再開しています。
もちろん、新たな感染防止対策をとっての診療再開です。正面玄関では、右側に「発熱、風邪症状の人」専用入口を設け、一般入場者と区分していました。
さらに、一般入口から入る際も、手指のアルコール消毒を促し、一人ひとりに病院職員が簡単な問診を実施。発熱や倦怠感の有無などを確認して、院内滞在中はその問診用紙を携行するように求められました。

堺市でも日々感染者が増えています。大阪府健康医療部の発表によると、昨日3人、今日2人(累計13例)の感染が明らかになりました。市内医療機関でもいっそうの対策が求められます。

ところで、志村けんさんの死は衝撃的です。東京新聞のコラム「筆洗」に次の一文が・・・
--------------------------------------------
「笑っちゃったよ、うちの子がね」。童謡「七つの子」の替え歌が子どもたちの間で流行(はや)っていることをドリフターズのいかりや長介さんに教えたのは演出家の久世光彦(くぜてるひこ)さんだそうだ。「カラスなぜなくの カラスの勝手でしょ」−▼とぼけた声。気詰まりな子どもの心を代弁するようなある種の投げやりさ。受けた。それを歌い、日本を笑わせた名コメディアンの死がつらい。志村けんさんが亡くなった。七十歳▼笑いに真剣に取り組み、昭和、平成、令和の長きにわたって、日本をくすぐり続けた人だろう。日本人が懸命に働き続けた一九七〇年代の「東村山音頭」や「ヒゲダンス」。バブル期の「だっふんだ」。そのナンセンスさがそれぞれ時代の憂いをつかの間吹き飛ばしてくれた▼たとえば、こんなコント。暗い夜道を歩く志村さんにおばけが忍び寄る。志村さんは気づかない。観客の子どもたちが声を上げる。「志村、うしろ、うしろ」▼あのころの子どもたちはコントであることも忘れ、その人に危機を伝えたかった。助かってほしかった。土曜日の夜、志村さんはわれわれの友であり、われわれ自身であったのかもしれない▼新型コロナウイルスが日本の「愉快」を奪っていった。「うしろ、うしろ」と言われた人が今度はわれわれに気をつけてと教えてくれているのか。新型コロナの勝手にカラスが声をあげて泣く。
---------------------------------------------

2020.3.30
「雨」の予報はなかったように思うのに、しばしば小雨。12.5℃で花冷え。

人事異動のシーズンです。新旧の関係職員が挨拶のために来訪。退職者をねぎらい、新任の職員には職務に精励してくれるようお願いしました。

2020.3.29
雨は朝の内にり止みました。最高気温12.0℃。東京では満開の桜に積雪。

「議員活動報告」(86)は、一昨日の本会議終了後に校了し、印刷作業に入っています。
トップ見出しは「やっと中止!! 出張先の宴会に税金」。大阪府では12年前、大阪市でも7年前に改革済みのことで、当時の知事・市長を務めた大阪維新の会創業者の橋下徹さんが断行しました。
そのことを知った2016年の熊本視察に支給された宿泊料「16,500円」のうち、実際に支払った「7,400円」との差額「9,100円」の受け取りを辞退。しかし、私以外の議員の差額は、その日の夕食代(熊本市内の料亭での飲み放題付き宴会)に充当されました。
以来4年間、10回の視察に参加。支給された旅費のうち、実費以外はすべて受け取りを拒否。その総額は「81,465」円です。もし48人の議員全員が同じように実費だけしか支給を受けなかったら、単純に計算すると約391万円の税金が節約できたことになります。
議会で何度も、私が旅費条例の改正を提案したのに、残念ながら他の議員たちは誰も耳を貸してくれず、自分たちの「役得」に浸り続けました。

●永藤市長が提出した「改正案」を、与党・維新の会が継続審査に
昨年9月議会で、永藤市長の「旅費」について質したところ、市長が「条例改正」を表明。12月の議会に改正案が提出されたのです。しかし、議運委員長が「施行を4月からにしたい」と言い出し、私が反対すると、「継続審査」という奇手を使って先延ばしを強行しました。
その際、審議を付託されていた総務財政委員会で、維新議員は「長谷川の勝手な行動」と言って「受取拒否」を非難。さらに、本会議の討論でも、維新議員は「議運委員長や他の議員を一方的な理論で攻撃した」と批判した上、「議運委員長に協力すべきだった」と主張しました。

●「過ちて改めざる。これを過ちという」(論語)
またその際、2016年より前の視察では「定額支給」を受けていたことをとらえ、「26年間、相当額の税金を使って飲み食いをした」とも言い放ちました。12月の討論では、順番が先だった私が反論できないの見越して、最後に登壇した維新議員はまさに言いたい放題でした。
そこで、今回の討論では、「過ちて改めざる。これを過ちという」との論語の言葉を引用して反論させてもらいました。
私は橋下改革を知って、「定額支給」を直ちに改めました。維新議員は、しばしば私の所属委員会の委員長を務めており、私の「受取拒否」を知っていたはずです。また、本会議場などでも旅費改革の提案を聞いていたのです。にもかかわらず、ず〜っとほっかぶり。その上、自党の市長が提案した条例改正を先延ばしして、「役得延長」に加わりました。
この党の最大のうたい文句(公約?)は、「身を切る改革」のはず。なのに、ネグレクト。「過ちて改めざる」という「過ち」を犯しながら、「改めた」私を攻撃する行為は滑稽でもあります。

●もしかしたら、それが「議運からの排除」の理由?
議会運営委員会から少数議員を排除するに当たって、維新議員は「長谷川の存在が恐ろしいから」とも言いました。本心でないことは明らかで、私が「正論」を吐き、「市民の利益が第一」という信念を曲げないことが邪魔になったのだと見ています。彼らとて、「既得権派」です。

▼校了した「議員活動報告」(86)=画像クリック→拡大

2020.3.28
昨夜来の雨がいったん小康状態に。夕方からまた雨。13.0℃〜14.0℃。

朝日新聞の朝刊が、昨日の本会議の模様を報じています。短い記事ですが、さすがに要点がうまく伝わってきます。

ところで、昨夜、本会議の質疑と討論の録音を聞き直していて、私の前に演壇に上がった共産党・森田晃一議員の討論が素晴らしかったことを再認識しました。
発言の素材だけを携えて登壇し、ほぼ即興演説に終わった私の討論に比べ、森田議員の行き届いた調査と説得的な論理展開に舌を巻きました。インターネット録画中継が4月1日か2日にアップされる予定です。ぜひご覧ください。

なお、記事にある反対の6票を投じたのは、私のほか、森田晃一(西区)、藤本幸子(南区)、石本京子(北区)、石谷泰子(堺区)、乾惠美子(東区)の各議員です。

●「現行方式」はほんとうに「好ましくない」のか?
また、記事にある「好ましくない」との発言を繰り返してたのは、維新・池田議員議員です。他政令市議会や国会の例などを挙げ、堺市議会の特異性を主張していました。確かに、少数会派などにも議運への参加機会を与えている自治体は稀だと私も思います。
しかし、民主主義は「多数決の原理」の諸原則と、「個人および少数派の権利」を組み合わせたものを基盤にしています。堺市議会では、私が41年前に初当選したその以前から、このような方式を維持し、伝統的に議会内民主主義を確保してきたのです。「現行方式でどのような支障があるのか」との私の質問には、維新議員は答えず、公明議員が「支障はない」と答弁しました。

●「定数」を定めることは、本当に必要か?
現行条例では、会派所属議員の数に基づいて議運委員数を決めるため、会派構成によって議運委員の人数が変わるのは確かです。
改正案で「11人」としていますが、48人の議員が3人ずつで16会派を結成することも理論的にあります。そのことを指摘すると、「その場合は特例条例で定数を変更する」と答弁。結局、「定数」が定まっていなくても問題はないのです。

●抜き打ちでの「改悪」は、「長谷川排除」が目的。しかし・・・
つまるところ、条例の提案ルールや前例を逸脱し、抜き打ちで「改悪」を断行した狙いは、「議運から長谷川を排除したかった」ということなのでしょう。
もっとも「完全排除」はできませんでした。本会議終了後に開かれた議運で、「議運要綱」の改正を決定。私に、「委員外議員として出席」し、「委員長の許可を得て発言する」権利を認めました。誰であれ委員長の許可なしに発言できませんから、委員であっても同じこと。「採決権」を奪っても、出席と発言の権利まで奪うことは、円滑な議事運営に支障をきたすとの認識はしていたようです。

▼朝日新聞(2020.3.28) 画像クリック→拡大

2020.3.27
14.5℃〜18.5℃。一日、雨。堺での新型コロナウイルス感染者が8人に。

今日の本会議。常任委員会付託案件への討論では、まず、動物遺体処理の手数料の低廉化、消防談合の不透明さを明らかにすることなどを求めました。
そして、旅費条例の改正については、継続審査となった12月の議会で維新の会代表が行った討論に言及。大阪府で12年前、大阪市で7年前に、維新創業者の橋下徹氏が断行した改革でありながら、維新堺市議団が改革をネグレクトしてきてことを批判しました。
また、府や大阪市よりも3,300円も高い限度額規定を利用してのホテルのランクアップを抑制すること、日当についても実支出額を勘案して見直すことを提案しました。

●「歴史的暴挙」の仕掛けは、維新団長と議運委員長?
さて、続いての「委員会条例改正」への質疑では、私の前に質疑した共産党・森田議員に、維新議員が「改正案は議運委員長の提案」と答えたことから議論を始めました。西村議運委員長に「事実か」と質したら、4会派(維新・公明・自民・創志会)を集めてまとめようとしたことは認めました。ただ、その後の質疑の中で、維新・池田議員が相当以前から他自治体の実態などを調べていたこと、堺市の現行条例は好ましくない思ってきた旨の発言をしましたから、仕掛けたのは維新。そして、議運委員長が加担して、公明党もこれに乗ったというのが真相と窺えます。

●「議事運営の要綱」の無視、「議会力向上会議」での議論を避けた理由は、答えず!
今回の提案が、通常の議会内の手続きをや前例を無視し、事前協議から共産党と長谷川を除外して進められた理由については、何度質問しても答えませんでした。「地方自治法の規定に基づいているから」との答弁もありましが、法律規定と議会内の手続きは無関係です。
さらに、維新・池田議員に至っては、「議会力向上会議に提案しなかったのは、長谷川議員の存在を恐れていたから」と言い出す始末。驚くべき「論理」(?)です。

●議長にも質し、「万感の怒りを込めて反対する」と討論
質疑の最後に、「乱暴な議事の運びを議長として諫めるべきではなかった」と問いましたが、議長は自身がそのような職責にあることの自覚ができていないようです。再度立った演壇での討論では、議会基本条例を踏みにじり、民主主義の原理を忘れた「暴挙」に対して、「市民と共に闘う」と宣言。傍聴席で審議を見守ってくださっていた大勢の市民の皆さんから拍手をいただきました。さすがに議長も、その拍手を制止する言葉を発すことはできなかったようです。

2020.3.26
6.0℃〜20.0℃。東京都が神奈川・千葉・埼玉・山梨からの移動自粛要請。

明日の最終本会議では、3回、演壇に立つ予定です。最初は、常任委員会付託案件への討論で、10時15分ころと予測。また、維新・公明・自民が提案する「委員会条例改正案」は、10時半ころから審議に入ると見込まれ、質疑・討論の通告をしています。

もっとも、3回分を準備するのは大変です。最初の討論原稿は何とかまとまったものの、残りの質疑・討論は即興で行うことになるかもしれません。

2020.3.25
議運からの少数会派など締め出し…堺市議会で歴史的暴挙が始まる!!

今日、2月定例会最終本会議の議事運営を協議する議会運営委員会に、突然、委員会条例の改正案が提出されました。

改正理由には「議会運営委員会の定数を規定するため」とありますが、実際には、議会運営委員会からの少数会派などの閉め出しを目的とするものです。

●少数会派の議運参加は、民主的議会運営の誇り
堺市議会の議運は、「交渉会派」(議員3人以上)だけでなく、「2人会派」と長谷川のように「会派に所属しない議員」の中から1人を議運委員として構成されることになっています。
このような議運構成は、堺市議会がずっと以前(少なくとも長谷川が初当選した1979年より前)から、民主的な議会運営を行うために維持してきた誇るべき制度です。
併せて、議会意思を調整するという意味から、全構成員の代表による協議の場となるという実利性にも基づく制度でもあります。

●議会基本条例や議事運営のルールさえ逸脱
今回の突然の提案は、手続き的にも堺市議会の2つルールを逸脱しています。
まず、仮に「必要な議会改革」というのであれば、議会基本条例第31条第2項に規定する「議会改革推進組織」として設置されている「議会力向上会議」における議論を踏まえるべきです。
さらに、堺市議会の「議事運営に関する要綱」の第3条第3項には、「議員提出の条例は、原則として2日目本会議に上程するものとし、あらかじめ各会派等の意向を徴するため、初日運営委員会に当該文案を提出しなければならない」との規定があります。
上記2点について、議会運営委員会で指摘し、提案者に答弁を求めましたが、提案会派からの回答は得られず、そのまま議事を「進行」することを多数決で決めてしまいました。
提出者は、大阪維新の会(提出先である三宅議長は除く)、自民党、公明党の会派に属する全議員で、すでに提出者全員の署名コピーが添えられていました。

●旅費条例の改正成立=「既得権益の消滅」へのしっぺ返し?
議運でのやりとりの中で、池田委員(維新)が、「旅費条例の改正の施行日を4月にするという西村委員長(自民)の意向に、長谷川が協力しなかった」旨の発言をしていましたから、今回の強行の引き金はその辺りにあったのかもしれません。

■27日(金)10時〜本会議は、質疑・討論、記名投票で採決。ご注目ください。
何はともあれ、少数会派や会派に所属しない議員を議運からを閉め出す「改革」を、議会内ルールを無視して強行する今回の事態は、堺市議会における民主主義を押しつぶす「歴史的な暴挙」と言わなければいけないと思っています。
27日の本会議では、質疑と討論を行います。また、共産党議員と共に採決を「記名投票」とする要求書を提出しましたから、会議規則によって、記名投票が行われます。いったい誰がこの暴挙に手を染めるか、ぜひとも議場でお確かめください。(白票=賛成/青票=反対)

2020.3.24
7.5℃〜13.5℃。最高気温が3℃下がり、「今日は寒い」が挨拶の言葉に。

スペースの関係で昨日の日記には書けなかったのですが、継続審査になっていた旅費条例の改正が総務財政委員会で「可決」されました。反対会派はなかったようですから、最終本会議での可決も間違いないと見込まれます。

さて、堺市内にお住まいで、新型コロナウイルス感染が判明した方が、今日、新たに1人増えました。これで6例目。お互いに感染防止に努めたいと思います。

2020.3.23
9.5℃〜16.5℃。昨日の暖かさからは、やや寒さが戻ったような気候です。

●「障害者文化芸術活動推進法」を知らなかった市長
今日の健康福祉委員会の質問テーマは、「本市における障害者施策とフェニーチェ堺の障害者対応及び設計について」。
冒頭、永藤市長に「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」を知っているかと質問すると、「詳細は承知していない」との答弁。同法には、自治体が推進計画を策定するように努める義務が規定されている旨を告げ、ぜひ策定すべきだと提案しました。

●フェニーチェ堺の車いすスペースは法令・基準ぎりぎり
さて、大綱質疑で指摘したフェニーチェ堺の障害者対応を調べていて、車いす席がわずか12席なのが気になりました。国交省が示す設計標準は「総座席数の0.5%〜1%以上」。2000席の大ホールは「0.6%」で、わずかに1ポイントだけのクリアです。
他市では、同じ年に開館した東大阪文化創造会館が「0.93%」、前年開館の札幌芸術劇場は「1.04%」で、両館とも2階や3階などにも車いすスペースがあります。これに比べ、フェニーチェ堺は1階だけ。障害者が好みの席を選択するための配慮も欠けています。

●他局連携が不十分な設計作業に注文
フェニーチェ堺の設計作業は、国連の障害者権利条約に基づいて国内法が整備される時期に進みました。なのに、建築法令を守ることだけが前提で、障害者の参加促進という観点が欠落しています。障害者施策を担当する部局も、当時、それを見過ごしてしまった結果です。今後の各種行政運営において、他局連携が図れるよう改善することを市長に求めました。

●「インクルーシブ劇場」の考え方
なお、「障害者文化芸術活動推進法」は、障害の有無にかかわらず、文化芸術を鑑賞・参加・創造することの保障、鑑賞機会を拡大するため、施設のバリアフリー化と共に、字幕、音声ガイド、手話などの提供を求めています。ビッグ・アイの鈴木京子さんも、その必要性を説かれました。
今日の議論で市当局は、障害者対応の改善策として「車いすスペースの増設も検討する」とも答えました。そこで、改良に当たって、電動車いすの充電や人工呼吸器のための電源設置、さらにタブレットなどでの字幕提供も考えること。さらに、「親子室」の活用などを通して、「インクルーシブ劇場」をめざして取り組むことなどを提案。

これらの議論を聞いていた永藤市長は、「今の時点で障害者の方々に何が必要かを検討し、すべての人々にわくわくしながら利用してもらえる施設にしたい」と答えました。

2020.3.22
東京でソメイヨシノのが満開と、気象庁が発表。堺でも、9.1℃〜21.0℃。

所用で泉北ニュータウンへ。トレーニングジムも休業とかで、皆さん運動不足気味のようです。また、図書館を開館できないのかとのお声をいただいたいます。新型コロナウイルスの感染拡大を防止する手を抜くことはできませんが、安全を見極めながら社会活動再開のタイミングを探ることも必要になっているのかと思えました。

明日は、健康福祉委員会。10時開会直後の「市長への質問」で、フェニーチェ堺の障害者対応や今後の障害者施策について議論します。発言持ち時間は15分、通常の半分です。

Page: | 1 | 2 | 3 | 4 |
2020/3
Su Mo Tu We Th Fr Sa
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
前月   翌月

- Old Index -