10月30日(木)朝から雨模様。傘を用意して訪問地に向かいましたが、持ち直し…。
《2003.10.30〜11.1》
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※10月29日以前の日記は、前ページに掲載
「アクション日記」のはじまりへ
ユトレヒト市に向かう高速道路が渋滞したため、バス運転手ピーターさんの機転で途中から地道走行。この変更が何とも言えない美しい農村風景を見せてくれ、秋のオランダを楽しみました。15分遅れで到着したドムタワー横には、リヒテルズ直子さんと、ボランティア・ガイド「ヒルデ」のハリー・ファン・ダルセンさんが待っていて下さいました。ダルセンさんは70歳。豊富な知識で、このまちの歴史や建造物を語りながら、2時間にわたる案内をしていただきました。
午後からは、オランダの高齢者団体との懇談会です。まず、訪問グループを代表して私から挨拶。次に、今回の訪問受け入れに尽力していただいた「ヨーロッパ高齢者組織オランダ・プラットフォーム」(NPOE)のベン・スレイクハウス理事長が「ヨーロッパの高齢者」について講演。続いて、1994年選挙で国会に7議席を得た当時の高齢者党(AOV)議員だったミケ・アンデラ・バウワーさん(女性)とヴォール・ジッターさん、「ユトレヒト高齢者政策助言委員会」のファン・ヘーン議長(女性)、「全国シニア協会政党」のトロースト議長がスピーチ。コーヒー・ブレイクや質疑応答など、3時間半の交流を深めました。なお、この日の準備に当たって下さったNPOEのブランズさんには、心から感謝の意を伝えました。
DalsenさんとRichters直子さん
高齢者団体との懇談会でスピーチ
10月31日(金)きょうも朝から雨。信じていたら、出発時には上がりました。
オランダでの自由視察。ホテルを9時に出て、まず、アンネ・フランクの家へ。引き返して国立美術館のフェルメールやレンブラントを鑑賞。アムステルダム市内の移動はもっぱらトラムです。12時43分、中央駅発の列車で首都デン・ハーグへ向かい、駅構内でリヒテルズ直子さんに迎えられました。
早速マウリッツハイス王立美術館を訪ねて、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」ほかの名画を鑑賞。上院、下院、首相執務室などがあるビネンホフを見学し、ベアトリクス王女が執務するノールダインデ宮殿に至りました。日本と違って制服警官の姿などどこにも見えない開放感に感激。この後、リヒテルズさんの車で北海の海岸にも案内してもらいました。
アムステルダム中央駅前のトラム。
よく揺れるが便利な乗り物です。
11月1日(土)少し気温が上がっていると感じるのは、寒さに慣れたからでしょうか?
今日はいよいよオランダを出国する日です。朝、1時間の運河クルーズで市内の様子を再確認。トラムに飛び乗ってヴィンセント・ファン・ゴッホ国立美術館を訪ねました。午後2時、ホテルからスキポール空港に向かい、16時50分発のKLM機で北京へ飛び立ちました。予定外の北京経由となったのは、帰りの予約便がオーバーブッキングとなっていて、参加メンバー全員分の座席確保ができなくなったためです。