《2009.7.1〜5》
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※6月30日以前の日記は、前ページに掲載
7月1日(水)大阪はカンカン照り。岡山付近から雨になり、中国・九州は豪雨です。
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義母の誕生日を祝い、続けて義父の三回忌をすることになった妻の実家に向かいました。行程の大半が雨でしたが、約650qを7時間半ほどで到着。
7月2日(木)雨の日が続いた福岡で、久しぶりに迎えた「梅雨の晴れ間」だそうです。
妻の実家は、集落の人家が切れる最奥にあって、裏庭はダムから流れ出る清流に面しています。義父がこの地を選んで家を建てたのは1971年。孫たちのためにと、川の石を動かし、樹木を整えて作ってきた庭では曾孫も遊び、この地域のホタル名所にもなりました。2年前、義父は100歳5か月の生涯を終え、家や庭の管理は義妹たちやその家族に任せきりです。そこできょうは、伸びたフジのツルを切るなど、ほんのわずかばかり手入れを手伝ったりしながら、自然に包まれて過ごしました。
7月3日(金)福岡の空模様はきょうもすっきりせず、ときおり雨も降る一日でした。
妻の母は、少し耳が遠くなり、足腰も年相応に弱ってはいますが、いたって元気です。きょうは、5人の姉妹(妻は2番目)とその家族が集まって、93歳の誕生日を祝う会を催しました。義母は、中国東北部(旧満州)で日本軍の仕事をしていた義父に嫁ぎ、苦労を重ねてきた人。敗戦時、2歳だった妻や5歳の義姉を連れ、臨月のお腹に義妹を抱えての苦難の逃避行は、この時代の女性だった故に耐え、一家での帰国を果たすことができたのでしょうか。
7月4日(土)きょうの福岡は快晴。暑くなりましたが、この辺りの夜は肌寒いほど…
妻は姉や妹たちと共に、家周りの清掃や明日の義父三回忌に備えて忙しくしていますが、私は、裏庭に面した静かな部屋で「議員活動報告」の原稿作成にいそしみました。ガラス戸を閉め切っていても暑さは感じず、清流の小さな滝を流れ落ちる水音や時折聞こえる小鳥の鳴き声に心を和ませられています。それに、昨日は、表側の山の斜面を歩く1匹の野猿を見ました。群から離れて里の食べ物を探しに来たのでしょうか。義弟らが川沿いの空き地に畑を作って栽培している野菜が荒らされているそうです。
7月5日(日)日中の天気はなんとか保ちました。しかし、夕方の山沿いは激しい雨です。
妻の父の三回忌法要を菩提寺で営みました。このお寺は筑紫野市にあって、1586年に建立された浄土真宗(本願寺派)の西蓮寺。15代目住職の中川正法さんは筑紫女学園大学の教授(現在は文学部長)をされ、専門はインド仏教だそうです。深い学究に基づいた分かりやすい法話を伺っていると、きっと楽しい授業をされているのだろうと思わせる方です。きょうは、仏説阿弥陀経の「無三悪趣」「無三悪道」についてのお話でした。