用件は、「堺東中瓦町2丁地区市街地再開発事業」についての説明です。堺東駅前の商店街の再開発は長年の懸案事項で、市役所と道路を挟んだ北側の地域に再開発ビルを建てるという計画が木原市長の時代に進んでいました。構想のキイは、現在の市民会館をそのビル内に移し、「文化芸術ホール」をつくることです。堺市がその分の床を300億円超で買い上げ、再開発を促進する予定でした。
●政権交代で再開発事業の方針を変更
ところが、昨秋の市長選挙で木原前市長に勝った竹山市長がこの計画に難色を示し、議会内にも巨額の市費を注ぎ込む再開発への疑問の声が出てきました。そこで市当局が考えついたのは、再開発組合の設立認可申請書を提出している発起人会に対して、「文化芸術ホール」の規模を格段に拡大することなどを要請するという新方針。どうやら、“無理難題”(?)をふっかけ、計画の進展を阻もうとしているように見えます。要請内容を説明に来た担当者は、「7月中に臨時議会を開いて議会の意見を聞きたい」とも言うのですが、さて、臨時議会を開く議題にできるのかさえ不明です。
お天気をまったく心配することなく、地下鉄・新金岡駅AB出入口で議会報告をさせていただきました。また今日は、子ども青少年健全育成調査特別委員会が開かれるため、駅前報告終了後すぐに登庁。特別委員会では最後に発言して、いじめや児童虐待への対応、学校図書館の充実などについて質しました。
●「文化芸術ホール」をめぐる無責任
委員会が終わるのを待ち構えていたように、文化部と都心まちづくり推進室の担当者が控室にやって来ました。
●病院で、特養の看護師さんと交わした会話から…
ところで、母の入院先も、入所先の特別養護老人ホームも、同じ系列の法人が経営しています。昨日、入院前の診察を待つ間、特養から付き添って来て下さった看護師のEさんに、興味深い話を伺いました。「27年前、同系列の別の病院に勤め出した折、院長先生の外来診療を手伝った。高齢患者に『おじいちゃん…』と話しかけたら、診察終了後、院長に『これからは、患者さんにお名前で呼びかけなさい』と注意され、そのひとことで、医療従事者としての責務の基本を自覚した」。「今でも、忘れられません」…と、E看護師が目を輝かせて語ったのは、私も大変お世話になった岸口繁先生のことで、系列医療法人や社会福祉法人の創始者です。2004年4月に他界され、5月20日のアクション日記に「しのぶ会」の記事を書いたこともあります。ただ一言で職業観を見つめ直させた岸口先生の指導力や理想に燃える経営方針は、他の職員からも敬愛の念をこめて聞くことがしばしばあります。たまたま一時期の隣人であったよしみで親近の情を厚くして下さった先生を、あらためて偲ばせていただきました。
7月21日(水)秋田を除く46都道府県で「真夏日」。35℃以上の「猛暑日」も各地で…
今朝は、地下鉄・新金岡駅C出入口で議会報告。いつもながら、他の出入口よりも利用者数が少ないのに、「議員活動報告」を受け取って下さる方の率はとても高いのです。ともあれ、配布ボランティアの皆さんも、マイクを握る私も、日陰を選んでの街頭活動でした。なお、夕方から堺東駅前にも立つ予定だったのですが、昨日、母が入院し、主治医の説明を聞くために延期しました。もっとも、母の容態はそう悪くはなく、高齢(99歳11か月)を考慮しての1週間程度の病院暮らしとなりそうです。
7月20日(火)朝から燃えるような陽光が降り注ぎ、汗を拭いながらの出勤風景です。