《2011.4.20》
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※4月19日以前の日記は、前ページに掲載

4月20日(水)今日も「寒い日」…。お天気はいいのに、14℃までしか上がりません。

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残務整理の作業にめどがついたので、あらためて市議選の結果を見てみました。長谷川俊英の得票は、前回選挙より222票増え、得票率も12.4(前回12.2)%とアップ。出発式で目標設定した「7293」(なにくそ!)票を達成し、4年間の活動についての信任が得られたものと思っています。

ところが、既成政党の票は、公明4426減、民主2561減、共産2101減と、大きく減りました。自民党や無所属候補を加えた減票の合計に、今回は不出馬だった「ウインネット」(女性団体)の票を加えると「12,738」。旋風を巻き起こした大阪維新の会の得票から池田候補の前回得票を差し引いた「12,173」に匹敵します。つまり、維新の会は、長谷川以外の政党などに投じられていた票をぶんどって大量得票を果たしたわけです。
●堺市全域でも、既成政党票が大幅に減少
堺市内全区では、公明党11,774(14.3%)、民主党17,062(31.4%)、自民党16,196(27.1%)、共産党14,278(28.3%)という減少状況が見られます。選挙が始まる前は、東日本大震災の発生によって維新の会の活動が制約されるから同会の伸びは抑制される…と、一般的に観測されていました。ところが、震災や原発事故への政府や各党の対応ぶりが既成政治への不信を増大させ、多くの有権者を「維新の会」への投票行動に駆り立てたようです。それは、政権党である民主党の減少率が高いことでも裏付けられます。ただ、かつて小泉首相が煽り立てた「郵政改革選挙」のように、橋下知事の言動へのムード的投票だったのではないかという懸念を拭うことはできません。
●新しい議会構成は「議会改革」を推進するチャンス
現状を踏まえた市議会の構成は、維新の会(13)、公明(12)、共産(8)、自民(7)、民主(5+1)、クリエイティブ(4)、その他(2)となります。一部会派で離合集散の噂もありますが、そう大きな変化は窺えません。ただ、52人中12人が新人議員となり、ベテラン議員の落選によって私が最年長議員となりました。議員報酬の減額をはじめ、市民と議会との対話など、懸案の議会改革を進める機運をつくりたいと思っています。
なお今日は、午前中に登庁して選挙管理委員会や議会事務局と協議。午後は事務所で「議員活動報告」(50)の作成にかかりました。