●毎日新聞(2008.8.29)の記事から質疑を開始
昨日、予算委員会の文教分科会で追及した「学校徴収金」の隠された余剰金は、左の毎日新聞記事と関連します。3年半前に市教委が調査したところ、当時の市立4高校での余剰金は合計約800万円でした。流用問題もあったため、市教委は「学校徴収金適正化委員会」を設置して、課題改善の方向を示しました。その報告書(2002.11)には、廃校前の堺商業高校の余剰金は284万円余りであることが記されています。ところが、私が最近入手した内部文書によると、その真偽が疑われました。
3月8日(木)いつになく早く目覚め、日の出前の大泉緑地へ。梅は、まさに満開です。
今日は、建設委員会と文教委員会の開催日。朝から登庁して、委員会の審議をモニターで聞きながら、予算委文教分科会での発言に向けての準備。さらに、12日(月)の健康福祉委員会での質疑のため、関係先からの情報収集と打ち合わせ。結局午後6時近くからになった文教分科会では、旧堺商業高校で学校徴収金が隠されていたこと、堺高校定時制課程での管理職の暴言事件、東陶器小学校移転をめぐる疑問点などについて議論しました。
3月9日(金)昨夜からの雨が夜まで続き、気温もどんどん下がって6℃。寒い日でした。
●隠されていた余剰金は2160万円(市教委への報告分の8倍)というでらためぶり
そこで、市教委に再調査を求めたところ、やはり2160万円を超える余剰金の存在が隠されていたことが判明。その全額が閉校事業などに充てられ、吉本タレントを招いての行事などに使われていました。はたして適切な支出だったかの疑問もありますが、市教委の調査にうその回答をし、内緒で多額の徴収金残額を使い切った校長の責任が問われます。また、「適正化」をうたいながら、不適切処理に気づかなかった市教委の怠慢ぶりもあきれるばかりです。
●「議員に言った者が許せない」…堺高校定時制課程では、准校長が会議で暴言
廃止となった堺商業や堺工業の定時制課程を引き継ぎ、「堺高校定時制課程」ができました。その責任管理職である准校長が、校内での提案などを無視された教師が某議員(長谷川ではありません)に相談したことをとらえて、「議員に言った者が許せない」と会議で発言したそうです。また、会議の様子を録音しようとした教師に対しては、「会議の録音は民法・刑法上の問題となる」と言い、やめさせるために根拠希薄な言葉で圧力をかけました。市教委に事実確認の調査を求めたところ、当初曖昧に答えていた准校長も、教頭の会議メモに残っていた事実を認めざるをえなかったとのこと。なんともやりきれないような管理職の言動です。
●東陶器小学校(中区)の移転問題では、校区内住民の「対立」について質問
今議会に提案されている来年度予算案には、東陶器小学校の移転建て替えに関係する経費(およそ12億円)が計上されています。以前から、この移転問題をめぐって地元住民の皆さんの間に意見対立があると聞いていました。「移転反対」を主張される住民から私に提供されたファックスのコピーについても、文教分科会で質しました。このファックスは、市教委が予定している場所への移転を求める当時の自治連合会長による「要望書」の原稿のようです。原稿の発信日は「2009年6月19日」、発信者は「キョウイクガッコウカンリブ」との印字があります。そして、ほぼ同文の「要望書」が翌日、教育長宛に提出されました。不審きわまりないやりとりですが、発言時間がなくなったため、総括質疑までに詳細な経過報告をすることを求めました。