11月1日(木)午後、小雨がぱらつく不安定な天気。強い風も吹いて季節が変わりました。
朝、木々が色づき始めた大泉緑地を散歩。時間があったので、登庁も歩いてみました。途中、南長尾町の府営団地で旧棟が取り壊される現場を見ながら、市役所まで50分。帰りは、市立堺病院から60分でした。災害時の非常事態でも徒歩で動けそうです。
なお、市役所では、開発調整部と協議。美原区の斜面崩壊現場で復旧工事の工法などが住民に示されたとの報告を受けました。
「シンドラーエレベーター」製のエレベーターが、金沢市でまた死亡事故を起こしました。昨日、北区役所のエレベーターを利用される市民の方から、心配の電話がありました。6年前の事故の折にも調べたのですが、現場を確認の上で区長らと協議。
そのまま登庁して、建築都市局長や建築監理課長らとも協議しました。堺市では北区役所のほか、南区役所、中区役所、さらに大小路歩道橋と泉ヶ丘駅北側に、シンドラー社のもの(計15機)を設置しています。また、今年7〜8月に行った調査では、市関係施設のエレベーター数250機のうち、「戸開走行保護装置」を備えたものは35機。つまり、86%のエレベーターに安全策が講じられていないのです。
国土交通省は、3年前に建築基準法施行令を改正し、以後の新設エレベーターには補助ブレーキなどの取り付けを義務化。また、既設エレベーターについても保護装置を備えるように指導しており、堺市としても早急に対することを求めました。
11月2日(金)朝の気温8℃、昼間も15℃。コート着用で通勤される姿を見かけました。
●福島原発事故の恐怖…菅直人さんがテレビで語る
ところで今朝、テレビ朝日の「モーニングバード」が、菅直人前首相が福島第1原発の事故に直面した折の様子を、当人へのインタビューで報道していました。「冷却装置が動かないということはメルトダウンに至る。背筋がぞっとした」。「どんどん拡大したら、どこまでの人が逃げなければならなくなるのか。チェルノブイリどころではなくなり、東京も含めて逃げないといけない状態になるのではないか。一つの国が成り立たなくなる」。「何千万人もの人が避難することになると、命を落とす人も出るにきまっている。恐怖に襲われた」。「最悪になったら、どうして逃がすのか。170キロ圏は強制、250キロ圏は希望する人を逃がすとしたら数週間はかかるだろう」。「しかし、それを実行する法体系はない。緊急的な形で、交通手段、受け入れ体制のイメージを考えたが、考えきれない」…。
●「菅下ろし」は、浜岡原発停止要請から始まる
また、この番組「そもそも総研」を担当した玉川徹記者は、原発事故への対応を巡る「菅下ろし」に「違和感を覚えた」とも語っていました。そして、その契機となった「事故原発への海水注入を菅首相が中止させた」という新聞報道は事実ではなく、「官邸に詰めていた東電の武黒フェローが指示し、現場の石田所長がそれを無視した」というのが真相だと主張。この点について菅さんは、「そのような情報は、東電内部からの報道関係への働きかけだったのではないか。浜岡原発の停止要請を行ったころから、東電もしくは原子力ムラによる菅下ろしの空気が強くなった」と話していました。