《2013.2.11〜12》
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※2月10日以前の日記は、前ページに掲載

月11日(月)気温は6℃〜7℃。一時に比べれば暖かくなりましたが、何となく寒い日…

2月12日(火)中国からはPM2.5、北朝鮮で核実験…。春が来るというのに寒い日です。

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市当局から、来年度予算案の概要のほか、2月定例会に提案する案件について説明を受けました。他の会派への説明はもう終わっているようですが、日程調整が整わず、延びていました。
すでに記者発表が行われており、2013年度の一般会計予算の総額が3587億円と過去最高になることは新聞でも報じられています。
●借金残高も過去最高で、職員給与をカット
新たな市債発行は498億円で、市債残高も過去最高となって4070億円です。厳しい財政運営をカバーすべく、1月31日に職員組合も給与カットに合意。給与条例の改正案も提案されます。その内容は、局長級6%(年収36万9千円減)、部長級6%(33万9千円減)、部次長級4.8%(25万5千円)、課長級4.8%(24万円)、課長補佐級以下3〜2%(10万7千円減)。審議するに当たって、議員報酬の減額をどうするのか…が問われることになります。
●がん対策予算拡充、地域猫活動への支援予算も新規計上
がん対策推進条例の制定に伴って、がん対策推進のための予算が拡充。また、昨日の意見聴取会でも発言があった「地域猫」については、健康福祉委員会での議論を踏まえて活動支援の予算(不妊手術助成)が計上されました。当初予算の計上額は50頭分の40万円ですが、3団体程度の取り組みを想定したもので、状況によって増額も考えている様子です。

議会基本条例の市民意見聴取会。事前の参加申込者は17人でしたが、実際には28人(男性17・女性11)の市民が会場(委員会室)に足を運んでくださいました。意見を述べた方は10人で、事前提出よりも3人の増。そして、「議会報告会の開催方法など具体的なことが示されていないが、少なくとも年4回、各区に出向いて開いてほしい」「その際、当該区の選出議員でない議員が説明してはどうか」など、傾聴すべきご提案をいただきました。中には、泉州水防事務組合のことや地域ねこ対策など、議会基本条例に直接関わらない話をされる方もありましたが、最後の方が「議員と市民がこんなふうに話し合える機会ができたのがすばらしい」と発言。そこにこそ、大きな意義があると思います。

なお、「条例前文に政治倫理条例のことを盛り込んでいるが、資産や所得をつつき回して何が得られるか。政治家の倫理は、遠大な構想やダイナミックなビジョンから生み出される。倫理条例など廃止し、前文から削除すべきだ」というご意見もありました。議長が答弁に立って、堺市の倫理条例が全国に波及していることなど、その大切さを説明。また私は、論語に記された孔子の教え(政治の要諦は「兵」「食」「信」だが、いちばん大切なものは「民の信」)をお示しし、30年前に市民の手で議会に提案された条例案を市議会が受け入れた経緯、資産公開のテキストがアメリカの政府倫理法であることなどを話させていただきました。