《2013.10.1〜3》
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※9月30日以前の日記は、前ページに掲載

明後日(4日)、神戸学院大学が主催する「地域健康学習研究会」で堺市がん対策推進条例やがん教育について話します。準備が遅れており、大わらわで取り組んでいます。

10月1日(火)また、30℃の真夏日です。それでも、秋の気配は漂い始めました。

市長選が終わり、先送りになっていた議会行事が再開されました。午前中は、次世代育成調査特別委員会の研修会。関西大学教授・山縣文治さんの講演「子ども・子育て支援新制度の私的読み解き」を聴きました。午後は、同特別委員会を開催。子ども青少年局から「子育て支援の充実・強化の取り組みについて」と題する報告がありました。
報告によると、長らく減少傾向にあった合計特殊出生率は、2005年を底に、現在は回復傾向にあるとのこと。また、出産世代人口の減少などで就学前児童数は減少し、幼稚園の園児数も減っているが、保育所への入所児童数は増加し続けています。このため、民間保育所等と連携して待機児童の解消策が講じられ、昨年度の457人から今年度は62人に減少。他方、昨年8月に成立した「子ども・子育て関連3法」に基づく支援新制度への円滑な移行も目指しています。

桃山学院大学名誉教授の岡崎守男さんが9月28日に逝去され、今日、横浜市で「送る会」(葬儀)が催されたので、朝の新幹線で発ち、参列させていただきました。ご子息の挨拶の一節に、「父は金銭の管理については厳しいところがあり、親子といえども貸し借りのなれあいを嫌いました。一方で、募金・援助活動など、自らの信条として決めたことには私財を惜しまないという面も持ち合わせていました」との言葉があり、改めて感謝の念が湧いてきました。岡崎先生は、以前、新金岡団地にお住まいだったというご縁もあって、様々なご支援をいただき、ご転居の後も毎年必ず「カンパ」を送って下さっていたのです。
お昼過ぎに出棺をお見送りして、東京へ。旧知のジャーナリストにお目にかかりました。地方自治の諸課題を鋭く見続けておられ、私も何度か取材を受けた方です。今回の堺市長選挙や大阪都構想をめぐる中央政界の動きなど、2時間近くの意見交換で貴重な情報を得ました。

10月3日(木)朝のうちは曇り空で、最高気温も25℃。長袖ワイシャツが苦になりません。

●市立小学校・H先生の「偲ぶ会」(通夜式)
西区の市立小学校で音楽専科の教員をしていたH先生が、9月29日に逝去され、今夜「偲ぶ会」がありました。無宗教の葬儀のため、明日は「お別れ会」として催されます。ご夫君がかつて市立中学校に在職し、剣道指導に当たられていた関係で知り合い、以来25年間ご厚誼を得てきました。H先生のことはほとんど知らなかったのですが、お別れの言葉を述べた同僚教師の話から察すると、「本気でない先生は許せない」としばしば仲間を励まし、ご自身も指導力の高い先生だったようです。一般の会葬者約300人に加え、教え子の小中学生らもおよそ300人が参列。献花が終わるまで1時間半かかりました。
最後に、二人のお子さんがお別れの手紙を朗読。「自分のことは後回しにして、私のことを心配してくれて、ありがとう。いろんな人に慕われ、影響力のある人でした。世界一のママ、大好きです。ゆっくりと休んでください」(ご次女)。「家族のために、病気でつらくてもお母さんでいてくれた。パパはお酒が過ぎるから慎ませます。私ももう子どもでないから大丈夫。でも、いつまでもママの子どもで居させてください。育ててくれてありがとう。ママ大好きだよ」(ご長女)。
がん告知を受けてから10年。病と闘いながら、仕事に熱中し、家族を慈しんだ一人の教師が生涯の幕を閉じました。50歳はあまりに若く、残念です。慎んで哀悼の意を表します。

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10月2日(水)今日は少し暑さが和らいで27℃。しばらく雨を見ず、乾いています。