6月18日(木)昨夜からの雨が丸一日続きました。気温は24.2℃までしか上がりません。
●総合福祉会館の「喫煙所」撤去・移転と「市民の声」
昨日の日記に書いた総合福祉会館の喫煙所については、2年前に「市民の声」で改善が求められていました。その際、会館側は「からだの不自由な方の利用が多い」などと言い逃れし、堺市の所管課もこれを容認しています。「議会で追及されそうになると1日にして撤去・移転させるという対応は、市民目線ではないでしょう」と市長に質問。竹山市長は「ご指摘どおり、市民であれ議員であれ均等で考えるべきだ」と答弁し、また、健康福祉局長が陳謝しました。
●介護保険法の「30日」を守れない介護認定までの日数
「要介護認定の申請から決定までの日数がかかりすぎている」と、南区の方から苦情が届きました。調べてみると、介護保険法には「30日以内」と定められているのに、実際には堺市全体の平均で35.6日かかっています。また、区別にみると、西区や南区では38日以上である一方、堺区32日、美原区31日と、区ごとに格差があります。大きな原因は、各区に設置された審査部会の数が申請件数の多少に照応してことも判明し、改善を求めました。
●乳児期予防接種と中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスへの対応
乳児期の予防接種で堺市が医師に支払う接種料の計算方法が、2013年度から変更になりました。ある医師から、「同時接種した場合の単価が低くなったため、単独接種を増やすモラルハザードが起こっている」との情報を得て確かめてみましたが、真相は未解明です。ともあれ、危惧の声に留意しての対処を要請。また、韓国で深刻な事態に陥っているMERSへの対応について質問し、市民の安全・安心を確保するように努めることを求めました。
健康福祉委員会での私の発言は、予測より少し遅く、午後1時48分から始まりました。
●がん対策の進展状況を質す
4年前に制定を呼びかけた「がん対策推進条例」がその翌年に成立。条例に基づく「がん対策推進委員会」の答申が昨年12月に提出されました。条例制定によって堺市のがん施策が進展したかを質したところ、患者支援など新たな取り組みが見られる反面、全国最悪レベルと言われる堺市民のがん検診受診率は改善されていません。さらなる取り組みを求め、さらに、府内各医療圏との比較で「がん拠点病院」の指定拡大の必要性なども議論しました。