8月11日(火)熱帯夜、そして日中も厳しい暑さが続きます。今日の最高気温は34.1℃。
先週末から3泊4日の四国の旅は、全行程に52日をかけた歩き遍路の20日ほどの区間をドライブしたことになります。もちろん、道中でお世話になった方は他にもたくさんおられ、無事に結願できたのは多くの皆さまのサポートがあったからこそです。ともあれ、どうしてもお礼を申し上げたかった方々を訪ねて、少し気持ちが落ち着きました。そこで、今日はお墓参り。明石市のお寺にある長谷川家の墓と、大阪・阿倍野墓地にある父方親族の墓に線香を供えました。
ところで、報道によると、自民党府議団が大阪戦略調整会議への欠席を決め、流会作戦をとるとか。自分たちが提案して実現させたのに、橋下氏の攪乱戦法で手詰まりになったのでしょうか。
四国旅行中にたまっていたご相談事項などを処理するため、お昼過ぎに登庁。午後から、文化観光局などと協議し、市民人権局からは8月議会の議案に関する説明を受けました。
●大阪戦略調整会議の成立…堺市が“キャスティングボート”?
ところで、午後の議会フロアーにはテレビ各社の取材クルーがたむろしていました。また議員の不祥事でも表沙汰になったのかと思いましたが、明日招集されている大阪戦略調整会議への出欠確認の取材だったようです。自民党が「欠席」を表明していたものの、今日午前中に公明党が「出席」の方針を決めたため、大阪府と大阪市の出席委員者は定足数を満たします。残る堺市の出席状況に焦点が当たったわけです。結局、自民党2人、共産党1人と竹山市長が「欠席」を決めたので、堺市の出席者は定足数(7人)に届きません。条例上、3自治体の全てが定足数に達しなければ開会できないことになっており、これで13日の会議は流会となります。
なお、橋下大阪市長は昨日、次のようなツイートを発しています。「いよいよ大阪会議は末期状態。自分の意に沿わなければ欠席ということも認められる会議になる模様。会議は先例主義。自民党・公明党が第二回大阪会議を欠席して定足数を満たさず会議は流会になる模様。これが先例になる。維新もこれからは気に食わなければ欠席ができることになる」。
公明党が自民党の意に反して「出席」する背景には、そんな橋下氏の脅し効果によるものかもしれません。そもそも、この会議を設置する条例可決に無理があったのです。維新の「抱きつき戦法」に乗って条例を成立させるべきではない…私の予測どおりの事態になってきました。
やはり、第2回大阪戦略調整会議は流会となりました。竹山市長が「欠席」の理由を「おさみ通信」で公表しています。「私は、これまでの記者会見などで、大阪の発展・成長のために、縦糸である堺市、大阪府及び大阪市と横糸である各会派が一緒になって有効な議論を行うことが重要であり、欠席する会派があるならば、この会議の趣旨に反するので欠席すると申し上げてきました。前回の会議の混乱を受けて、自民党や橋下市長・松井知事から申し入れがあったにも関わらず、今井会長が事前に適切な対応をせず、一部会派が欠席することになったことは、会議の趣旨に反すると考え残念ながら欠席することとしました」。
他方、朝日新聞によると「橋下氏は、記者団に欠席を『これがポンコツ会議の実態』と批判したうえで、『維新もこれから欠席戦術が取れる。大阪会議は今日で死滅した』と述べた」そうです。
泥仕合の様相を呈する「大阪会議」ですが、こうなることを読めなかったのでしょうか。