朝10時から決算委員会の理事会。来週20日・21日に予定される総括質疑の議事運営などを協議しました。私の質疑はすべての会派が終わった後になりますから、おそらく21日(水)の午後になるでしょう。また、討論は1番くじを引き当てたので、質疑の後に15分ほど休憩して、再開後のトップです。なお、質疑のテーマは「煙突がれきからのアスベスト検出及び公園土壌からの六価クロム・シアン検出と工場解体等に関わる職員の対応について」とすることを通告しました。もっとも、持ち時間は13分しかないので相当に絞った議論にならざるを得ず、言い足りないことは「討論」で補うしかありません。
●メッキ工場跡地の安全確保など協議
決算委理事会の終了後、昨日、診療を受けた通報者(Aさん)と関係職員との協議に同席しました。今日は、健康福祉、建設、環境の3局長も出席。Aさんの切実な思いを直接聞くとともに、堺市側の対応方針について説明してもらいました。
Aさんは、解体後のめっき工場跡地(写真の右側空地)への不安も指摘。堺市は、早急にフェンスなどを設置し、表土の飛散防止措置もとるよう、土地所有者に働きかけると約束しました。解体業者は「汚れた公園の土を工場敷地に埋めた」とも言っているそうなので、土壌検査も欠かせません。
●百条委員会の委員協議で、「黒瀬議員の再喚問」を決定
午後からは、百条委員会の委員協議がありました。すでに証人喚問を決定しているチラシなどの印刷業者とされる吉田誠也氏と吉田裕美子氏からは、議会からの問い合わせに対する回答が未だにありません。両者の所在確認について協力を求めた小林議員の回答には「昨年10月3日時点での住所」が示されていましたが、当該住所地では両氏との連絡がとれていません。
また、黒瀬議員は「調査の協力依頼について弁護士に確認したところ、例え過去であっても、知り得た情報を本人の許可なしに第三者に伝えることは個人情報の漏えいにあたるとの見解でありましたので、お応え(原文のまま)できない旨をお伝えさせていただきます」と回答。まさに、“木で鼻をくくった”ような答えです。
公明党の成山議員が、「これでは市民の理解を得られない。再度、百条委員会で質すべきだ」と提案。ところが、維新の会の井関議員が「われわれは、これ(黒瀬回答)で了とする」と発言したので、私は「維新委員全員の見解か?」と質しました。他の維新委員(2人)の態度は曖昧でしたが、黒瀬議員の再喚問には反対しないようなので深追いはやめました。
なお、その後の協議で次の日程が確定しています。10月13日(木)の委員会=黒瀬大議員の証人喚問議決(10時開会)、10月28日(金)の委員会=黒瀬証人の尋問(時刻未定/一部秘密会の可能性)、11月11日(金)の委員会=吉田誠也・裕美子両証人の尋問(時刻未定)
総括質疑について市当局と協議するため、朝から登庁。帰り道で解体現場に立ち寄ると、めっき工場跡地は公園敷地と同様にブルーシートで覆われていました。周囲に設置するフェンスも準備中のようです。また、堺市は今日、公園、下水道、環境、健康などの各部課部課が連携して、土壌、雨水枡、大気、住民の健康状況等の追加調査を行うことを発表しました。