《2016.11.26》
(1784)

※11月25日以前の日記は、前ページに掲載

11月26(土フィデル・カストロ死去のニュース。1959年「キューバ革命」は高2でした。

百条委員会での座席は指定されていないのですが、私はいつも、写真の場所に座ります。事務局職員に近いこの席は、情報確認などで何かと便利だからです。昨日の委員会では、私の横に維新委員が3人が陣取りました。左から井関委員と黒田委員で、事務局職員が撮った写真には写っていないのですが、その次に三宅委員が座っています。
●えっ!…「維新、維新とレッテル貼りは止めて」(?)
さて、昨日は、私の発言に対して維新委員からクレームが付いて議論になったのですが、横に並んだ委員との議論は、顔が見えないのでやりづらく、私も少々きつめの言葉遣いをしたのではないかと反省しています。井関委員とのやりとりは昨日の日記で紹介しましたが、右端の黒田委員からは「維新、維新とレッテルを貼るのは止めてほしい」との発言がありました。私が、「維新委員は小林議員を庇っている」旨の主張をしたことへの反論だったようです。しかし、レッテルを貼るまでもなく、3人が「大阪維新の会」の議員であることは、自らが名乗っているはずです。問題なのは、昨日も書いたように、百条委員会が審議を始めるにあたって、「妨害・邪魔は一切しない。積極的に疑惑解明に努力する」と言明したことが自覚されていないことです。
●小林議員の証言拒否が容認され、疑惑はさらに拡大
ともあれ、小林由佳議員の再喚問を回避したいという維新委員の目論みは、22回の証言拒否の全てが容認されることによって、成功しました。ただ、この事実は、裏を返すとそれほど多くの面で刑事事件として立件される可能性があることが明らかになったということです。疑惑がますます深まったことを、維新の会は認識できているのでしょうか。
●今後の百条委員会の進め方について、いくつかの提案
昨日、予定の審議が終わった後、私は次のような発言をしました。「小林証人の証言拒否、黒瀬証人の『記憶にない』との言い訳、まるで共謀を疑わせるような印刷・ポスティング業者が電話に応答しないことなど、疑惑解明が妨げられている。これら証人から十分な証言が得られない現状では、アルバイト雇用された人たちの証人尋問も検討すべきだ」。
また、渕上委員(ソレイユ堺)からは「小林再喚問がなくなった訳ではない」との発言があり、野村委員(自民)も「小林、黒瀬両証人の証言の食い違いは改めて質すべきだ」と主張。さらに、岡井委員(共産)は「辞職勧告決議も視野に入れたい」との意向も示しています。
●改めて紹介した成山委員(公明)の発言
第2回委員会(1月12日)で、私は「この委員会の使命を果たすには、会派の意向を持ち寄るのではなく、各委員が自己の責任において発言し、調査すべきではないか」と提案しました。すると、公明党・成山委員が「長谷川委員の意見に賛同する。会派云々よりも私個人として委員会の重みや委員の責任と使命を自覚しながらやっていかなあかんと感じた」と発言され、感動しました。そしてこのとき、成山委員は「この委員会は10年、20年経っても耐えられ、あのときの委員は本当に議論を戦わせたなと言われるような委員会になるよう、私自身も勉強したい」と言葉を続けていることを、昨日改めて紹介しました。
来秋の市長選に候補者を擁立する旨が伝えられている維新の会としては、早く幕引きをしたいのかもしれません。しかし、党利党略で疑惑隠しをすることなど、絶対に許されないのです。

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