「福島原発震災情報連絡センター」がいわき市で開催する研修会に参加するため、福島空港からレンタカーで会場に向かいました。
研修会では、まず、福島原発告訴団団長の武藤類子さんが「福島原発事故から6年…被害の現状と被害者救済」について報告。
続いて、福島県の担当職員から次の説明がありました。@避難指示区域外を含む避難者および避難者支援施策の現状と課題(避難地域復興局避難者支援課・生活拠点課)、A県民健康調査甲状腺検査および検討委員会・甲状腺検査評価委員会の現状と課題(保健福祉部県民健康調査課)
研修の2日目は、原発事故被災地の見学ツアーです。午前8時、案内役の仲山弘子さん(富岡町3・11を語る会)と小幡ますみさん(大熊町議)がバスに同乗して出発。
楢葉町の天神岬公園の展望所から除染廃棄物の置き場などを見て、4月1日に一部地域の避難指示が解除された富岡町に入りました。JR常磐線の富岡駅前は、前回(2014.4.26)に訪問したときとは様相が一変していました。
その後、富岡商店街、夜ノ森公園などを見ながら、大熊町へ。原発事故で全住民が避難した同町では、復興拠点(大川原地区)で50億の役場建設計画が進んでいます。
いわき市に戻り、久之浜の食堂「草の根」で昼食。さらに、「いわき放射能市民測定室たらちね」を訪ねて、βラボや5月に開業する「たらちねクリニック」を見学しました。
ツアーは、午後3時すぎにJR泉駅前で解散したので、レンタカーで明日の訪問地・栃木県那須塩原市に向かいました。6時前に宿泊するホテルに着くと、ほどなく前那須塩原市議の早乙女順子さんがご夫妻で来訪され、懇談。
最後に、原発事故で避難を余儀なくされた人たちの「健康に生きる権利の実現」をめざす「避難の協働センター」(東京都)の事務局長・瀬戸大作さんが、最近での相談事例を紹介しながら避難者支援に関する活動の現状や取り組みについて話しました。