《2017.5.15》
(1860)

※5月14日以前の日記は、前ページに掲載

月15日(月)まさに五月晴れが続きます。気温も落ち着いて正午に23.1℃と快適です。

お昼前に登庁すると、百条委員会の「調査報告書」についての正副委員長案が届けられていました。一読すると、先般の尋問で小林議員が印刷・ポスティング業者をアルバイ雇用について偽証の疑いがあることは盛り込まれていました。そこで、前回委員会で指摘した次の一文を書き加えることを提案するために文章を用意して、午後1時からの委員協議に臨みました。
●調査報告書案への加筆提案
なお、平成26年12月2日に行われた監査委員による関係人聴取の際の記録によると、監査課長から「広報・広聴費で支出しているアルバイト代について、3人の方を雇用されておりますが、それぞれの方の勤務場所、業務内容、雇用実態、勤務実態を具体的に説明してください。また、それらの事実を証明する資料を提出してください」と問われ、小林議員は「●●さん(吉田誠也氏のこと)に関しては、指定する場所に来ていただいております。業務内容は、街頭での市政報告、駅前・スーパー前などでの配布でございます。雇用実態・勤務実態を示す資料としましては、労働条件通知と出勤簿であります」と答えている。
仮に、本委員会における上記証言が真実であるとすれば、監査委員の関係人聴取において虚偽の説明をなし、事実を記載していない関係資料を提出した疑いもあることになる。

●それでも、“同志”をかばう維新議員
委員協議では、この提案に反対者はなく、加筆が決まりました。つまり、小林証言は、「偽証」でなければ「監査委員にうその説明をし、挙証資料をねつ造した」という、どちらにしても市民への重大な背徳行為を犯していることを自ら実証したことになります。そのことが、大阪維新の会委員を含む百条委の全委員で確認されたのです。また、他の様々な不誠実な対応や疑惑の深まりを勘案して、「委員会としては、小林・黒瀬両議員ともに議員を辞するのが相当」との見解が大勢となりました。ところが、維新の会の3委員はこれに抵抗。「議員辞職については司法の判断を待つのが望ましい」との見解を報告書に盛り込むように要求してきました。
●調査報告書は全会一致で可決
あくまで仲間を庇うことに終始した維新委員たちの主張ですが、そのことを鮮明にするためにも報告書に含めることに異存はありません。調整のために開会が30分遅れた第23回百条委員会は、午後3時半に開会。「調査報告書」は全会一致で可決されました。この報告書は、ただちに議長に提出され、5月議会の早い時期に委員長から本会議で報告。並行して、両議員への「辞職勧告決議」の上程が検討されることになるでしょう。
また、1年5か月にわたる百条委員会の調査はこれで終了。報告書は「小林由佳議員又は黒瀬大議員に刑事上の違法行為」については、「捜査機関の捜査に委ねる」と締めくくっています。両議員が最後に良識を示して辞職すること、捜査機関の公正な活動を願うばかりです。

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