8月22日の大綱質疑で、西高野街道の標識整備や誘客について議論しました。その際、街道筋に面している上下水道局の庁舎1階ロビーを遍路歩きや街道探索をされる方のために開放し、「休憩所」を設けること、災害用常備水の製造後一定年数を経たものをお接待として提供すること、併せて「世界文化遺産登録」に向けてのキャンペーンをしたらどうかと提案しました。
早くも、同局にあるラベル製造機を使って作成した提供用の水が出来上がったと、報告がありました。さらに同局では、道路に面した入口脇に「休憩所」の看板を設置し、トイレ使用もできる旨の案内表示も準備中。ちなみに、お接待の水は冷蔵庫で冷やしておくとか。
あらためて、四国八十八か所を歩いた約1200qの道中、各地でいただいた心のこもったお接待を思い出しました。上下水道局では、有志職員で西高野街道を実際に歩いてみる計画もしているのだそうです。
今日は、午前中に最終本会議の議事運営を協議する議会運営委員会。8日の本会議で8月定例会は閉会となり、10日に市長選挙が告示されます。
なお、明7日(木)午後7時30分から、市長選挙に立候補を表明している竹山市長と、維新の会の永藤元府議の公開討論会が開催されます。場所=堺市教育文化センター「ソフィア・堺」(泉北高速線「深井」駅より北西へ約800m)。主催=堺高石青年会議所。
夜、ソフィア堺で開催された「堺市長選挙公開討論会」を、最前列で聞きました。結論から言うと、2期市長を務めた竹山氏が具体の施策を基に話すのに比べ、永藤氏の話は抽象的です。口先だけで「停滞を止め、成長へと舵を切る」と叫んでも、何の説得性もありません。
また、永藤氏は「行政は大きな視野で考えなければならない」と述べ、「消防行政の大阪消防庁への一元化」や「水道事業の統合」を進めることを表明。これに対して竹山氏が「それこそ都構想のキモだ」と指摘すると、永藤氏は「任期中は都構想の議論をしない」と逃げました。
しかし、竹山氏は、永藤氏が昨年4月に「政令市制度は廃止すべきと考えている」とツイートしていることなどを挙げ、「まさに、都構想隠しだ」と批判。今日の公開討論では、永藤氏が大阪維新の会の選挙戦略「都構想隠し」を、さらに必死に隠そうとしている様子が明白でした。維新の会の“党是”とも言える「大阪都構想」を封印する手法は、宣伝チラシに書いている数々の“うそ”にも通じるもの。こんな政治手法がまかり通ることは、何としても止めなければなりません。