《2018.11.3~4》
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※11月2日以前の日記は、前ページに掲載

11月3日(土すっきりした青空が広がり、これ以上ないイベント日和。福岡も好天でした。

朝一番、先日来ご相談を受けている若いご夫妻が来訪。一定の結論を出されたようです。事態と真剣に向き合っている方々に、少しでもお力になれればうれしいことです。半時間ほど懇談の後、北区交流まつりが催される金岡公園に赴き、開会式に臨みました。
その後、「九州在宅医療推進フォーラムin福岡」に参加するため、新幹線で博多へ。鹿児島本線千早駅前にある「なみきスクエア」の会場に到着したら、最初のプログラムのシンポジウムが始まるところでした。
「認知症フレンドリーなまちづくりに向けて語ろう」と題するこのシンポジウムでは、若年性認知症の当事者2人(丹野智文さん・高橋英二さん)もパネラーとなって発言。それぞれの症状進行に応じた工夫も加えられた発表を聞きました。お二人の発言は、当事者が参加して語ることの意義を十分に感じさせ、また福岡市の認知症支援課・笠井浩一さんが発表した同市の「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」の取り組みもすばらしいものです。

11月4日(日「香椎副都心」として開発された会場前のケヤ並木が色づき初めています。
「九州在宅医療推進フォーラムin福岡」は、昨日と今日の2日目にわたって開催されるため、昨夜は博多駅前のホテルに泊まりました。朝、博多駅構内の券売機で千早駅までの切符を買い求めていると、背後から「長谷川さん!」と呼ばれて驚きました。聞き覚えのある声ではありますが、「まさか」と思って振り返ったら、やっぱり、リヒテルズ直子さんが笑顔で立っていました。今日のファーラムで講師を務められるリヒテルズさんには会場でご挨拶するつもりだったのに、ここでお目にかかれるとはまったく予期しない出来事です。
実は、リヒテルズさんは昨日もシンポジウムに参加されていたそうです。「なみきホール」は福岡市の東市民センターですが、客席は800席(1階658席/2階142席)もあります。少し遅れて入場した昨日、私は会場最後部の席で聴いていたため、最前列におられたリヒテルズさんには気づきませんでした。
ともあれ、千早駅までの車中や、早く着きすぎて開場を待つ列に並びながら、リヒテルズさんとの会話が弾みました。昨日のシンポジウムでは、39歳で若年性認知症を発症した丹野智文さんが「認知症にもいろんな態様がある」旨の発言をされ、私も感銘を受けました。また、笠井浩一さんが発表した福岡市の取り組みにも感心していたのですが、リヒテルズさんの隣席で聴いていた地元の女性看護師はしきりに首をかしげ、「おかしい」と疑問の声をあげていたそうです。
そんなエピソードを交えて語ったリヒテルズ直子さんの講演内容などについては、また明日の日記で。

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