参議院選挙の結果は、自公が改選過半数を確保したものの、維新を含む改憲勢力が3分の2に至ることはかろうじて止めました。まずまず、選挙前から予想していたとおりとも言えます。
そんな中、大いに注目したいのは、山本太郎さんが「れいわ新選組」を立ち上げて挑んだ結果、比例区で2人の当選者が生まれたことです。率直に言って、年号や「新選組」の党名には、いささかの違和感を覚えていました。
しかし、ネットなどで伝わってくる山本さんの演説には大きな説得力があり、多くの人々の心を捉えたのではないでしょうか。そして、自民党が強引に公選法を改正して作った「特定枠」という制度(選挙区が合区なった候補者を救済するのが目的)を逆手にとって、ALS患者の船後靖彦さんと重度障害者の木村英子さんを当選させたのです。
重い病気や障害を抱えた人が選挙で当選するのは並大抵のことではないと思います。しかし、すべての有権者が政治に参加する権利があり、社会はそのことを保障すべきです。お二人の当選によって参議院の議会運営も大きな改革を求められることになるでしょう。
まさに「身を捨てて」、変革に挑んだ山本さんに拍手を送ります。障害者の政治参加をどのように促すのか、堺市政においても考えなければなりません。
今日は午後から、5人のボランティアの方が事務所に来て下さり、「議員活動報告」の封入作業に着手しました。うまくいけば、明日一日で完了できるかもしれません。
一昨日、議会事務局職員の訃報が届き、あまりにも突然のことで驚きました。亡くなったのは、政務活動費適正化推進担当の参事(課長級)。とかく市民から批判を受けがちな議員の政務活動費支出に目を光らせるのが職務でした。
21日は参議院議員選挙の投票所事務に携わり、翌日から家族旅行に出かけたその旅先で、にわかに大動脈解離を発症したそうです。以前、常任委員会の最中にも具合が悪くなったことがあり、激務が命を縮めさせたのかもしれません。
お世話をかけた側の立場から、今日午後、和歌山県橋本市内のメモリアルホールで執り行われた告別式に参列させていただき、お別れしました。謹んで哀悼の誠を捧げます。
朝からボランティアの皆さんが4人来て下さって、封入作業はお昼過ぎに完了。郵便局には、明日午後の集荷を依頼しましたから、近々お手元に届きます。
午後から、総合福祉会館で催された「交通事故をなくす運動」堺市推進協議会の総会に出席。今年も理事を務めることになりました。この総会の前後、久しぶりの登庁だったせいか待ちかねていた関係部課の職員からの報告が次々にありました。