《2020.1.30》
(2274)

※1月29日以前の日記は、前ページに掲載

月30日(木)朝から、すっきりした晴。7.0℃~12.0℃に陽光が加わって、暖かさは倍加。

10時30分、百条委員会は定刻に開会し、竹山修身前市長が画面左隅の証人席に着きました。後方には補佐人の吉川興治弁護士、また右隅にもう一人の代理人である新倉明弁護士が着席しています。なお、私は右側の委員席のいちばん手前に座っているため、このテレビ画面の写真には写っていません。

●委員長の主尋問に対して、竹山証人が冒頭で謝罪
百条委員会では、委員長が人定質問の後に主尋問を行いました。これに対する証言の冒頭で、竹山証人は次のように「謝罪」の言葉を述べました。
「昨年2月以来、堺市政を停滞させ市民の信用を失墜したことを深くお詫びしたい。こうした事件により、私も深く責任を感じ、昨年4月30日付で市長を退職した。刑事事件で司法手続きをしっかりできたところ、11月29日付で略式起訴、簡易裁判所より略式命令が下りたところ。これについて厳粛に受け止めている」
●長谷川俊英の尋問(前段)=検察捜査での罰金納付は「不法行為」を認めたこと→議員総会での答弁と矛盾!
主尋問の後に各委員の尋問が行われ、最後に尋問に立った私は、まず、選挙資金と政治資金の関係を質しました。次に、竹山証人自身の公選法や政治資金規正法への認識と出納責任者と会計責任者に対してその認識を促したか否かを聞きました。
そして、主尋問に対する証言で証人が語った「このような事件」とは何かと質問。竹山証人は、「過去何年間にわたる政治団体収支報告書の誤記載、不記載により会計に対する認識を疑われた事件」と答えました。さらに、竹山証人が略式命令を受けて罰金を納めたことは不法行為があったことを認めたわけで、市長辞職前の議員総会での答弁と異なることも追及。
●長谷川俊英の尋問(後段)=「謝罪」するなら、公式の場で説明責任を果たすべきだ!
この事件について多くの市民は、巨額のカネが集まる市長選、多額の記載漏れ、不正支出の可能性、ベテラン公務員の信じられないミスなどに疑問を膨らませています。そこで、竹山証人が主尋問への証言で市民への「謝罪」を口にしたことをとらえ、市民が抱く疑問に対して「公の席で説明すべきではないか」と質問。竹山証人が「百条委員会では法的制約がある」とかわしたので、「もし、議会が百条委ではない説明の場を設けたら説明するか」と畳みかけました。竹山証人はいったん「新たな提案なので考えさせていただきたい」と乗りかけたものの、「自己反省しながら説明したいから、その提言を受ける考えはない」と言葉を巡らせて、私の提案を拒否。
そこで私は、竹山証人が「市民目線」を掲げて市長選に挑戦し、当選後の各年度の予算説明でも「市民目線」をキーワードにして編成方針を語ってきたことを挙げ、その「竹山市長」がこのような事件を起こして謝罪するなら、市民の疑問に率直に応えるべきだと重ねて強調。「そうしないのなら、竹山証人のこれまでの業績はすべて吹っ飛んでしまう」と述べて、尋問を終えました。

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