《2020.6.12》
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※6月11日以前の日記は、前ページに掲載

●「堺スタイル」ってなに?
今日の健康福祉委員会の市長への質問で最初に質したのは、5月22日に開催された「堺市新型コロナウイルス対策本部会議」で永藤市長が指示した「堺スタイル」のこと。当日、市長は「政府が示す『新しい生活様式』がピンとこないから、堺市民がどのように実践していくかを分かりやすく伝えるために提示して定着を図る」と述べ、関係局長や区長の提案や連携を促しました。
●「広報さかい(堺区版)はフライング」と、市長
堺市危機管理室がこのことを報道提供したのは5月29日でした。ところが、5月末に配布された「広報さかい」の堺区版には、早くも「『堺スタイル』の新しい生活」と題して、6つの生活様式が掲載されています。しかし、そのほとんどは従来から堺市ホームページなどに示されている「手洗い」や「マスク着用」などで、「新しい」と思えるものはありません。「これが『堺市スタイル』か?」という私の指摘に対して、市長は「堺区広報のフライング」と答えました。
●指示された局長らは検討中、とりまとめ部局も不明
一昨日「急ぎの相談」と来訪された市民は、市の報道提供資料や広報堺区版に疑問を抱き、危機管理室に足を運んで調べたそうです。その際の職員の対応が適切でなく、危機管理監らが健康福祉委員会に出席し、経過説明の後、当該市民に謝罪しました。
また、市長指示を受けた健康福祉局や子ども青少年局には取り組み状況を質しました。しかし、答弁の内容はわざわざ「堺スタイル」と銘打つには理解しづらいもので、職員らが戸惑っているようにも思えました。また、市民の方が指摘されているように、誰がとりまとめるのかも不明なままです。
●「堺スタイル」などのネーミングが必要か?
「堺スタイル」とのネーミングに市長がこだわるのは、「大阪モデル」や「東京アラート」などで名を売った吉村・小池両知事の手法を真似たいのかもしれません。しかし、基礎自治体の長に求められるのは、より具体的な市民への支援策だと指摘。ことさらネーミングにこだわらず、市民の不安解消のための細やかな施策を推進すように求めました。

6月12日(金)昨日から降り続いた雨は、お昼前にいったん止みました。24.0℃~29.0℃。

※この他、アベノマスクの扱いや市民への生活支援についても議論。明日の日記で報告します。

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