●保健所の体制強化、ひとり親家庭や困窮学生への支援などで議論
私の質疑では、感染拡大が進む状況に対応する保健所の体制強化やひとり親家庭、困窮学生などへの直接的な支援策が盛り込まれていないことを指摘しました。健康福祉局長と子ども青少年局長が言い訳的な答弁をしたのですが、さすがにそれでは不十分と感じたのでしょう。永藤市長が手を挙げ、補足答弁に立ちました。
市長は、まず「保健所の機能強化は第1波のときから気がかりだった。人事異動での拡充時にも『これで大丈夫か』と言い、これから(感染者が)増えることも想定して拡充してほしと常に思っている。今回の予算には付いていないが、人員、サポート体制、業務の効率化も含めて体制強化を図っている。市民の安心につながるように体制を整える」と答弁。さらに「ひとり親家庭(の困窮)については当初から厳しいと聞き及んでいたが、市の財政事情が厳しいので予算が回らなかった。国の定額給付金を先駆けて渡し、国が新たな支援も実施した。また、家計相談に対応できるようファイナルシャルプランナーの支援制度も設けた。いま感染拡大が進んでおり、臨機応変に対応し、困った市民を支えられるよう知恵を絞りながら対応する」と続けました。
ただ、「困窮学生への支援」については誰からも答弁がありませんでした。時間の関係もあってそれ以上の追及はしなかったのですが、本会議終了後に訪ねてきた子ども青少年局幹部の話では、「実は、“学生”に対応する部局が市役所にない」とのこと。思わず、「学生は市民ではないのか」と、語気を強めてしまいました。(他にも報告すべきことがありますが、また後日に)
早朝と朝のうちに、まだ配布できていなかった集合住宅に「議員活動報告」を届けました。配布部数は、合計747部。
さて明朝は、雨のために順延していた地下鉄・中百舌鳥駅①②出入口での議会報告を予定していたのですが、また雨の予報です。再順延することにし、10時からの臨時議会に臨みます。新型コロナ対策の補正予算案について、簡単な質疑と討論を行うつもりです。
さて、今日の臨時会に提案されたのは、新型コロナウイルスに対応する総額58億8千万円の補正予算です。
先日の議会運営委員会で「簡易採決」(全員賛成)が決まっていましたから、質疑や討論は形式だけかと思っていたのですが、各会派からは厳しい意見が出されました。とりわけ、上下水道局本庁舎のフリーアドレス導入に伴う什器類購入などは補正の対象とすべきではないなどの指摘がありました。
また、大阪維新の会の討論は、まるで永藤市長の「与党」とは思えないほど、補正予算の内容についての批判を含んでいて、いささか驚きました。
天気予報がめまぐるしく変わります。今朝の駅前議会報告の中止は天気の変化の読み間違えでしたが、まあ、お陰で臨時議会に集中できました。なお、明朝は予定がなかったのですが、JR浅香駅前での報告を繰り上げて実施します。